リノベしたお家の「その後」が見たい!OB訪問 ~家族のカタチに合わせて、進化する実家リノベ K様邸(前編)~
2021年10月3日(日)
今回の「OB訪問」は、二世帯住宅リノベです。夫の実家の3階をリノベして住み始めて10年、大きくなった子どもたちのために、今年2度目のリノベーションをすることに。引越し当時の思い出やそれからの変化、今後の展望などを伺いました。
→このお家の施工事例はこちらから
夫●実家で両親と同居するにあたって、子ども部屋のあった3階を僕たち4人家族の居住スペースにリノベしました。キッチンやお風呂の新設に加えて、友人や親せきが集まれる広いLDK、畳スペースなどが希望でした。
妻●最初は北側の15畳の大部屋をLDKに、南側はそのまま個室として残そうかと話していたんです。もともと子ども部屋だった用途を変えないのが一番簡単なので。でも、洗濯物を干すのは南側バルコニーだから、子ども部屋を通る動線はどうなんだろう、と…。
夫●それで、ガラッと逆にして、南側3室分のスペースがLDKになりました。大部屋はそのまま残して、クロスなどの内装だけキレイにしました。
2011年、リノベーション直後のK邸。南側の明るいスペースをLDKに。
―スタイル工房はどこで見つけたのですか?
妻●施工例が好みのテイストの会社をインターネットで探して、最終的に残ったのが、スタイル工房さんともう1社だったと思います。
夫●LDKにした2室にはそれぞれロフトがあったんですが、スタイル工房はロフトをひとつ残したプラン、もう1社からはロフトをすべて撤去して吹抜けにしたプランをご提案いただきました。
妻●見積もりの金額は、たしかスタイル工房の方が高かったですね。
―見積もり金額が高い方を選ばれた理由はなんでしょうか。
夫●そうですね…妥協がなかったところ、でしょうか。他社は「もう少し安くなりますか」と交渉すると建具がロールスクリーンになったりと、分かりやすくグレードを下げてくるのですが、スタイル工房は違いました。
妻●ロフトに関していえば、これから子どもが成長すると個室や収納が必要になる可能性も高いから、ひとつは残しつつ、望みの開放感を得るために、ロフトの床を15cm上げることを提案してくださいました。
夫●暮らしやすさに対するこだわりが強くて「ここは安くするより、希望を叶えたほうがいいです」とはっきり言ってくださったのが、信頼につながりました。
ロフトは15cm上げることでダイニングキッチンの開放感も失わず、和室の開口部と高さを揃えてスッキリ。
夫●引越しからちょうど1週間後に、東日本大震災があったのでよく覚えています。幸い、建物にはとくに影響がなかったのですが、よく間に合ったよね…と話していました。
妻●そうでした!それで、キッチンカウンター下収納の扉も、地震のあとで磁石付きのものに替えてもらいました。取り付け工事のときも揺れて「あ、余震だ」なんて言い合ったのを覚えています。
―色々な意味で、思い出深いリノベーションになりましたね。その時はお子さまも小さかったのですよね。
妻●上の子が4歳、下の子が1歳になる直前でしたね。それがいまや中学2年生と、小学校5年生になりました!
夫●8年前に娘も生まれて、5人家族になりました。
―大きくなりましたね!今回の子ども部屋リノベについてはあとで詳しく伺うとして、まずは10年間暮らされてきて、お家のなかで一番お気に入りの場所を教えてください。
妻●ダイニングに取り付けたオーデリックのペンダントライトです。タイル張りにしたキッチン横の壁を目線の高さで抜いていただいたのですが、廊下からちょうどライトが見えてすごくステキです。このライト、最近のカタログにも残っていたので、いまやロングセラーですよね。
お気に入りのオーデリックのペンダントライト。モザイクのステンドグラスがノスタルジックでかわいい!
