お掃除ラクラク♪だけじゃない「フロアタイル」の可能性を探る！

自然素材リノベーションの床といえば無垢材ですが、メンテナンス面を考えて「フロアタイル」との組み合わせが主流になっています。水や食材がこぼれてもさっと拭くだけでキレイを保てるので、忙しいおうちや子どものいるご家族には、もはや必須といってもいいほど。「インテリアになじむかな？」という心配も、豊富なデザインバリエーションでクリア！ますます増えているフロアタイルの採用例を集めてみました。

 

王道！グレーのタイルはカッコイイ系素材と相性◎

最初は採用例の多いグレーのタイルから。
汚れが目立ちにくく、流行のモルタルやコンクリート現しとも馴染みがいいのが特長です。


たとえばこちら。
TOTOのキッチンに造作カウンターを組み合わせて、モルタルのように見えるVALペイントを塗装しています。


サッシや換気扇にブラックを採用したクールなインテリアに、木の温かみをプラス。
自然素材がもたらす居心地のよさと、ソリッドな素材感をうまくつなげていますね。


カウンターにはニッチも組み合わせて、おしゃれで居心地のいいカフェのような一角に。
切り換えのラインを合わせることで、オークフローリングとの境界もキレイにおさまっています。

この写真の事例詳細はこちら： No.785　ずっと暮らしたい家

 

同じグレータイルも天然石風ならリゾートの趣

前述の通りグレーが人気のフロアタイルですが、同じグレーでも様々な種類の商品があります。


こちらは色むらのある天然石風タイルで、白い目地が入ったもの。
先ほどのおうちよりナチュラルな質感で、どこかリゾートの雰囲気も感じさせます。


リビングの梁も先ほどと同じ現しですが、こちらは丸太のかたちをいかした既存のもの。
爽やかで開放感のある空間に合わせて、フロアタイルを選んでいるのが分かります。

この写真の事例詳細はこちら： No.771　家族思いの家

 

貼り方でガラリとイメージを変えて

続いては、同じモノトーンでも貼り方でオリジナリティを発揮した例です。


どこか懐かしいチェッカーガラスの建具や、ネイビーのクロスでシックに仕上げたマンションリノベ。


L字型キッチンの床部分のみ、白黒のタイルを市松模様に貼りました。
モノトーンで落ち着いた色味ながら、アリスの世界のような不思議な魅力があります。


リビングドアに続く部分は無垢材床なので、リビングからはフロアタイルは見えません。
キッチンに入って初めて視界が変わる、そんな遊び心もポイント。
限定されたスペースなら、これくらい楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

この写真の事例詳細はこちら：No.781　くつろぎと心地よさを追求して

 

水まわりに限らず、床デザインの選択肢のひとつに

機能性の高さから水まわりへの採用例が目立つフロアタイルですが、最近はそれだけにとどまりません。


こちらは、和室をコンパクトにして、リビング・ダイニングをゆったりとったマンションリノベーション。
リビングの床は既存のフローリングをそのまま使用し、和室だったスペースの床にフロアタイルを採用しました。


既存フローリングとあえて素材感を変えることで、いかにも継ぎはぎしたような印象を与えない工夫です。


個性的なヘキサゴン柄も、ウッド調の色を選べば和室の畳ともうまく馴染んでくれます。


ちなみに、キッチンの床もヘキサゴン柄のフロアタイル。
色と素材感を変えてメリハリを出しつつ、お家全体の統一感をはかっています。

この写真の事例詳細はこちら： No.757　暮らしに馴染む。新旧融合リノベ

 

種類豊富だから、空間を自在にデザインできる

最後は、LDKの床全面にフロアタイルを採用した例をご紹介します。


壁にもグレーのクロスを選んで、ホテルライクな空間に仕上げたマンションリノベ。


お部屋の色味が抑えられているため、カラフルな家具がとても映えますね。
鮮やかなマンダリンオレンジのソファで、イタリアンモダンなデザインに。


キッチンとダイニングの床の境目がないため、より洗練されたイメージに仕上がります。
お気に入りのグラフテクトのキッチンもぴったりはまって、生活感のないキッチンづくりに成功していますね。

この写真の事例詳細はこちら： No.756　moderno

 

まとめ

「迷ったけど、採用して正解だった！」という喜びの声が多いフロアタイル。丈夫でお掃除ラクラクという特長が、住み続けるほどに真価を発揮するということなのでしょう。デザインが豊富すぎて迷うかも知れませんが、タイルのショールームで実物を見たり、採用例をチェックしてイメージをつかみましょう。もし飽きてしまっても、フローリングより張替がしやすいため、気負わずに「好き！」で選んで、お気に入りの空間をつくってください。