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Vol.20<前編>マンションのお風呂にはどんな種類があるの?

2020年8月4日(火)
新築もいいけど、好きな街で、オリジナルの暮らしがしたいなら中古を買ってリノベーションするのがおすすめ!
でも、中古物件ってどうやって探せばいいの?というギモンにお答えします。
今回は、お風呂についてのお話です。

今から約50年前には約6~7割程度だった日本の住宅の浴室保有率ですが、いまや95%以上※。
賃貸等を除いた持ち家だけでは99%を超えています。
どこのお住まいにも必ずあり、毎日の疲れを癒してくれるありがたい存在であるお風呂。
そんなお風呂には、在来工法のお風呂とユニットバスの2種類があることをご存知でしたでしょうか?

※総務省統計局「住宅・土地統計調査」

不動産ブログ|中古を買ってリノベ お風呂

「在来工法」と「ユニットバス」とは?

在来工法・・・コンクリートやコンクリートブロックで床や壁をつくり、タイルやモルタルで仕上げられたお風呂のことをいいます。
築30年以上などの築年数の比較的古いマンションで多くみられる工法です。
 
ユニットバス・・・メーカーの工場でつくられた壁、床、浴槽を現場で組み立てて設置する1体型のお風呂のことです。
比較的築年数の浅い物件では、ほとんどがこのユニットバスが採用されています。


在来工法のメリットとデメリット

在来工法のお風呂のメリットは、サイズやタイルのデザインなどをすべてオーダーメイドでつくれること。
いちからつくるため、床材や壁材、浴槽などを自分の好みに応じてセレクトすることができます。
たとえば高級感のある大理石のお風呂や、高級旅館のような檜(ひのき)風呂などのこだわりが実現できます。

一方で、在来工法のお風呂は職人さんの手ですべてつくり上げるため、ユニットバスに比べて工事期間も長く、費用も高くなるというデメリットがあります。
また、ユニットバスに比べるとどうしても防水性能が劣る場合が多く、水漏れなどのリスクも高くなります。
そのため、定期的なメンテナンスが必要です。


ユニットバスのメリットとデメリット

一方、ユニットバスは、基本的には既製の部材を組み立てるだけなので工事期間が短く、
費用も在来工法に比べるとおさえることができます。
工場でつくられるため品質も均一で、防水性や断熱性が優れているというメリットがあります。
最近では様々なデザイン・仕様のユニットバスが開発されているので、ある程度は好みのデザインのお風呂を実現することが可能です。

デメリットは、既存のデザインから選ぶ必要があることと、
サイズの規格が決まっているので、マンションの構造によっては小さいサイズのものしか設置できないリスクがあることです。
しかし最近では、規格品よりも割高ではあるものの、サイズをオーダーできるユニットバスもあります。

ユニットバスのサイズは1216、1316、1418、1620など4桁の数字で表されており、
上2桁と下2桁が浴室内のそれぞれの辺の長さを意味しています。
たとえば「1216」のお風呂は、浴室内の寸法が120cm×160cmということになります。
1418くらいのサイズがあると、一般的な体格の大人がゆったりと足を伸ばして入れるイメージです。

中古マンションの場合は書かれていないことも多いですが、
間取り図の浴室の箇所に4桁の数字が記載されている場合はサイズを表しているので、覚えておくとよいでしょう。

*写真はイメージです
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