ゴミ箱はキッチンのどこに置く?スッキリ見えて使いやすいリノベ事例を拝見
キッチンには必要なアイテムが多く、リノベーションではそれぞれの置き場所に頭を悩ませがち。とくに「ごみ箱(ダストボックス)」は頻繁に使うけど、できればあまり目立たせたくないもののひとつです。そこで今回は、ゴミ箱をすっきりと置くことに成功しているリノベ事例を集めてみました。それぞれのキッチンのかたちに合わせて、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
- 「対面キッチン+背面収納にゴミ箱」は色を揃えてすっきり
- Ⅱ型のカウンター横にはデザイン性の高いゴミ箱を並べて
- パントリーに隠すなら、回遊&家事動線上が断然使いやすい
- 壁付けキッチンの場合その① 造作カウンターの下に隠して
- 壁付けキッチンの場合その② 木の壁を立てて収納棚を造作
- まとめ
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「対面キッチン+背面収納にゴミ箱」は色を揃えてすっきり
【戸建て|築31年|リノベ面積 約117㎡】
人気のペニンシュラ型対面キッチン。
カウンター下に背面壁側と、収納もたっぷりあって片付けやすいのがメリットです。
ゴミ箱は背面収納の下に、分別用に3つ並べました。
シンクからくるりと振り返ればゴミを捨てられるため、お料理動線もスムーズ。
白いキッチンに合わせて白いゴミ箱をセレクト。
定番の置き場所ですが、奥行きと色を揃えることでさらにスッキリ見えます。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.897 気分はすっかり西海岸!
Ⅱ型のカウンター横にはデザイン性の高いゴミ箱を並べて
【マンション|築26年|リノベ面積 約79㎡】
窓側に向いていたキッチンの向きを90度変えて、シンク側のみアイランドカウンターにしたⅡ型キッチン。
ゴミ箱はキッチンの隣に置き場所をつくり、ステンレスのカッコイイものを整然と並べました。
こちらのキッチン、プランの打合せの時からどこに何をしまうかをしっかり決めてリノベにのぞまれたそう。
冷蔵庫もゴミ箱もぴったり収まり、キッチンのすぐ横なので使いやすさも万全です。
ダイニング側とリビング側のどちらからも、ゴミ箱がうまく隠れています。
あらかじめ配置を決めておくことで、美しく使いやすいキッチンができあがるという好例です。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.957 Harmony with nature
パントリーに隠すなら、回遊&家事動線上が断然使いやすい
【マンション|築26年|リノベ面積 約52㎡】
こちらのおうちもキッチンの向きを90度変えてリノベーションしました。
リビングからはコンパクトにすっきりとまとまっており、冷蔵庫やゴミ箱も見当たりません。
実は奥にパントリーをつくって冷蔵庫は手前に、ゴミ箱はその奥に収納。
一見、奥まって使いづらそうに見えますが、パントリーからは廊下側にも抜けることができます。
ゴミをまとめて出す時は、直接玄関へアクセスできる回遊動線上にうまく配置しました。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.907 本も喜ぶ住まい
壁付けキッチンの場合その① 造作カウンターの下に隠して
【マンション|築41年|リノベ面積 約47㎡】
ここまでで「リビングから丸見えの壁付けキッチンの場合はどうしたら?」と思われた方もいるかもしれません。
このようにキッチンは壁に向いていても、ダイニングテーブルも兼ねられるカウンターを造作できます。
ゴミ箱はカウンターの中へ。
他にも、見せたくない調理家電などをここにしまうことで、カフェのようなキッチンを保っています。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.918 シンプルにカッコよく暮らす
壁付けキッチンの場合その② 木の壁を立てて収納棚を造作
【戸建て|築26年|リノベ面積 約85㎡】
壁付けキッチンの事例をもうひとつご紹介します。
こちらはカウンターのないタイプのキッチン。
ゴミ箱はどこへ?と思ったら、壁側に収納が造作されており、その中にありました!
リビング・ダイニングからは見えないのに、冷蔵庫のすぐ向いで使いやすい位置です。
収納不足が課題になりがちな壁付けキッチンも、リノベーションならうまく解決できますね。
木をふんだんに使ったデザインや、側面のコンセント電源もオーダーメイドならではの魅力です。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.930 既存の魅力+α
まとめ
ゴミの分別方法は自治体によって異なりますが、大きくは「生ごみ」「プラスチックごみ」「資源ごみ」「不燃ごみ」「粗大ごみ」に分かれていることが多いようです。日常で家の中にためていくのは「生ごみ」「プラスチックごみ」「資源ごみ」の3つで、そのためゴミ箱も2〜3個というおうちがほとんど。45Lのゴミ袋を入るサイズを中心に、無印良品やKEYUCAなど、シンプルなかたちのものが人気です。
奥行きや幅はもちろん、上部のふたの開き方によって収納場所のサイズが変わりますので、使いたいゴミ箱はプランニングの際に決めておくのがおすすめ。毎日のゴミの捨てやすさだけでなく、まとめて外に持っていくときの動線も考えて配置を考えましょう。