事例No.676繋がる3世帯・4世代の暮らし東京都杉並区　マンションリノベーション

1人暮らしをされていたおばあ様の住まいにお孫さんご家族が同居することになり、2世帯で暮らせるようリフォームしたいとご相談にいらっしゃいました。おばあ様の家の隣にはお孫さんのご両親が住まわれていることもあり、3世代で協力し合いながら暮らせる家にしたいとご希望でした。

テーマ

• おばあ様のために、慣れ親しんだものは雰囲気を変えずに
• お孫さん夫婦のためには、機能的で暮らしに合った提案を

ポイント
おばあ様がもともとメインで使われていたスペースをお孫さん世帯が使い、お手洗いに行きやすい部屋をおばあ様のお部屋にすることに。
おばあ様がメインで使われるお部屋にはミニキッチンと洗濯スペースを新設。シンプルで生活しやすい空間に仕上げました。おばあ様の思い入れのある和室や廊下は活かした間取りに。LDKはお隣に住まわれるご両親も集まって3世代みんなでくつろげるよう、分断されていたリビングダイニングをつなげ、奥に孤立したキッチンも手前に移動、一体感のある広々とした空間になっています。また湿気やにおいが気になる洗面・収納周りは珪藻土で快適な空間を保てるように工夫しました。

玄関からつながる廊下は、隣に住むご両親にとっても思い入れのある空間。そこで羽目板の壁や廻縁を残して再生、新しく貼りなおした無垢床と融合し家族みんなが納得の空間に生まれ変わりました。元々キッチンがあった場所は明るくて風通しが良く、中庭か見える特等席。そこで、お孫さんである奥様がくつろぎながら趣味を楽しめるパントリー兼ワークスペースにしました。LDKからつながる2室の間には広々としたWICを設け、左右に主寝室と子ども室を。家族の洋服が一箇所にまとまっているので、洗濯後の片付けもスムーズです。ご高齢のおばあ様の暮らしやすさと若い孫家族、どちらも気兼ねなく暮らせる仲良し2世帯になりました。