Vol.1 社長に聞いた「僕たちがモデルルームをつくった理由」
2018年7月13日(金)
リノベーションのリアルな現場をお伝えする「リノベ密着レポ」。第8弾は、スタイル工房としては初めてのモデルルームができるまでをレポートします。第1回目となる今回は、いきなり社長を直撃!
そもそもどうして、ショールームでなくモデルルーム?会社としてここで実現したいこととは?を聞いてきました。
仲間が増えた!オフィスも満員御礼に
平成元年に創業したスタイル工房。30年目を迎える今年、浜田山店、南青山店、横浜店に続き、新高円寺オフィスと、同ビル内にモデルルームとがオープンしました。
既存の3店舗は、それぞれオフィス機能とショールームを備えていますが、今回新たにできた新高円寺オフィスは、スタイル工房としては初めてとなるモデルルーム併設。
LDKはもちろん玄関から水まわり、居室までを備えた空間は、そのまま住むことすら可能です。
どうしてこのようなかたちになったのでしょうか。
それには、社長のある思惑がありました。
普段はあまり表に出たがらないシャイな三上社長
…と、その前に、モデルルームより3ヶ月早くオープンした新高円寺オフィス。
こちらは駅徒歩30秒・ビル最上階といううらやましい環境のもと、スタイル工房の若手スタッフを中心としたメンバーが働いています。まずは、こちらのオープンの経緯から。
新高円寺オフィス内の様子(左)と、窓からの眺望(右)
「単純に、スタッフが増えて、浜田山店が手狭になってしまったという理由が大きいです。新高円寺のビルの最上階が空いたというので若手メンバーを中心にオフィスを移動しました」
若手メンバー中心というのは、なにか理由があるのでしょうか?
「おかげさまでスタイル工房も、20代から60代まで幅広い年齢のスタッフに恵まれるようになりました。なかでも中軸となる30代、40代にはベテランのDNAを引き継ぐとともに、若手にそれを伝えるマネジメント力も培ってもらう必要があります。もっと自由な環境で、自分たちで創り上げる喜びも感じてほしいと思い、オフィスのデザインなども任せました」
確かに、黄色い壁や現しの天井がこれまでの店舗よりもカジュアルでフレッシュなイメージもありますね。
スタッフがイキイキとお仕事している姿が印象的でした。
高円寺オフィスのオフ風景(左)とエントランス(右)。並んでいる靴も若い!
「モデルルーム」だからこそできること
オフィス開設から約4ヶ月、同ビル3階にオープンしたモデルルームの正式名称は「リノベーションギャラリー」。
すでに初めてのセミナーも行い、スタッフやお客さんの打合せなどもここで行います。
こちらをショールームでなく、モデルルームとしたことに理由はあるのでしょうか?
「オフィスと同じビルで空いたのが、たまたま住居として使っていたフロアだったんです。せっかくなら、そのまま住めるような形で自分たちが理想とするリノベーションをすることで、『ウチはこんなリノベやってます』と自己紹介できる空間にするのもいいなと」。
高円寺リノベーションギャラリープラン
「また、見た目だけでなく、鉄骨造の築28年の住居を、住宅性能も含めてきちんと課題解決することで、こんなに住み心地が変わるんだ!と感じてもらうことも狙いです」
Before。2LDKのごく普通の間取りで、駅近3Fということもあり窓からはお向かいの住居が
その言葉どおり、デザインはもちろん床暖房も断熱工事も施し、かなり「居心地」が向上しているのがポイントです。
お世辞にも良いとは言えない眺望についても、ベランダを緑化することで気持ちのよいLDKに。
確かに、ショールームで切り取って見せるよりも、「住まいが変わったこと」が格段に分かりやすくなっています。
After。バルコニーにウッドデッキを敷きグリーンが入ることで窓からの景色が一変
「正直な話、ここまで全面的にやるつもりは最初はなかったんだけど(笑)。これまでの経験から、中途半端は良くないなって思い直したんです。リノベは決して安くはない買い物。中途半端なものを見せられても、やる価値が伝わらないだろう、と」。
住居として成り立つかたちの、リアルな「スタイル工房のリノベーション」。
そんな空間を、この先どのように使っていく予定でしょうか?
内に外に、リノベというカルチャーに出会える場所に
セミナーや打合せはもちろんですが、「社員のためにもめいっぱい使いたい」と社長。
「メーカーさんをお呼びしてスタッフ向けに建材の勉強会をするのもいいし、3拠点から人が集まれる場所にしたい」。
それは新高円寺オフィスを作ったときと同じ、「世代横断で自分たちの仕事を共有し、お互いに成長してほしい」との思いがもとになっているようです。
新高円寺モデルルーム玄関(左)とLDK(右)
また、「採用にも積極的に使いたい」と、新たなメンバーとなる人材との出会いの場としても期待しているそう。
「これまでのようなオープンスペースの打合せテーブルでなく、より親密に向かい合うことのできる空間でしか見えないこと、話せないこともあるのでは、と考えています」。
最後に、採用について「どんな人に来てほしいですか?」と質問してみました。
「いい仕事がしたい、まっとうな仕事がしたい、という方と一緒に働きたいですね。少々型破りでもいいから、自分の仕事は自分で作っていく、そのために柔軟に色々なことを吸収できる方がウチでは楽しめるんじゃないでしょうか」とのこと。
そんな社長の想いを受け取ったプランナー・渡辺のプランとはどのようなものだったのでしょうか?
