【プランナーに聞く】リノベーション会社でプランナーになるまでのキャリアパスとは?
リフォーム会社から転職を目指し、中途入社でスタイル工房へ。アドバイザーからスタートし、コーディネートプランナーを経て、プランナーになった経歴を持つ神田さん。
「未経験からでもリノベーション業界で働ける?」
「プランナーになるまでのステップは?」
「スタイル工房に入社したら研修制度はある?」
といった疑問をお持ちの方に向けて、実際に入社してからの経験を振り返りながら、神田さんにプランナーになるまでのステップをインタビューしました。
プランナー 神田智哉
二級建築士、インテリアコーディネーター
アドバイザーとして2017年にスタイル工房へ入社。現在はプランナーとして、数多くのリノベーション・リフォームのプランニングを担当しています。冒険のように旅をすることが好きで、世界一周一人旅をした経験も。
――――――――――――――――
目次
- リノベーション業界への転職後、プランナー職はアドバイザーからスタート
- リノベーション会社のキャリアパス①:アドバイザー期間で基礎知識を習得
- リノベーション会社のキャリアパス②:コーディネートプランナーとして1人で案件を担当
- リノベーション会社のキャリアパス③:入社7年目、フルリノベーションを手掛けるプランナーへ
- リノベーション業界でプランナーとして成長するために必要なスキルとは?
――――――――――――――――
リノベーション業界への転職後、プランナー職はアドバイザーからスタート
スタイル工房ではプランナーがお客様の窓口となり、打合せをはじめ、プラン提案、見積提案などを進めることが特徴です。一般的なリノベーション会社とは仕事の流れが違う面もありますので、リノベーション業界での実績がある方でも、まずはプランナーをサポートするアドバイザーからのスタートとなります。
リノベーション業界は未経験の方でも、研修期間やアドバイザーの仕事をしながら建築関係の知識などを身に付けることで、ステップアップすることが可能です。
また、新卒入社の場合は、新卒研修の後にリノベーション業界の基本知識や技術などを学ぶアドバイザー・設計アシスタントの期間があります。
リノベーション会社のキャリアパス①:アドバイザー期間で基礎知識を習得
研修後はプランナーに付いて、アドバイザーとして働きます。プランナーの指示を受けて、お客様との打合せコーディネート、お客様との連絡、CADでの図面作成、サンプル手配、見積編集などの幅広い業務を担当しながら、リノベーションに関する知識を積み上げていきます。
私も2年程リフォーム会社での経験はありましたが、リノベーション業界は未経験でしたので、アドバイザーからスタートしました。建築の知識もなく、図面も書いたことがなかったので、最初は学ぶべきことが多くて大変でした。
当時はまだ経験も浅く、目の前の仕事で手一杯でしたが、CADによる図面作成、建築・商材の知識、お客様との打合せ、見積の作成など、アドバイザー期間の経験はプランナーになった今も役立っています。
リノベーション会社のキャリアパス②:コーディネートプランナーとして1人で案件を担当
スタイル工房ではアドバイザーを経験した後、次のステップとしてコーディネートプランナーがあります。コーディネートプランナーはまず、「部分リノベ」の案件を担当し、経験を積んでいきます。リノベーションの担当者として、お客様とともにプランを作成するため、より重要な仕事を任される一方でやりがいのある職種です。
私の場合は、入社3年目あたりからアドバイザーの業務を行いながら「部分リノベをやってみる?」と先輩プランナーにチャンスをいただき、初めてのプラン作成を行いました。その後、「部分リノベ」の実績を増やしていくことで、段階を踏んでコーディネートプランナーにステップアップしました。
前職での経験や成長速度によりますが、スタイル工房ではアドバイザーを3年前後経験して、小~中規模の物件をおおよそ一人で完結できる力がついてきたときに、コーディネートプランナーにステップアップする人が多いです。
リノベーション会社のキャリアパス③:入社7年目、フルリノベーションを手掛けるプランナーへ
スタイル工房のプランナーは、戸建て・マンションのフルリノベーションの初期提案からプロジェクト管理までを一貫して担当します。「部分リノベ」に比べて、難易度が各段に高くなるため、より専門的な建築知識やリノベーションの経験・実績が求められます。
プランナーになるためには、ある程度の道のりが必要ですが、「リノベーションを通して目の前の人を喜ばせたい」と思い、プランナーになることを目標に入社しましたので、目標を達成できたことは一つの区切りになりました。
コーディネートプランナーからプランナーになる期間は一人一人違いますが、さまざまな案件を担当し、着実にスキルや経験を身に付けていけば、必ずプランナーへの道は開けていくと思います。
リノベーション業界でプランナーとして成長するために必要なスキルとは?
アドバイザーの期間は、プランナーに付いて複数の物件を担当することも多く、やることはたくさんあります。一方で先程も話しましたが、この時期に学ぶ建築・商材の知識、図面を描く能力、お客様とのコミュニケーション方法などは、コーディネートプランナーやプランナーになった際、非常に役立ちます。逆に言えば、そうした知識や経験がなければ、お客様の住まいづくりを一人で担当することは到底できません。
実は私もアドバイザーの頃は「早く独り立ちしてプランを作りたい」と考えてましたが、先輩プランナーに付いて様々なことを学ぶ機会がなければ、お客様に満足していただけるプランはつくれないと思います。
正直、忙しくて大変な時期もありましたが、そうして知識を身に付けながらステップアップしてきたことで、現在のプランナーとしての自分があるのだと確信しています。