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【収納】リノベーションの先輩に聞いた!すっきり&たくさん入る収納術

2024年11月19日(火)
リノベーション事例を見ていると湧いてくる「どうしてこんなにキレイに暮らせるの?」というギモン。たくさん収納をつくったから?もともと片付けが得意だから?「ウチもこんな風にできるかな?」の声にお応えすべく、リノベーションの先輩に収納の工夫を聞いてきました!今のおうちでできることも多いので、ぜひマネしてみてください。



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目次

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「中古マンションを買ってリノベーション」を選んだ理由

内見を重ねるうちに、新築派だった夫に変化が

まずは、A様ご家族がおうちを手に入れようと思ったきっかけから伺ってみましょう。

「賃貸マンションに住んでいた時に子どもが産まれて、50㎡くらいの部屋が少し手狭に感じてきたのがきっかけです。でも、同じエリアでさらに広い部屋だと家賃もかなりの額に。同じ金額を払うなら、購入した方が間取りの不満なども解消できると思いました」(A様 以下同)。

ともに戸建て育ちのA様ご夫婦ですが、都心では戸建てよりもマンションの方が広々と暮らせると感じたそう。今の住まいにたどり着くまで数カ月間、新築も含めてさまざまな物件を内見されました。

「夫は『新築がいい』と言っていたのですが、何件か見に行くうちに『賃貸とあまり変わらないね』という話になって。それに、新築のマンションは駅から離れていたりと、あまり条件が良くないことが分かったんです」

そこで中古物件に絞り、同時にリノベーション会社探しもスタート。10社ほど選び、家からの距離やホームページのマンション事例数、価格帯などの比較表をExcelでまとめ、検討されたそうです。

「子どもが3歳くらいだったので、打ち合わせに連れていけることが第一条件でした。スタイル工房は、リノベーションの本で見つけたのかな。そこで見に行った高円寺ショールームを夫がすごく気に入ったんです。『こんなところに住みたい』と思ったみたい」

無垢材の床や、ビルの一室ながら風が通り抜ける心地良さに惹かれ、スタイル工房に依頼することに決められました。

 

 

キッチンまわりや収納など、リノベーションで希望したこと

「もう一生Ⅱ型キッチンがいい!というほど使いやすいです」

リノベーションにあたっての要望は、まずキッチンの使い勝手について。カウンターキッチンでは冷蔵庫を奥に配置することが多いですが、お料理をしているときに家族が飲み物などを取りに行ったりと、混雑しがち。そこで、両方から回り込めるアイランドキッチンを選びました。

「さらに、プランナーさんからⅡ型を提案いただいて。シンク側とコンロ側の両方に調理スペースがあるためとても使いやすく、もう一生Ⅱ型キッチンがいい!というほどです」

他にも、食器がすぐにしまえるよう目線の高さにつくった食器棚や、調理家電や食品ストックがたっぷり入るパントリーに、日々使いやすさを実感しているそう。


Ⅱ型キッチンの使いやすさを実感!カウンターがコンパクトで動きやすいのもポイント。

キッチン以外では、ご夫婦ともにテレワークの日があるため、それぞれの仕事場所も希望されました。夫には個室、妻にはリビングの一部をロールスクリーンで仕切って使えるデスクコーナーを新設。ここは、もともとリビング収納だったスペースをパントリーと分け合っています。

「夫は夜の時間帯のリモート会議もあるので独立した部屋に。コロナの頃は毎日テレワークで、賃貸住まいだったので生活音が聞こえたりと不便が多かったです。今はテレワークは週1〜3日程度になりましたが、お互い落ち着いて仕事ができるようになりましたね」


それぞれのワークスペース。妻のデスクはロールスクリーンで仕切ることもできます。

さらに、玄関とリビングは壁を珪藻土に、おうち全体の床を無垢材にして心地よい環境をととのえました。

 

収納の工夫①「多くから選ぶのではなく、一つずつ考える」

「自分にとって好きなもの、必要なモノだけを選ぶ」

玄関に入った瞬間から、美しく整頓されたA様のおうち。ただ「片付いている」だけでなく、全てのものがきちんとあるべきところにあり「行儀よく、使われるのを待っている」という印象を受けます。

