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リノベのコトバ(見切り)

2021年5月20日(木)
リノベーションの現場で使われる住宅用語。知らなくてもおうちはできあがるけど、知ると「こんなのもあるんだ!」とわが家が愛おしくなったり、インテリア雑誌やリノベの記事を読むのが楽しくなるかもしれません。学生のころに親しんだ辞書をめくるように、コトバの扉を少しだけひらいてみましょう。

リノベのネタ帳|リノベのコトバ 見切り
建築用語の「見切り」は床などの仕上げが切れる部分。素材が変わる境界部分を「見切り」と呼び、境界に貼る仕上げ材のことを「見切り材」と呼びます。


・さまざまな「見切り材」

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スタイル工房のリノベーションで多いのは、リビングなどのくつろぎスペースには無垢フローリングを、キッチンなどの水まわりは水に強いフロアアイルを貼る、という工事。それぞれ違う素材のため、境界線が必ず発生します。
この境界に貼る見切り材は、通常はフローリングなどの床材と同じ色味のものを入れることがほとんど。違和感なく収まり、見た目もスッキリします。
アルミやステンレスなどの金属の見切りを入れて、空間をシャープに引き締めることもあります。

・「見切り」の種類
床の素材の境界を指す「床見切り」のほかにも、おうちの中にはさまざまな見切り材が使われています。例えば、天井と壁の境界に使われる「廻り縁(まわりぶち)」、壁と床の境界に使われる「巾木(はばき)」も見切り材の一種です。これらは境界を目立たなくしたり、逆に際立たせて空間を演出してくれる大事な脇役です。また、内装を保護したり、ホコリや汚れから守る役割もあります。

・「見切り」の仕上げが腕の見せどころ
「見切り」部分の施工はなかなか難しく、職人さんの腕の見せどころでもあります。ココをすっきり収めることで、お部屋の雰囲気がぐっと格調高くなります。一方、素敵なデザインのおうちでも、見切り材の選び方や見切りの施工がイマイチだと、なんだか安っぽく見えてしまうことがあります。完成見学会などでは、ぜひこの「見切り」にも注目してみてください。職人さんの技術が高いか、施工が丁寧かどうかを判断する目安のひとつになるでしょう。
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