夫●僕は畳コーナーですね。少し高めにしたので、友人や両親が来た時に腰掛けやすいみたいです。みんなで集まった時の子どもたちの余興のステージに使ったり、ふだん素振りの練習もここでしています。グレーのアクセントクロスも、ご提案いただいたときはピンとこなかったけど、いま見るとモダンでかっこいいなって。
パパは少年野球の監督、子どもたち3人も野球をやっているというKさん家族。畳コーナーは素振りの練習にも活躍中。
妻●ロフトですね。リノベ直後は収納として使っており、子どもも小さく危ないのでハシゴは外していました。今は私が、調べものや、勉強のためのスペースとして使っています。
夫●ロフトは提案いただいた通り、残してよかったです。15cm床を上げるなんで、自分たちでは思いつかなかった。
妻●コロナで子どもたちも分散登校やオンライン授業で家に居ることが多い(※2021年9月取材時点)なか、自分のことに集中しつつ、家族の気配も分かる場所として重宝しています。
リノベ直後と
現在
収納として使っていたロフトスペースは、ママの書斎に。
夫●そういえば、キッチンカウンターの天板を上げて、ダイニングテーブルとして使えるようにつくってもらったのですが、さすがに5人家族になったので、ダイニングテーブルは大きいものを購入しました。
妻●その天板は、いま私の妹の家のテーブルに使われています。鍋島家具(https://f-nabeshima.com/)さんでつくってもらったいいモノなので、塗装して再利用しました。
キッチンカウンター造り付けのテーブルは卒業して、5人がゆったり使えるダイニングテーブルに。
―10年間住むうちに「ここはこうしておけばよかったな」と後悔したところはありましたか?
夫●うーん…僕はないなぁ。(妻に)なにかある?
妻●そうですね…キッチンの床を、LDと同じように無垢フローリングにしてしまったのですが、ここはフロアタイルに切り替えた方がよかったかも。足触りはすごくいいのですが、キッチンは水がはねてしまうので。
あと、細かいですが、カウンターのコンセントの位置は、真ん中じゃなくて端にすればよかったです。キッチン側からも使うことを考えてこの位置にしたのですが、最近はリビング側から充電器をつないで使うことがほとんどなので。
―たしかに、10年前はスマートフォンやタブレットが「1人に1台」という時代になるとは思いませんでしたね。
後編では、今回の子ども部屋リノベの詳細をお聞きしつつ、今後のことなどにも触れていきたいと思います。
(後編へ続く)
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スタイル工房と出会った当時のこと
―もう10年と半年前になりますが、リノベーション当時の要望を教えてください。夫●実家で両親と同居するにあたって、子ども部屋のあった3階を僕たち4人家族の居住スペースにリノベしました。キッチンやお風呂の新設に加えて、友人や親せきが集まれる広いLDK、畳スペースなどが希望でした。
妻●最初は北側の15畳の大部屋をLDKに、南側はそのまま個室として残そうかと話していたんです。もともと子ども部屋だった用途を変えないのが一番簡単なので。でも、洗濯物を干すのは南側バルコニーだから、子ども部屋を通る動線はどうなんだろう、と…。
夫●それで、ガラッと逆にして、南側3室分のスペースがLDKになりました。大部屋はそのまま残して、クロスなどの内装だけキレイにしました。
2011年、リノベーション直後のK邸。南側の明るいスペースをLDKに。
―スタイル工房はどこで見つけたのですか?
妻●施工例が好みのテイストの会社をインターネットで探して、最終的に残ったのが、スタイル工房さんともう1社だったと思います。
夫●LDKにした2室にはそれぞれロフトがあったんですが、スタイル工房はロフトをひとつ残したプラン、もう1社からはロフトをすべて撤去して吹抜けにしたプランをご提案いただきました。
妻●見積もりの金額は、たしかスタイル工房の方が高かったですね。
―見積もり金額が高い方を選ばれた理由はなんでしょうか。
夫●そうですね…妥協がなかったところ、でしょうか。他社は「もう少し安くなりますか」と交渉すると建具がロールスクリーンになったりと、分かりやすくグレードを下げてくるのですが、スタイル工房は違いました。
妻●ロフトに関していえば、これから子どもが成長すると個室や収納が必要になる可能性も高いから、ひとつは残しつつ、望みの開放感を得るために、ロフトの床を15cm上げることを提案してくださいました。
夫●暮らしやすさに対するこだわりが強くて「ここは安くするより、希望を叶えたほうがいいです」とはっきり言ってくださったのが、信頼につながりました。
ロフトは15cm上げることでダイニングキッチンの開放感も失わず、和室の開口部と高さを揃えてスッキリ。
当時の思い出と、10年変わらないお気に入りの場所
―リノベーションが終わって、引っ越しされたのが2011年ですね。夫●引越しからちょうど1週間後に、東日本大震災があったのでよく覚えています。幸い、建物にはとくに影響がなかったのですが、よく間に合ったよね…と話していました。
妻●そうでした!それで、キッチンカウンター下収納の扉も、地震のあとで磁石付きのものに替えてもらいました。取り付け工事のときも揺れて「あ、余震だ」なんて言い合ったのを覚えています。
―色々な意味で、思い出深いリノベーションになりましたね。その時はお子さまも小さかったのですよね。
妻●上の子が4歳、下の子が1歳になる直前でしたね。それがいまや中学2年生と、小学校5年生になりました!
