マンションの梁やPS。ジャマな出っ張りもアイデア次第でアクセントに
2020年11月15日(日)
マンション特有の、壁の出っ張りやPS(パイプスペース)。構造上強度を保つために必要な梁や、中に水道管やガス管などが通っているパイプスペース(PS)は、スケルトンリノベでも撤去できないものが多いのです。
場所によっては空間を圧迫したり、「コレがなければ開放感があるのに!」と、なにかと邪魔モノ扱いされがちな梁やPS。
でも、うまく生かせば、空間を魅力的にしてくれるんです。
「コレいいね♪このままいこう」補修用の板張りを残して
マンションリノベでは、個室を取り込んでリビングを広げた時に、壁だった部分に梁が残ることが多くあります。
こちらのおうちも南面2室をLDKに取り込んだ時に、天井に梁が残ってしまいました。
天井は上げて躯体のコンクリートを現しにしているのですが、梁はあえて補修用に貼った板のままに。
というのも、天井のコンクリートの質感と、ラフに張った板の素材感がしっくりと馴染んだから。
パッチワークのようにつぎ合わされた木の雰囲気をお客様が気に入り、このまま残すことになりました。
好きな色を使って楽しむ空間のデザインの一部となっています。
上記事例詳細はこちらから
No.438 ビンテージマンションを自分色に
フローリング材を貼って、板張り天井のような上質感
同じ板張りでも、大人っぽい印象にすることも。
和室だった部分を小上がりの畳コーナーにしたリビングです。
やはり和室との境目には梁がありますが、無垢材のように見えるパネル材を貼りました。
邪魔モノだった梁が、あえてこのようにデザインされた下がり天井のように見えてきます。
畳コーナーはタモ材で造作した引き戸で仕切ることもできます。
木目が美しく調和した、上質な雰囲気の仕上がりになっていますね。
上記事例詳細はこちらから
No.511 アイディア収納でスッキリ暮らす
タイルを貼ればぐっと高級感&重厚感が
つづいてはパイプスペースの柱の活用法です。
独立していたキッチンをオープンにリノベし、PSの柱には
キッチン背面に貼ったものと同じタイルを貼り、空間のアクセントにしています。
タイルという重厚な素材を貼ることで、空間に華やぎと高級感がプラスされます。
濃い目のチーク無垢材の床とウォールナットの造作家具も、横長のタイルとよく合っていますね。
上記事例詳細はこちらから
No.163 自分たちの「好き」をカタチにした住まい
モザイクタイルならLDK空間の主役にも
同じくキッチンとダイニングの間のPSですが、柱の形とタイルの種類でガラリと雰囲気が変わります。
こちらのおうちのPSは柱を丸く、白く透明感のあるモザイクタイルを貼りました。
タイルが窓からの光にキラキラ輝いて、主役級の存在感。
この柱ひとつで、LDKが地中海リゾートのような爽やかな空間になりました。
上記事例詳細はこちらから
No.384 皆が集う 明るくキラキラLDK
あえて梁と柱をプラスするアイデアも
ここまでは柱と梁を隠す工夫が中心でしたが、新しくつくって加えるリノベもあります。
天井を上げて独立していたキッチンをオープンに、LDKに取り込んだこちらのマンション。
天井と、キッチンの壁があった部分の梁は白く塗装してすっきりと。
壁を一部アースカラーに塗装したリビング部分は、既存の梁の下に木で梁をつくりました。
この梁の部分に将来は壁をつくり、お子様の将来の部屋にする予定なのだそう。
壁側は古材で棚板もつけて飾り棚としても使えるようにしています。
梁と柱をつくることで、広い空間がゾーニングされて使いやすくなるというメリットもあります。
上記事例詳細はこちらから
No.385 斜めの廊下と梁でラインを引き広がりのある空間に
まとめ
マンションでは抜けない梁や壁があることも多く、思うようにリノベーションができないといった事態になることも。中古物件を探すときは、エリアや予算にばかり目が行ってしまいますが、理想のリノベーションができるかどうかも視野に入れて探すとよいでしょう。
ワンストップリノベなら、購入前にリノベーションのプロができること、できないことをある程度判断してくれるため、安心です。腰壁などでも抜けないものが出てくる場合もありますが、デザインでカバーできることも多いのです。
こちらは腰壁をコンクリートの現しにして、帰って家族のお気に入りになった例。
上記事例詳細はこちらから
No.673 シックな空間が家族の時間を包む
腰壁があることで、かえって家具などが配置しやすくなっています。
場所によっては空間を圧迫したり、「コレがなければ開放感があるのに!」と、なにかと邪魔モノ扱いされがちな梁やPS。
