自在に光を通す建材!「グレーチング」をご存じですか?
2021年4月25日(日)
住宅密集地など、採光が十分ではない場所でのリノベーションに活躍中の建材「グレーチング」。側溝などの蓋になっている網状の金属、といえば「ああアレね」となるのではないでしょうか。
最近はFRP(ガラス繊維強化プラスチック)製の軽く半透明のグレーチングも生まれ、ますます活躍の幅が広がりました。どんなふうに使われているのか、施工例をご紹介します。
最初は、お祖母さまから譲り受けたおうちを住み継いだリノベーションです。
想い出深い家の面影をなるべく残しながら、住みやすいおうちにしたいとのご希望でした。
課題は、三方を隣家に囲まれた住宅密集地であること。
このような場合、1階から2階にLDKを移すことが多いのですが、雰囲気や使い勝手はかなり変わってしまいます。
そこで、LDKは1階のまま、和室1室分のスペースを取り込んで天井にグレーチングを設置しました。
これなら、2階床から採光を得ることができます。
1階には和室をひとつ残し、欄間を移設して懐かしい「おばあちゃんの家」の面影を。
照明や建具の昭和レトロなイメージともうまく馴染んでいます。
2階部分はこんな感じで、窓のそばにつくったのでリビングまで光を存分に届けます。
強度も十分で、周りの床にはクッション性の高いコルクタイルを敷きました。
上記事例詳細はこちらから
No.698 やさしい光が注ぐ 和やかな時間
採光の面では2階LDKが主流ですが、住みやすさやバリアフリーを考えて1階LDKを選ばれるおうちもあります。
こちらもその一例で、2階にあったLDKを1階に移し、2階をプライベートな場所としました。
宅急便が来た時などもすぐに出ることができ、家事動線がスムーズなのも1階リビングのメリットです。
お隣の建物が近く、暗さを心配されていましたが、天井の一部をグレーチングにすることでこの通り。
家で最も明るい場所である2階部分の天井には、うんていを設置。
家族で楽しく使える&運動ができるフリースペースとして使っています。
ブルーの塗装もアクセントになり、グレーチングの質感とも合っていますね。
上記事例詳細はこちらから
No.745 家族の時間を育んで
水まわりや玄関を共有しながら、3世代が暮らすおうちです。
それまでは1階キッチン横の茶の間をご両親の寝室として使っていたため、なにかと不便を感じていたそう。
そこで、1階に共用のキッチンとLDをつくり、階段で2階のセカンドリビングとつなげました。
1階でも、2階のグレーチング床から光が降り注ぎ、この明るさ。
2階のセカンドリビングはこのような感じで、階段を中心に子どもたちものびのび遊べます。
半透明のグレーチングは無垢床とも違和感なく、ガラスブロックのような感覚で使えます。
天井には先ほどのおうちと同じうんてい、こちらはブラックを設置していますね。
棚板の高さを変えられる収納棚もたっぷりつくり、家具を置かなくてもすっきり暮らすことができます。
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No.717 3世代の思いをつつみこむ家
軽くて丈夫なグレーチングは、床以外の場所に使ってもOK。
こちらは階段の踏み板のグレーチングを使用した例。
都心にあり、周りを高い建物に囲まれていたため、やはり採光が課題のリノベーションでした。
スケルトン階段+グレーチングの組み合わせで、上からも横からも光を通します。
階段ホールが吹き抜けのように伸びやかな空間になりました。
アップにするとこんな感じで、しっかり固定されているのが分かります。
イエローの壁の色を通して、元気になれそうな空間づくりにひと役かっていますね。
上記事例詳細はこちらから
No.631 壁を生かし…Colorfull!
最後は屋外に施工した例をご紹介します。
お母様の介護のために、実家への同居を決められたお客様。
介護する側、される側どちらも心地よく暮らすためのリノベーションです。
1階にお母様の部屋を移し、みんなで食事ができるゆったりとしたダイニングキッチンも1階に。
南側ではあるものの、家の真ん中に位置するため、やや陽当りが心配でした。
そこで、駐車スペース上部の2階バルコニー床をグレーチングに。
庇のように光をさえぎらないので、1階の奥まった部屋にも光が届きます。
網のように空いているタイプを選んだので、バルコニーに雨どいをつける必要もありません。
もともと屋外用の建材ということで耐久性もしっかりあり、快適に使うことができます。
上記事例詳細はこちらから
No.157 介護のある暮らし 緑とたっぷりの光のある住まい
これまでは屋外で使われていた素材を内装に使ったり、さらに使い勝手よく商品開発が行われたりと、リノベーションの現場もどんどん進化しています。モルタルに見える塗装材「モールテックス」なども、インダストリアル風インテリアの定番化にともない、内装用としてすっかり一般的になりましたね。
「こういうのどこかで見たんですけど…」「これってアリですか?」etc、少しでも気になったことはプランナーにどんどん質問してください。思いもよらないアイデアが生まれてくることがあります。リノベーションの過程も楽しみながら、お気に入りの暮らしを一緒につくっていきましょう!