次回はプランニングを中心に、高円寺モデルルームをご紹介していきます。
そもそもどうして、ショールームでなくモデルルーム?会社としてここで実現したいこととは?を聞いてきました。
仲間が増えた!オフィスも満員御礼に
平成元年に創業したスタイル工房。30年目を迎える今年、浜田山店、南青山店、横浜店に続き、新高円寺オフィスと、同ビル内にモデルルームとがオープンしました。
既存の3店舗は、それぞれオフィス機能とショールームを備えていますが、今回新たにできた新高円寺オフィスは、スタイル工房としては初めてとなるモデルルーム併設。
LDKはもちろん玄関から水まわり、居室までを備えた空間は、そのまま住むことすら可能です。
どうしてこのようなかたちになったのでしょうか。
それには、社長のある思惑がありました。
普段はあまり表に出たがらないシャイな三上社長
…と、その前に、モデルルームより3ヶ月早くオープンした新高円寺オフィス。
こちらは駅徒歩30秒・ビル最上階といううらやましい環境のもと、スタイル工房の若手スタッフを中心としたメンバーが働いています。まずは、こちらのオープンの経緯から。
新高円寺オフィス内の様子(左)と、窓からの眺望(右)
「単純に、スタッフが増えて、浜田山店が手狭になってしまったという理由が大きいです。新高円寺のビルの最上階が空いたというので若手メンバーを中心にオフィスを移動しました」
若手メンバー中心というのは、なにか理由があるのでしょうか?
「おかげさまでスタイル工房も、20代から60代まで幅広い年齢のスタッフに恵まれるようになりました。なかでも中軸となる30代、40代にはベテランのDNAを引き継ぐとともに、若手にそれを伝えるマネジメント力も培ってもらう必要があります。もっと自由な環境で、自分たちで創り上げる喜びも感じてほしいと思い、オフィスのデザインなども任せました」
確かに、黄色い壁や現しの天井がこれまでの店舗よりもカジュアルでフレッシュなイメージもありますね。
スタッフがイキイキとお仕事している姿が印象的でした。
高円寺オフィスのオフ風景(左)とエントランス(右)。並んでいる靴も若い!
「モデルルーム」だからこそできること
オフィス開設から約4ヶ月、同ビル3階にオープンしたモデルルームの正式名称は「リノベーションギャラリー」。
すでに初めてのセミナーも行い、スタッフやお客さんの打合せなどもここで行います。
こちらをショールームでなく、モデルルームとしたことに理由はあるのでしょうか?
「オフィスと同じビルで空いたのが、たまたま住居として使っていたフロアだったんです。せっかくなら、そのまま住めるような形で自分たちが理想とするリノベーションをすることで、『ウチはこんなリノベやってます』と自己紹介できる空間にするのもいいなと」。
高円寺リノベーションギャラリープラン
「また、見た目だけでなく、鉄骨造の築28年の住居を、住宅性能も含めてきちんと課題解決することで、こんなに住み心地が変わるんだ!と感じてもらうことも狙いです」
Before。2LDKのごく普通の間取りで、駅近3Fということもあり窓からはお向かいの住居が
その言葉どおり、デザインはもちろん床暖房も断熱工事も施し、かなり「居心地」が向上しているのがポイントです。
お世辞にも良いとは言えない眺望についても、ベランダを緑化することで気持ちのよいLDKに。
確かに、ショールームで切り取って見せるよりも、「住まいが変わったこと」が格段に分かりやすくなっています。
After。バルコニーにウッドデッキを敷きグリーンが入ることで窓からの景色が一変
「正直な話、ここまで全面的にやるつもりは最初はなかったんだけど(笑)。これまでの経験から、中途半端は良くないなって思い直したんです。リノベは決して安くはない買い物。中途半端なものを見せられても、やる価値が伝わらないだろう、と」。
住居として成り立つかたちの、リアルな「スタイル工房のリノベーション」。
そんな空間を、この先どのように使っていく予定でしょうか?
内に外に、リノベというカルチャーに出会える場所に
セミナーや打合せはもちろんですが、「社員のためにもめいっぱい使いたい」と社長。
「メーカーさんをお呼びしてスタッフ向けに建材の勉強会をするのもいいし、3拠点から人が集まれる場所にしたい」。
それは新高円寺オフィスを作ったときと同じ、「世代横断で自分たちの仕事を共有し、お互いに成長してほしい」との思いがもとになっているようです。
新高円寺モデルルーム玄関(左)とLDK(右)
また、「採用にも積極的に使いたい」と、新たなメンバーとなる人材との出会いの場としても期待しているそう。
「これまでのようなオープンスペースの打合せテーブルでなく、より親密に向かい合うことのできる空間でしか見えないこと、話せないこともあるのでは、と考えています」。
最後に、採用について「どんな人に来てほしいですか?」と質問してみました。
「いい仕事がしたい、まっとうな仕事がしたい、という方と一緒に働きたいですね。少々型破りでもいいから、自分の仕事は自分で作っていく、そのために柔軟に色々なことを吸収できる方がウチでは楽しめるんじゃないでしょうか」とのこと。
そんな社長の想いを受け取ったプランナー・渡辺のプランとはどのようなものだったのでしょうか?
次回はプランニングを中心に、高円寺モデルルームをご紹介していきます。