リノベのコトバ(構造)
2021年12月28日(火)
中古物件の購入を検討するとき、概要欄に必ずあるのが「構造」の欄。構造によってリノベーション工事の難易度や方法も変わってくるため、要チェックの項目です。構造は大まかにいえば建物の構造部分に用いる素材によって分類されています。どんなものがあるのでしょうか。
- 一戸建てでは最も多い木造(W造)
- 日本の一般的な一戸建て住宅に最も多いのがこちらで、さまざまな工法があります。
木というと燃えやすく弱いイメージがありますが、世界最古の木造建築である法隆寺は築1300年以上!
古来より続いてきた、日本の気候や風土にも合った構造であることが分かります。
- 鉄骨造(S造)は重量鉄骨造と軽量鉄骨造の2種類
- 鋼材の厚みが6mm未満のものを「軽量鉄骨造」、6mm以上のものを「重量鉄骨構造」と呼びます。
「軽量鉄骨造」は戸建て住宅や2階建てまでのアパートや小規模店舗に、「重量鉄骨構造」は主にビルや高層マンションなどに用いられます。
- コンクリートを施工した鉄筋コンクリート造(RC造)
- Reinforced Concrete(強化コンクリート)という名前のとおり、鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んだ構造です。
中規模のマンションに多く、もし中古マンションを探している場合は、よく見かけるはずです。
- 大規模建築に多い鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
- 鉄骨の柱の周りに鉄筋を組み、コンクリートを打ち込んで施工します
大型マンションや高層ビルなど、大規模建築によく用いられています。