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リノベのコトバ(框)

2021年5月4日(火)
リノベーションの現場で使われる住宅用語。知らなくてもおうちはできあがるけど、知ると「こんなのもあるんだ!」とわが家が愛おしくなったり、インテリア雑誌やリノベの記事を読むのが楽しくなるかもしれません。学生のころに親しんだ辞書をめくるように、コトバの扉を少しだけひらいてみましょう。

リノベのネタ帳|リノベのコトバ 框リノベのネタ帳|リノベのコトバ 框
「上がり框(かまち)」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。これは、玄関の段差の側面部分に張り付けられた板のことを指します。
「框」は設置場所によって呼び方が異なり、上がり框のほかに床框(とこがまち)・縁框(えんがまち)などがあります。

・「框」のもともとの意味
もともとは「周りを囲む枠」を意味していた「框」。そのため、戸・窓・障子などの周りの枠や、畳の畳縁がついていない短辺の部分も框(出会い框と呼ぶことも)と呼ばれます。
住宅では、縁を補強する木材のことを「框」と呼びます。

・上がり框は玄関の顔!
玄関を入ってすぐに目に入るのが上がり框。お家の顔として、木目の美しい木材や天然石、タイルなど、デザイン性の高いものが使われます。
また、見た目だけでなく、人が昇り降りする部分なので耐久性の高さも大切なのです。

・上がり框には高さ制限が
じつは、上がり框をつくる場合、国土交通省のバリアフリー住宅の基準で、戸建ては18㎝以下、集合住宅は11㎝以下と定められています。それより高くなってしまう場合は、台を設置して段差を解消することが必要とされているのです。

・そのほかの「框」
床の間の前端の横木が床框、縁側の外側の端に貼る板のことを縁板といいます。
また、建具でも框戸(かまちど)というものがあり、四隅を木材(框材といいます)で囲って間にガラスなどをはめ込んだつくりのものを指します。
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