でも、うまく生かせば、空間を魅力的にしてくれるんです。
「コレいいね♪このままいこう」補修用の板張りを残して
マンションリノベでは、個室を取り込んでリビングを広げた時に、壁だった部分に梁が残ることが多くあります。
こちらのおうちも南面2室をLDKに取り込んだ時に、天井に梁が残ってしまいました。
天井は上げて躯体のコンクリートを現しにしているのですが、梁はあえて補修用に貼った板のままに。
というのも、天井のコンクリートの質感と、ラフに張った板の素材感がしっくりと馴染んだから。
パッチワークのようにつぎ合わされた木の雰囲気をお客様が気に入り、このまま残すことになりました。
好きな色を使って楽しむ空間のデザインの一部となっています。
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No.438 ビンテージマンションを自分色に
フローリング材を貼って、板張り天井のような上質感
同じ板張りでも、大人っぽい印象にすることも。
和室だった部分を小上がりの畳コーナーにしたリビングです。
やはり和室との境目には梁がありますが、無垢材のように見えるパネル材を貼りました。
邪魔モノだった梁が、あえてこのようにデザインされた下がり天井のように見えてきます。
畳コーナーはタモ材で造作した引き戸で仕切ることもできます。
木目が美しく調和した、上質な雰囲気の仕上がりになっていますね。
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No.511 アイディア収納でスッキリ暮らす
タイルを貼ればぐっと高級感&重厚感が
つづいてはパイプスペースの柱の活用法です。
独立していたキッチンをオープンにリノベし、PSの柱には
キッチン背面に貼ったものと同じタイルを貼り、空間のアクセントにしています。
タイルという重厚な素材を貼ることで、空間に華やぎと高級感がプラスされます。
濃い目のチーク無垢材の床とウォールナットの造作家具も、横長のタイルとよく合っていますね。
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No.163 自分たちの「好き」をカタチにした住まい
モザイクタイルならLDK空間の主役にも
同じくキッチンとダイニングの間のPSですが、柱の形とタイルの種類でガラリと雰囲気が変わります。
こちらのおうちのPSは柱を丸く、白く透明感のあるモザイクタイルを貼りました。
タイルが窓からの光にキラキラ輝いて、主役級の存在感。
この柱ひとつで、LDKが地中海リゾートのような爽やかな空間になりました。
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No.384 皆が集う 明るくキラキラLDK
あえて梁と柱をプラスするアイデアも
ここまでは柱と梁を隠す工夫が中心でしたが、新しくつくって加えるリノベもあります。
天井を上げて独立していたキッチンをオープンに、LDKに取り込んだこちらのマンション。
天井と、キッチンの壁があった部分の梁は白く塗装してすっきりと。
壁を一部アースカラーに塗装したリビング部分は、既存の梁の下に木で梁をつくりました。
この梁の部分に将来は壁をつくり、お子様の将来の部屋にする予定なのだそう。
壁側は古材で棚板もつけて飾り棚としても使えるようにしています。
梁と柱をつくることで、広い空間がゾーニングされて使いやすくなるというメリットもあります。
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No.385 斜めの廊下と梁でラインを引き広がりのある空間に
まとめ
マンションでは抜けない梁や壁があることも多く、思うようにリノベーションができないといった事態になることも。中古物件を探すときは、エリアや予算にばかり目が行ってしまいますが、理想のリノベーションができるかどうかも視野に入れて探すとよいでしょう。
ワンストップリノベなら、購入前にリノベーションのプロができること、できないことをある程度判断してくれるため、安心です。腰壁などでも抜けないものが出てくる場合もありますが、デザインでカバーできることも多いのです。
こちらは腰壁をコンクリートの現しにして、帰って家族のお気に入りになった例。
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No.673 シックな空間が家族の時間を包む
腰壁があることで、かえって家具などが配置しやすくなっています。