しかし以前は整理整頓が苦手で、独身の頃は床に服が散乱しているような部屋で暮らしていたというA様。でも、あるとき職場の先輩の縁で、片付けコンサルタントに自宅を見てもらえるチャンスが。そこでモノを処分して片付けるコツを教えてもらい、自分でもできるようになったそうです。

「ものを減らそうと思ったときに、多くの人はたくさん並べて『どれを残そう?』と選ぶ作業をすると思います。でも、そうじゃなく、一つひとつ手にとる。そこで自分にとって好きなものか、必要かを吟味することがまずは第一歩でした」

一つずつ考えるのは手間と時間がかかるように思えますが、ここでモノと向き合っておくことが大切、とA様。これによって、たくさんの荷物に埋もれて探しているアイテムが見つからない!という時間とストレスが無くなるはず。トータルでは時短になるといいます。


A様邸のパントリーと玄関収納。モノが吟味されているのですっきり、余裕あり!

 

収納の工夫②「同じ大きさ、カテゴリーで、仲間を集める」

「小さい仲間を小さい箱に、それを大きい箱に」

必要なものが分かったら、次は収納方法。A様のおうち、特にキッチンでは、箱やケースを上手に使いながら、こまごまとしたものが機能的にしまわれています。

「同じカテゴリー・同じ大きさのものをまずは集めます。小さい仲間を集めて小さい箱に入れて、それを集めて大きい箱に入れる、という感じです」

ケースにこだわりはなく、無印良品や100円均一、ときには空き箱を使うことも。使えそうな空き箱はいくつかストックしておきますが、ケースを買う時は何を入れるか決めてから買うようにしているそう。最小の単位で箱に入れることでモノがごちゃごちゃと混ざりにくく、片付ける時も箱ごと取り出してしまうことができます。


キッチンの引き出し。同じ仲間で集めることで、パッと見て取り出しやすい。

買い物については「ストックは、子どもが好きなものや急に食べたくなるものを少しだけ」とA様。安売りやポイントにつられてのまとめ買いをしないことが、おうちをスッキリ保つコツだとお話されていました。

 

収納の工夫③「上に重ねずに、形をそろえて立ててしまう」

一覧で見やすいうえ、モノがたくさん入る

多くの人が悩むクローゼットの整理。A様のクローゼットでは、洋服がかかっているのはスペースの2/3ほど。ワードローブがひと目で把握できて、通気性もよく、服たちがとても居心地よさそうです。


「引出しの衣装ケースにたくさん入っているんです。服をたたんで、立ててしまうことで量も入るし、すごくスッキリして見やすいのでオススメ」とA様。

拝見すると確かに!ある程度ハリのあるものは立てることで取り出しやすく、見た目もキレイです。A様のおうちではタオルや子どものお洋服も立てて収納。衣装ケースにはポストカードを貼るという、片付けが楽しくなる工夫もお見事です。

 
お子様のクローゼットは、ハンガーバーも低めに設置。よく着るものは取り出しやすいカゴに入れて。

 

まとめ:片付けがニガテなら、リノベーションで収納計画を

持ち物から収納スペースをカスタマイズできる

A様のおうちにいると、すっきり収納することで「人もモノも心地よく暮らせる」ということが実感できます。「でも、私にできるかな?」と思われた方は、ぜひリノベーションで収納を見直してみるのはいかがでしょうか。

リノベーションの際は、不要物を処分するのはもちろん、引き続き使いたいものや新調するものをリストアップする作業も行います。つまり、荷物の棚卸しと収納計画ができるということ。

片付け上手でなくても、片付いた状態から新生活のスタートをきることができます。あとはそれをいかに維持するか、ですが、リノベーションでモノの定位置が決まることで片付けやすく、ニガテだった整理整頓が少し得意になった、というのはよく聞く話です。



たとえばこちらは、A邸の廊下収納。マキタの掃除機の長さに合わせて棚板をカット。あらかじめ掃除機を置くと決めてスペースをカスタマイズしたことで、使いやすく、すっきり収納できるという一例です。棚板は、あとから追加でオーダーできるのも喜んでいただけました。

片付けられない、収納が足りない、いつもモノが収納の外にあふれている・・・そんなお悩みはリノベーションで解決できるかもしれません。ぜひお気軽にご相談ください。
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