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【プランナー監修】洗面所リフォームのポイント&最近のトレンドが知りたい!

2024年9月17日(火)
細かいアイテムも多く、つい生活感が出てしまいがちな洗面まわり。お客様にも気兼ねなく使ってもらえるような、スッキリとおしゃれな洗面所にしたい!リフォームではどんなところに気をつければいいの?既製品と造作ってどうちがうの?等など、気になることをスタイル工房のプランナーに聞いてきました。


チーフプランナー 黒沢 拓也
二級建築士、インテリアコーディネーター

時間の経過と共に変わっていく暮らしの変化も想定したプランと、建物のポテンシャルを生かした美しいラインのおさまりに定評がある。


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目次

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洗面所リフォームで気をつけるべきポイントは?

「換気と温熱環境、電源の場所などに気を配ります」

洗面所リフォームではサイズやデザインなどに目がいきがちですが、目に見えない部分や目立たないところが使い勝手を左右する、と黒沢プランナー。

「まずは第一に、換気です。特に間取りの内側に洗面室をつくることが多いマンションでは、室内窓や換気扇で空気の通り道をつくる必要があります。扉を通気性のいいルーバーにすることもありますね。

また、冬場のヒートショックを防ぐために、居室と気温差をつくらないよう配慮すること。窓がある場合は内窓を設置して熱が逃げないように。洗面室用の暖房器や、コンパクトなスペースをほんのり暖めてくれるタオルウォーマーを付けるのもオススメです」

さらに、意外と電化製品の使用が多い洗面所。細かいヒアリングのもと、電源の数や設置場所を決めていくのだそう。

「家族全員分の電動歯ブラシがあるおうちも増えました。他にも電動髭剃りやドライヤー、室内干しのためのサーキュレーターなどのための電源が必要です」

どんなものを使いたいのかをあらかじめリストアップしておくと、打合せの時にスムーズだそう。

洗面所にタオルウォーマーを設置するお家も増えた
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_k124.html

 

既製品or造作?洗面所はどっちがオススメ?

「予算ややりたいコト、デザインなど総合的に判断しましょう」

洗面といえば造作カウンターに憧れますが、既製品と造作はどちらがオススメでしょうか?

「収納力と清掃のしやすさでは、各設備メーカーが研究を重ねて開発している既製品のほうが優れていることが多いですね。特に、カウンターの引出し収納などは造作でつくると費用がかなり上がってしまいます。

既製品でも住まいに合わせてフルオーダーできる製品や、陶器や人工大理石のシンクで、造作っぽい雰囲気のあるものもたくさん出ていますよ」

最近では、アイカ工業の洗面カウンターが造作に近いデザインで人気なのだそう。いかにも既製品、という感じにしたくなければ、木製の棚をカウンター横に付けたり、タイルやクロスを組み合わせて工夫することもできます。


スタイリッシュなアイカ工業の洗面カウンター
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_u20.html


既製品でも、イエローのクロスで個性発揮!
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_y70.html

既製品か造作かを悩んだ時は、収納力や掃除のしやすさと、こだわりたいポイントとのバランスを考えて『自分にはどっちが合っているか』と考えるのがいいかもしれませんね」


造作でシンプルに仕上げた洗面カウンター
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_k64.html

 

洗面所リフォームのトレンドが知りたい!

「コロナ以降、アウトベイシンスタイルのご要望が増えています」

気になるのが最近のトレンド。洗面所にも流行りのスタイルは存在するのでしょうか?

「以前はバスルームと隣接した洗面脱衣室に洗面カウンターを置くのが主流でしたが、コロナ禍以降は廊下に出したり、リビングの入り口に置きたい、というご要望を多くいただきます。いわゆるアウトベイシンスタイルですね。

ちょうど洗濯物を部屋干しする方が増えたこともあって、洗面カウンターは外に出して、脱衣室にはハンガーパイプを設置して、ランドリールームとして使うことが増えています」

アウト(OUT=外)ベイシン(BASIN=洗面器)スタイルは、スペースが限られたマンションでは主流になりつつあるそう。外に出せば、洗面脱衣室の広さの制約を受けずにすむため大きめのカウンターも設置可能に。目につく場所に出てくることで、おしゃれにしたくなりますよね!色や形の流行はあるのでしょうか?

「収納の面材は木調が多かったですが、最近はグレーを選ぶ人が増えましたね。床はほとんどがフロアタイルで、選べる色柄がとても豊富になりました。壁はクロスをはじめ、タイルや調湿性のある珪藻土などを取り入れることも。それぞれを組み合わせると、選択肢は無数にあります」

それではさっそく実例を見てみましょう!

 
アウトベイシンスタイルの例
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_k127.html
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_h60.html

 

マンションリフォームの事例|省スペースでもオシャレ!

【マンション|洗面:TOTOエスクア】


機能的でシンプルなTOTOの洗面化粧台を採用した例。
足元は体重計を置いたり、お掃除しやすいように空間も取られています。
水が跳ねやすい水栓まわりの壁をヘリンボーンのタイルで彩りました。
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_s108.html
 

【マンション|洗面:造作】

 
アウトベイシンスタイルの洗面台で、リビングの入り口に造作しました。
リビングのアール壁など住まいの各所に取り入れた曲線に合わせ、洗面台も角を丸く。
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_i54.html
 

【マンション|洗面:造作】


狭くて不便を感じていた洗面所を、リビング収納や浴室のサイズを調整して拡げた例。
ワンちゃんの足が洗えるように作業スペースをとった洗面カウンターは、天板をタイル貼りにしました。
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_i60.html
 

【マンション|洗面:TOTOオクターブ】

 
フロアタイルを主役に、その他のアイテムは極力シンプルにした洗面室。
洗い出したようなストーンモチーフの柄がインパクト抜群です。
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_o68.html

 

戸建てリフォームの事例|家族と一緒に使ってもゆったり♪

【戸建て|洗面:LIXIL】


ダブルシンクの広々洗面室は、忙しい朝も家族で並んで身支度が叶います。
鏡裏、カウンター下と収納もたっぷり備えているため、モノの出ない洗面室に。
リビング、WIC、バスルームへアクセスできる3WAY動線です。
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_a29.html
 

【戸建て|洗面:造作】

   
木製のカウンターにこだわって選んだタイルを合わせた洗面室。
グリーンのアクセントクロスがアールの入口に切り取られて、LDからのフォーカルポイントになっています。
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_y81.html
 

【戸建て|洗面:造作】

 
2階に移した洗面室(左写真)には、お客様が自ら選んだ輸入クロスに造作カウンターを合わせて。
1階にも別途、ブルーのタイルが印象的な手洗いカウンター(右写真)を設けました。
https://www.stylekoubou.com/sekou/works/sekou_a21.html

 

まとめ

洗面所は、ライフスタイルによって必要な広さや収納量、間取り上の使いやすい配置が全く異なります。そのため、リフォームの打合せがとても大切。普段から不便に思っていることや実現したことをメモしておくと便利です。また、家族みんなが使うので、各々が洗面所に置きたいもの、使いたい電化製品などをしっかり話し合うようにしましょう。理想通りの洗面所は、毎日を幸せなものにしてくれます♪
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