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「昔ながらの大工だから」

2020年2月7日(金)
大工さんは、あらゆる現場で骨組みや床・壁・天井の下地を作る職人。その仕事は、お客様の目に直接触れることはあまりありません。しかし、下地こそ仕上がりに大きな影響を及ぼすもの。家の美しい仕上がりは、大工さんの腕にかかっているといっても過言ではないのです。

工事部ブログ|大工さん
スタイル工房とのお付き合いは4年以上になる大工のTさん。プライベートでの付き合いもあるという、施工管理の松田はTさんについて、こう話します。
「スタイル工房のリノベーションは、既存のものを再利用する場合もあり、とにかく複雑な現場が多い。既存のものと新しくするものの、取り合いの場所など、図面通りにはいかない事もあります。どう納めるかその現場の状況とお客様の希望などを考えて、無理難題にも真っ向から向き合って対応してくれるのが、Tさんです」。

工事部ブログ|大工さん 作業中
設計の水村も、Tさんへ全幅の信頼を寄せるスタッフのひとり。「設計者側が何を言いたいか、イメージしているものを組み取って作ってくれ、かつアドバイスもくれるので、言葉足らずな私の説明でも、イメージ通りの完璧な仕上がりにしてくれます」と話します。

工事部ブログ|大工さん ドリル
この日伺ったお家は、天井・壁が塗装仕上げというお住い。珪藻土や塗装は、下地をひろいやすく、下地の出来が悪かった場合、他でリカバリーするという事は一切できません。シンプルな意匠ほど、大工さんの技術がそのまま完成に反映されるのです。天井・壁・床それぞれ下地から石膏ボードまで、見えなくなる箇所だからこそプライドを持って一つひとつを、作り上げていくTさん。当たり前のように、難なく作業をすすめていくTさんの姿を見ていると、なんだか簡単にできてしまうのではないかと、一瞬錯覚してしまう程。それほど無駄な動きのない、流れるような作業風景でした。

工事部ブログ|大工さん 正面
大工として大事にしている事を伺ったところ、
「私たち大工は、完成したらまた別の現場へと行きますが、お客様はそこに住み続けます。だからこそ、リノベーション工事がご近所の方の迷惑にならないように、完成後の事も考えながら進めています。それは職人同士でも同じ。現場でトラブルにならないように、お互いへの気遣いは必要ですね。工事がスムーズに進む事が、そのままきれいな仕上がりへとつながっていく、と思っています。」との事。

「スタイル工房のリノベーションは、今まで扱った事のない素材や製品や、やったことがない事もあるので、新しい発見と面白さがありますね。私は、昔ながらの大工なので(笑)、覚えざるを得ないという状態にならないとなかなか新しいものに触れる機会がないので、勉強になります。」と最後に話してくださいました。
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