最近はFRP(ガラス繊維強化プラスチック)製の軽く半透明のグレーチングも生まれ、ますます活躍の幅が広がりました。どんなふうに使われているのか、施工例をご紹介します。
天井に使って、1階リビングを明るく
最初は、お祖母さまから譲り受けたおうちを住み継いだリノベーションです。
想い出深い家の面影をなるべく残しながら、住みやすいおうちにしたいとのご希望でした。
課題は、三方を隣家に囲まれた住宅密集地であること。
このような場合、1階から2階にLDKを移すことが多いのですが、雰囲気や使い勝手はかなり変わってしまいます。
そこで、LDKは1階のまま、和室1室分のスペースを取り込んで天井にグレーチングを設置しました。
これなら、2階床から採光を得ることができます。
1階には和室をひとつ残し、欄間を移設して懐かしい「おばあちゃんの家」の面影を。
照明や建具の昭和レトロなイメージともうまく馴染んでいます。
2階部分はこんな感じで、窓のそばにつくったのでリビングまで光を存分に届けます。
強度も十分で、周りの床にはクッション性の高いコルクタイルを敷きました。
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No.698 やさしい光が注ぐ 和やかな時間
使いやすい1階LDKへの移設にも大活躍
採光の面では2階LDKが主流ですが、住みやすさやバリアフリーを考えて1階LDKを選ばれるおうちもあります。
こちらもその一例で、2階にあったLDKを1階に移し、2階をプライベートな場所としました。
宅急便が来た時などもすぐに出ることができ、家事動線がスムーズなのも1階リビングのメリットです。
お隣の建物が近く、暗さを心配されていましたが、天井の一部をグレーチングにすることでこの通り。
家で最も明るい場所である2階部分の天井には、うんていを設置。
家族で楽しく使える&運動ができるフリースペースとして使っています。
ブルーの塗装もアクセントになり、グレーチングの質感とも合っていますね。
上記事例詳細はこちらから
No.745 家族の時間を育んで
グレーチングで光も仲良く分け合う2世帯住宅
水まわりや玄関を共有しながら、3世代が暮らすおうちです。
それまでは1階キッチン横の茶の間をご両親の寝室として使っていたため、なにかと不便を感じていたそう。
そこで、1階に共用のキッチンとLDをつくり、階段で2階のセカンドリビングとつなげました。
1階でも、2階のグレーチング床から光が降り注ぎ、この明るさ。
2階のセカンドリビングはこのような感じで、階段を中心に子どもたちものびのび遊べます。
半透明のグレーチングは無垢床とも違和感なく、ガラスブロックのような感覚で使えます。
天井には先ほどのおうちと同じうんてい、こちらはブラックを設置していますね。
棚板の高さを変えられる収納棚もたっぷりつくり、家具を置かなくてもすっきり暮らすことができます。
上記事例詳細はこちらから
No.717 3世代の思いをつつみこむ家
床だけじゃなく、階段の踏み板に使うことも
軽くて丈夫なグレーチングは、床以外の場所に使ってもOK。
こちらは階段の踏み板のグレーチングを使用した例。
都心にあり、周りを高い建物に囲まれていたため、やはり採光が課題のリノベーションでした。
スケルトン階段+グレーチングの組み合わせで、上からも横からも光を通します。
階段ホールが吹き抜けのように伸びやかな空間になりました。
アップにするとこんな感じで、しっかり固定されているのが分かります。
イエローの壁の色を通して、元気になれそうな空間づくりにひと役かっていますね。
上記事例詳細はこちらから
No.631 壁を生かし…Colorfull!
さらに真価発揮!外でも使えるグレーチング素材
最後は屋外に施工した例をご紹介します。
お母様の介護のために、実家への同居を決められたお客様。
介護する側、される側どちらも心地よく暮らすためのリノベーションです。
1階にお母様の部屋を移し、みんなで食事ができるゆったりとしたダイニングキッチンも1階に。
南側ではあるものの、家の真ん中に位置するため、やや陽当りが心配でした。
そこで、駐車スペース上部の2階バルコニー床をグレーチングに。
庇のように光をさえぎらないので、1階の奥まった部屋にも光が届きます。
網のように空いているタイプを選んだので、バルコニーに雨どいをつける必要もありません。
もともと屋外用の建材ということで耐久性もしっかりあり、快適に使うことができます。
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No.157 介護のある暮らし 緑とたっぷりの光のある住まい
まとめ
これまでは屋外で使われていた素材を内装に使ったり、さらに使い勝手よく商品開発が行われたりと、リノベーションの現場もどんどん進化しています。モルタルに見える塗装材「モールテックス」なども、インダストリアル風インテリアの定番化にともない、内装用としてすっかり一般的になりましたね。
「こういうのどこかで見たんですけど…」「これってアリですか?」etc、少しでも気になったことはプランナーにどんどん質問してください。思いもよらないアイデアが生まれてくることがあります。リノベーションの過程も楽しみながら、お気に入りの暮らしを一緒につくっていきましょう!