リノベしたお家の「その後」が見たい!OB訪問 〜リノベして10年。変わるもの、変わらないもの N様邸(後編)〜
2020年11月29日(日)
10年前にリノベーションしたN様へのOB訪問。IKEAの家具やキッチンをたくみに使ったN邸は、現在も変わらずワクワクするような空間でした。お話はリビングから寝室、キッズスペースへ。前編に引き続き、Q&A形式でお届けします。
リノベしたお家の「その後」が見たい!OB訪問 〜リノベして10年。変わるもの、変わらないもの N様邸(前編)〜
無垢の床、10年間のお手入れは?
―リノベーションでは、パイン材の床に薄いグレーの塗装をされましたね。
おく様●そうですね、家具や雑貨は色のあるものを選ぶことが多いので、床は押さえたトーンで。
だんな様●ざっくりした感じが好きなんですよね。壁のここ(廊下の壁)も、クロスをはがしたまんま、途中から漆喰を塗装したのを残しています。あえてラフな感じが楽しいかなと思って。
―床もいい感じに艶が出てきています。無垢材のお手入れはどのようにされていましたか?
おく様●普段は、掃除機をかけてウエットシートで軽く水拭きするくらいですね。
だんな様●ワックスも、かけたことないですね。不自然にテカる感じがあまり好きじゃないので。ラフに使ってきて、こうなったという感じです。
おく様●年末の大掃除のときも、床には特別なことはしていないです。
インテリアのインスピレーションはどこから?
―N様のおうちといえば、色をたくさん使っているのに調和していて、まるで外国のお家のようなセンスのよさが人気です。
おく様●色のあるものをついつい選んでしまうんです。身につけるものはモノトーンが中心なのですが、そのぶん自分の目に入るもの、例えば雑貨を選ぶときはベージュや黒より赤!ってなりますね。
だんな様●おかげさまで、IKEAからの取材も受けました。IKEA内でもウチは注目されているみたいです。
―世界中に発行されているIKEAの広報紙にも取り上げられたのですよね!
リビングが話題の中心ですが、スタイル工房では寝室もマネしたい!という方が多いんです。
おく様●寝室は壁を水色に、天井を深いブルーに塗装してもらいました。眠るときは寒色のほうが落ち着くと聞いたので。
だんな様●確か、最後に少しだけ予算に余裕が出て、どうする?という話になり、塗装してもらったんだっけ。リノベーション当時はここで3人で寝ていました。
おく様●子どものベッドがなくなったぶん、サイドボードなどを置けるようになりました。照明とファブリック類も新調していますね。
―この、サイドボードとランプを両サイドにホテルのように置いたり、色と柄の組み合わせも、なかなか普通ではできないと思います。インテリアのセンスはどこで磨かれたのでしょうか。
おく様●うーん、私は子どもの頃からアメリカの映画が大好きで、今もたくさん見ているので、そのあたりからは影響を受けているかも。特に、1970年代のアメリカの広告やポスターのビジュアルが大好きですね。
だんな様●雰囲気はヴィレッジヴァンガードとか、横田基地の感じに近いのかもしれません。インテリアについては、夫婦で意見が割れたことはほぼありませんね。
キッズスペースのシンボルは健在
―10年間では、キッズスペースがやはり一番変わった場所でしょうか。リビング側がギャラリーのようになっていますが、こんなオシャレな家具があるのですか。
おく様●これは、棚の裏側にあたるので、もともとは無地のフラットな板だったんです。外国の本の、いいなと思うページを切り取って、両面テープで貼りました。
棚板の裏側にあたる部分がなんとも楽しいビジュアルに。このセンスに一同ため息でした。
―キッズコーナーの黒板などは健在ですね。
だんな様●そうですね。隣にも黒板ボードが貼られたチェストを置いて、統一感が出るようにしました。
おく様●あと、廊下にあるネズミのお家(トイレ配管の出っ張りを隠すためにプランナーが提案した部分)は、子どもが大きくなった今もお気に入りの場所。両サイドに雑貨を置いて楽しんでいます。
―それでは最後に、もしご友人など親しい人がリノベーションとしたら、どんなアドバイスをしてあげたいですか。
だんな様●最初から完璧にしようと思わなくていいよ、かなぁ。飽きたときに足したり引いたりできる余地を残しておいた方がいいと思います。
おく様●そうですね、自分がどういうモノ、デザインを選ぶかって、自分の状態にけっこう左右されると思うんです。住んでいるときに快適に感じるかどうかも日々の状況で変わるので、固定せず、変えられるようにしておくといいよって言うかな。
―フレキシブルに変えられることもリノベーションの良さのひとつですが、10年間の重みがあると説得力が違います。家族のライフスタイルが変わっても「好き」を大切に、楽しく暮らすことは変わらない。そんな当たり前に、改めて気付かされたOB訪問でした。
→このお家の施工事例はこちらから
リノベしたお家の「その後」が見たい!OB訪問 〜リノベして10年。変わるもの、変わらないもの N様邸(前編)〜
無垢の床、10年間のお手入れは?
