驚きの工夫がいっぱい！現場見学会レポート(2019年4月7日(土)開催)

春らしい陽気に包まれた4月7日(日)、お施主様のご厚意により、現場見学会を開催いたしました。



64㎡に3世代が暮らされるお住まい。細かい収納のつくりこみや住宅地ならではの採光の取り方など、思わず「なるほど！」と声を上げてしまうような工夫がたくさん詰まっていて、見ごたえのある見学会でした。ご来場された方にも規模感や工夫点、素材感が参考になったという嬉しい声をたくさんいただきました。

それでは、今回も見どころをご紹介していきます！
 

１．とにかく収納を！つくりこむから実現できた驚きの収納スペース。

今回のお住まいで一番の見どころは収納の工夫。
まずは、キッチン。キッチン横の食器収納、キッチン背面にはカウンタータイプの家電収納を造作。ダイニングの壁にも可動棚をたっぷり設けています。


...とここまでは普通。
驚いたのは階段収納。階段下はもちろん…


階段の蹴込み部分正面、側面まで！


正面の1段～3段目まではカラーボックス用の収納ボックスがぴったり納まるサイズに。これも全てオリジナルの造作だからできるワザ。

玄関ホールの上や玄関框の下にも収納が。随所に設けられた収納でスッキリ暮らせそうですね。

 

２．外からの視線を遮りつつ、窓位置、床素材の工夫で十分な採光を実現

家族団らんの場でもある、ダイニング。前の通りを行く人の視線が気にならないよう、窓を高窓に変更。


さらに2階床の一部をグレーチングにするという工夫で、以前は暗かったというダイニング部分が、夕方になっても電気をつける必要をほとんど感じないほど、しっかり採光が取れていました。

 

３．遊び心を忘れない！子どもに嬉しいフリースペース

2階にある第2のリビングには、体を動かすことが大好き！というお子さんのために「ウンテイ」と「クライミングウォール」が！雨の日でもしっかり体を動かして遊べそう。
 

４．再利用できるものは思い出とともに残す

フルスケルトンで改修された今回のお住まいですが、既存も一部再利用。
キッチン横の食器収納の扉は、元々あった造り付け収納の扉。その横にある既存の柱と並び、新しいお住まいに自然に溶け込んでいます。



一見新品に見えますが、実はキッチンの「ガスコンロ」も既存のもの。キッチン本体は新しい設備ですが、コンロ部分だけ「いいものだし、まだ使えるね」ということで再利用されたそうです。職人さんが懸命に磨いてくださったので、言われなければ再利用とは気付きません！

随所にこだわりの工夫が詰まったお住まい、いかがでしたでしょうか。
見学にいらっしゃった方にも参考になったなら嬉しいです。

次回は4月20日(土)に新築の完成現場見学会を開催。
ご実家とその隣にあるアパートを建て替え、3世帯が暮らすための長屋風お住まいに！
その1室をご覧いただけます。
スタイル工房の新築を見ていただける貴重な機会です。是非ご来場ください。

詳細・お申込みはこちら：2019年04月20日（土）家族の新しい住まい方　3世帯で暮らす現代の長屋