夫●8年前に娘も生まれて、5人家族になりました。
―大きくなりましたね!今回の子ども部屋リノベについてはあとで詳しく伺うとして、まずは10年間暮らされてきて、お家のなかで一番お気に入りの場所を教えてください。
妻●ダイニングに取り付けたオーデリックのペンダントライトです。タイル張りにしたキッチン横の壁を目線の高さで抜いていただいたのですが、廊下からちょうどライトが見えてすごくステキです。このライト、最近のカタログにも残っていたので、いまやロングセラーですよね。
お気に入りのオーデリックのペンダントライト。モザイクのステンドグラスがノスタルジックでかわいい!
夫●僕は畳コーナーですね。少し高めにしたので、友人や両親が来た時に腰掛けやすいみたいです。みんなで集まった時の子どもたちの余興のステージに使ったり、ふだん素振りの練習もここでしています。グレーのアクセントクロスも、ご提案いただいたときはピンとこなかったけど、いま見るとモダンでかっこいいなって。
パパは少年野球の監督、子どもたち3人も野球をやっているというKさん家族。畳コーナーは素振りの練習にも活躍中。
使い方が変わった場所&後悔ポイントは…
―リノベーションから10年経って、使い方が変わった場所はありますか?妻●ロフトですね。リノベ直後は収納として使っており、子どもも小さく危ないのでハシゴは外していました。今は私が、調べものや、勉強のためのスペースとして使っています。
夫●ロフトは提案いただいた通り、残してよかったです。15cm床を上げるなんで、自分たちでは思いつかなかった。
妻●コロナで子どもたちも分散登校やオンライン授業で家に居ることが多い(※2021年9月取材時点)なか、自分のことに集中しつつ、家族の気配も分かる場所として重宝しています。
リノベ直後と
現在
収納として使っていたロフトスペースは、ママの書斎に。
夫●そういえば、キッチンカウンターの天板を上げて、ダイニングテーブルとして使えるようにつくってもらったのですが、さすがに5人家族になったので、ダイニングテーブルは大きいものを購入しました。
妻●その天板は、いま私の妹の家のテーブルに使われています。鍋島家具(https://f-nabeshima.com/)さんでつくってもらったいいモノなので、塗装して再利用しました。
リノベ直後
現在
キッチンカウンター造り付けのテーブルは卒業して、5人がゆったり使えるダイニングテーブルに。
―10年間住むうちに「ここはこうしておけばよかったな」と後悔したところはありましたか?
夫●うーん…僕はないなぁ。(妻に)なにかある?
妻●そうですね…キッチンの床を、LDと同じように無垢フローリングにしてしまったのですが、ここはフロアタイルに切り替えた方がよかったかも。足触りはすごくいいのですが、キッチンは水がはねてしまうので。
あと、細かいですが、カウンターのコンセントの位置は、真ん中じゃなくて端にすればよかったです。キッチン側からも使うことを考えてこの位置にしたのですが、最近はリビング側から充電器をつないで使うことがほとんどなので。
―たしかに、10年前はスマートフォンやタブレットが「1人に1台」という時代になるとは思いませんでしたね。
後編では、今回の子ども部屋リノベの詳細をお聞きしつつ、今後のことなどにも触れていきたいと思います。
(後編へ続く)
→このお家の施工事例はこちらから