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Vol.11 マンションの「天井高」を考える 前編

2019年3月12日(火)
新築もいいけど、好きな街で、オリジナルの暮らしがしたいなら中古を買ってリノベーションするのがおすすめ!でも、中古物件ってどうやって探せばいいの?というギモンにお答えします。第11回目はマンションの「天井高」について解説いたします。購入するマンションの広さを判断する時に、ほとんどの方は「専有面積」の㎡数だけを見ているのではないでしょうか。もちろん、㎡数は直接的にマンションの広さを表します。しかしもうひとつ、マンションの広さを表す指標があり、それが「天井高」なのです。

不動産ブログ|リビング


天井高とは?

天井高とは、そのマンションの居室の床材の表面から、天井の仕上げ材の表面までの距離を表します。
つまり、実際に目に見える高さのことです。

引用:リノベーションラウンジ東京HPより

天井高に対して、構造材まで含めたひとつの階で占有する高さのことを「階高(かいだか)」といいます。

また、マンションの天井の構造の種類は「直(じか)天井」と「二重(にじゅう)天井」の2種類があります。
直天井とはコンクリートに対して直接壁紙等が貼られている構造、二重天井とはコンクリートに対して空間を空けて天井がつくられている構造です。
二重天井はコンクリートと天井の間に空間がありますので、そこに換気扇のダクトや
電気等の配線を通すことができます。


天井高の主流は2.4m程度、最近だと2.5m程度のものも

日本の現在のマンションは、建築基準法という法律で「居室の天井高は2.1m以上」と定められています。

ひと昔前は、テーブルや椅子などを使わず、畳の上に座って生活をするスタイルが主流でした。
そのため、天井高も低く設計されていたのです。
築年数が30年以上の古い団地などでは、居室の天井高が2.2〜2.3mが主流です。

対して、比較的新しいマンションでは2.5m程度の天井高の物件が多くなっています。
マンションによっては、2.6m以上の場合もあります。


リノベーションで天井高は変えられる?

では、リノベーションによって天井高を高くすることはできるのでしょうか?

答えは「マンションによって異なる」です。

二重天井構造のマンションの場合は、天井の仕上げ材を撤去し、コンクリートをむき出しの状態にすれば、その分の天井高を高めることはできます。
ソリッドな印象を与えるため、無骨な味わいや倉庫風カフェのインテリアが好きな人には人気があります。
天井高の低い古い団地のリノベーション事例などでよく見かけますね。

ただし、コンクリートをむき出しにすることで、上階からの騒音に対する防音性や、断熱性が下がってしまうこともあり得ます。
また、マンションの規約などで工事ができない場合もあるため、注意しましょう。

直天井構造の場合は、コンクリートの面に仕上げを施しているため、それ以上天井高を高めることはできません。

*写真はイメージです
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