―リノベーションでは、パイン材の床に薄いグレーの塗装をされましたね。
おく様●そうですね、家具や雑貨は色のあるものを選ぶことが多いので、床は押さえたトーンで。
だんな様●ざっくりした感じが好きなんですよね。壁のここ(廊下の壁)も、クロスをはがしたまんま、途中から漆喰を塗装したのを残しています。あえてラフな感じが楽しいかなと思って。
―床もいい感じに艶が出てきています。無垢材のお手入れはどのようにされていましたか?
おく様●普段は、掃除機をかけてウエットシートで軽く水拭きするくらいですね。
だんな様●ワックスも、かけたことないですね。不自然にテカる感じがあまり好きじゃないので。ラフに使ってきて、こうなったという感じです。
おく様●年末の大掃除のときも、床には特別なことはしていないです。
インテリアのインスピレーションはどこから?
―N様のおうちといえば、色をたくさん使っているのに調和していて、まるで外国のお家のようなセンスのよさが人気です。
おく様●色のあるものをついつい選んでしまうんです。身につけるものはモノトーンが中心なのですが、そのぶん自分の目に入るもの、例えば雑貨を選ぶときはベージュや黒より赤!ってなりますね。
だんな様●おかげさまで、IKEAからの取材も受けました。IKEA内でもウチは注目されているみたいです。
―世界中に発行されているIKEAの広報紙にも取り上げられたのですよね!
リビングが話題の中心ですが、スタイル工房では寝室もマネしたい!という方が多いんです。
おく様●寝室は壁を水色に、天井を深いブルーに塗装してもらいました。眠るときは寒色のほうが落ち着くと聞いたので。
だんな様●確か、最後に少しだけ予算に余裕が出て、どうする?という話になり、塗装してもらったんだっけ。リノベーション当時はここで3人で寝ていました。
おく様●子どものベッドがなくなったぶん、サイドボードなどを置けるようになりました。照明とファブリック類も新調していますね。
―この、サイドボードとランプを両サイドにホテルのように置いたり、色と柄の組み合わせも、なかなか普通ではできないと思います。インテリアのセンスはどこで磨かれたのでしょうか。
おく様●うーん、私は子どもの頃からアメリカの映画が大好きで、今もたくさん見ているので、そのあたりからは影響を受けているかも。特に、1970年代のアメリカの広告やポスターのビジュアルが大好きですね。
だんな様●雰囲気はヴィレッジヴァンガードとか、横田基地の感じに近いのかもしれません。インテリアについては、夫婦で意見が割れたことはほぼありませんね。
キッズスペースのシンボルは健在
―10年間では、キッズスペースがやはり一番変わった場所でしょうか。リビング側がギャラリーのようになっていますが、こんなオシャレな家具があるのですか。
おく様●これは、棚の裏側にあたるので、もともとは無地のフラットな板だったんです。外国の本の、いいなと思うページを切り取って、両面テープで貼りました。
棚板の裏側にあたる部分がなんとも楽しいビジュアルに。このセンスに一同ため息でした。
―キッズコーナーの黒板などは健在ですね。
だんな様●そうですね。隣にも黒板ボードが貼られたチェストを置いて、統一感が出るようにしました。
おく様●あと、廊下にあるネズミのお家(トイレ配管の出っ張りを隠すためにプランナーが提案した部分)は、子どもが大きくなった今もお気に入りの場所。両サイドに雑貨を置いて楽しんでいます。
―それでは最後に、もしご友人など親しい人がリノベーションとしたら、どんなアドバイスをしてあげたいですか。
だんな様●最初から完璧にしようと思わなくていいよ、かなぁ。飽きたときに足したり引いたりできる余地を残しておいた方がいいと思います。
おく様●そうですね、自分がどういうモノ、デザインを選ぶかって、自分の状態にけっこう左右されると思うんです。住んでいるときに快適に感じるかどうかも日々の状況で変わるので、固定せず、変えられるようにしておくといいよって言うかな。
―フレキシブルに変えられることもリノベーションの良さのひとつですが、10年間の重みがあると説得力が違います。家族のライフスタイルが変わっても「好き」を大切に、楽しく暮らすことは変わらない。そんな当たり前に、改めて気付かされたOB訪問でした。
→このお家の施工事例はこちらから