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密着レポート BLOG

vol.1 世界を旅して思う。 「生まれ育った家をリノベして暮らす」ということ、 「自然の循環の一部」ということ

2016年12月12日(月)
リノベーションのリアルな現場をお伝えする「リノベ密着レポ」
第二弾は築33年のご実家を受け継ぎ、耐震等級を獲得しつつ、高断熱・創エネルギーの家を目指したH様邸のリノベーションレポートです。
お二人で世界中、日本中を旅したことをきっかけに、ひとの暮らしも自然の循環の一部であると考えたお二人のリノベーションストーリーをご紹介します。


◆リノベのきっかけ。「最初は賃貸を考えていた」

今回H様がリノベーションするのは、家族7人(祖父母、父母、3姉妹)で暮らしていた奥様のご実家。家族が多いため部屋が細かく分かれていて狭く感じ、また、1階のリビングも日当たりが悪く暗い印象がありました。ご両親が3年前に引っ越してから、ご実家はずっと空き家でした。

H様はお仕事の関係で空港の近くに住みたいということもあり、ずっと賃貸暮らしでもいいかな…と思っていたそうです。そんなご実家をリノベーションしようと気持ちが変わったきっかけは、夫婦で行った世界一周と日本一周の旅でした。




◆旅してわかった、受け継ぐということ。「だから実家リノベ」

ご結婚されてから、世界一周の旅に出たお二人は色々な国で、日本の文化がどう受け止められているかをたくさん見てきました。世界に出て、自分たちが日本のことをあまり知らないことに気付き、帰国後に日本一周を計画。いろいろな土地に行き、その地域で出会ったたくさんの人々の暮らしを見て回りました。
 
旅をしながら2人の中には【今あるものをどう生かすか】という思いが芽生えてきました。そして旅を終えてお子さんが生まれることになり、ご夫妻はご両親の建てた家を受け継ぎ、再生させるということを考え始めました。
 
どんな風に暮らしたいかを考えていくうちに、「暮らす」だけではなく「人が集う」こともできる、旅で出会った色々な人や地域の人が集まれる場所としての役割も担う、そんな家にしたいと思いついたそうです。

 
日本一周中にリノベーションされた古民家を見て、リノベーションのイメージが培われたのも第一歩だったと思う、とご主人さま。


◆リノベーションで変えたかったこと。そして変えたくない思い出の窓、引き継ぎたいお庭。

ご実家をリノベーションするにあたりH様が変えたかったことはいくつもありました。①うす暗く日当たりが悪い1階のリビング ②行き来がしにくい部屋の配置 ③元々二世帯だった広すぎる家をどう使ったらよいか ④窓が多く雨戸を閉めるのが大変 これらの問題はリノベーションで解決しましょう、ということに。
 
その反面、変えたくなかったことも。おばあちゃん子だった奥様は、子どものころ自分の部屋の窓から中庭を挟んでおばあちゃんのいるリビングの窓を見て、手を振りあっていたそうです。リノベーションした後も、子どもたちとそんな風に手を振りあったりしたいと考えていらっしゃいました。そしてご主人は、ご両親が大切にしていた畑や柿の木、桜の木、ミカンの木が植えられているお庭も一緒に生かして受け継ぎたいというご要望がありました。

 
お話を伺ってプランナーが提案したプランはふたつ。ひとつ目は、広い家を住宅として使い切る案。ふたつ目は、住宅を2階だけにまとめ、1階に多目的に使える空間を合わせ持ったプラン。後者は住宅としての環境や暗いという問題を一挙に解決した配置でしたが、多目的な空間の性格はおぼろげなものでラフスケッチのようなものでした。H様はこのラフ案こそが求めていたもの!と気に入って下さり、盛りだくさんの打ち合わせがスタートしたのです。

 


◆もう一つの大事なリクエスト「自分たちも自然の循環の一部である」ということ。
「創エネの家」


もう一つH様ご夫妻が大事にした【様々なものが循環していく在り方が自然】という思い。それはたとえば、茎や葉でつくる農家のたい肥や、貯めた雨水で作物を育てることなど・・・自然界では様々なものが循環しているという考えです。
 
断熱は当たり前だと思っていたので、特に「省エネ」と意識するわけではなく、人間の生活も自然の一部として循環することを当たり前のようにとらえていたご夫婦にとっては、電気も自分たちで発電して自分たちで使うということはとても自然なこと。そこで、プランナーの奨めもあり補助金*を使ってソーラーパネル・蓄電池設備を設置するなど、自分たちでエネルギーを積極的につくる「創エネ」の家を目指すことになりました。


*平成27年度補正予算 住宅省エネリノベーション促進事業費補助金
川崎市平成28年度「創エネ・省エネ・蓄エネ機器」導入の補助事業(既築住宅)


◆住まいが完成したら、やりたいこともたくさん!

お打ち合わせでは、家のどこにいても気持ちよく過ごせるよう、そして無駄なスペースなく家をしっかりと使い切るよう計画を進めていきました。
 
リノベ後の住まいでご夫婦が特に楽しみにしているのが、屋根だった部分に作るルーフバルコニー。2階のリビングと隣り合っているので、ウッドデッキを敷いて、昔家族でしたようにBBQをするつもりだそう。

1階には旅で出会った人々やお仕事でお付き合いのある全国の方々に気軽に泊まってほしいという考えから、お互いのプライバシーを守れるようにプランニングしました。お客様がいないときには地域の方々を呼んでイベントなどもしたい!とH様。人の集まる楽しい家になるように・・・スタッフもH様と一緒にたくさん考え、計画を図面にしていきました。
 

こうして作り上げてきた思いのこもったリノベーションが、いよいよ工事に入ります。次回は工事の様子などをレポートしていきます。お楽しみに!
 
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