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リフォーム・リノベーション工事でもらえる補助金のおはなし

2017年6月10日(土)
■リフォーム工事で補助金がもらえる?
政府は昨年末から「未来への投資を実現する経済対策」として、一定の基準を満たしたリフォーム工事や中古住宅の活用に対して補助金を出しています。
この補助金は「住宅ストック循環支援事業」といって、下記の3つの柱で成り立っています。
① 住宅のエコリフォーム
② 良質な既存住宅の購入
③ エコ住宅への建て替え
今回はその中でも①の「住宅のエコリフォーム」についてご紹介します。これは、省エネルギー性を高める工事に加え、耐震性を確保することで最大45万円もの補助金がもらえるというもの。
以前あった「エコポイントの補助制度」に似ていて、実際の工事代金の補助として施工会社に振り込まれ、お客様には施工会社から還元されます。
その分リフォーム資金が増えることになるので、内装の予算を少し増やせるかも・・・
■「住宅のエコリフォーム」で補助金を受ける為の条件は?
「住宅のエコリフォーム」では、まず下記2つの条件を満たしていることが前提になります。
① 自ら居住する住宅について、施工者に工事を発注して、エコリフォームを実施すること
② エコリフォーム後の住宅が耐震性を有すること

その上で次のようなリフォームを実施することで、交付の対象になります。
① 開口部の断熱改修工事(窓・玄関)
② 外壁・屋根・天井又は床の断熱改修工事(一定の使用量以上の断熱材を使用する改修)
③ 設備エコ改修工事(指定の省エネ設備を3つ以上導入)
④ ①~③のいずれかの工事に合わせて行う改修
A.バリアフリー改修
B.エコ住宅設備の設置
C.木造住宅の劣化対策
D.耐震改修(旧耐震基準から現行の耐震基準への適合)
E.リフォーム瑕疵保険への加入

補助額はその対象工事内容ごとに定められている金額の合計で、限度額は30万円、耐震改修工事を行う場合のみ限度額は45万円です。

リフォーム・リノベーションの事例|断熱性の高い樹脂サッシと複層ガラスの窓リフォーム・リノベーションの事例|断熱材の充填
左:① 開口部の断熱改修例
断熱性の高い樹脂サッシと複層ガラスの窓に交換

右:② 外壁・屋根・天井又は床の断熱改修
床や壁に規定量以上の断熱材を充填


リフォーム・リノベーションの事例|お湯が冷めにくい浴槽耐震補強を実施
左:③ 設備エコ改修
一度入れたお湯が冷めにくい浴槽や節水シャワーなどの設備を導入

右:④ 合わせて行う工事(耐震改修)
補強金具や筋交い等で現行の耐震基準まで性能向上を図る



■まだ間に合うかも…「住宅エコリフォーム」第3回目申請受付が追加に!
スタイル工房でも、今年5月末時点で24件の申請を提出済み。
第2回目の申請期限は6月末ですが、8月にも第3回目が追加されることになりました。
ただし、申請数が今年度の予算に達し次第、終了となりますので、リフォームの計画を考えていらっしゃるようでしたら、お早めにご相談くださいね。
補助金制度 資料例

■補助金制度って他にもあるの?
他にも指定の断熱材を使用し、部位別に性能値やエネルギー計算結果で基準値を満たすと断熱工事費の1/3(最大120万円)の交付が受けられるSII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)の「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業」や、新築時に国産材を使うこと等を条件とし、最大100万円の交付を受けられる「地域型住宅グリーン事業」などもあります。

安心して、長く快適に暮らすためには、耐震補強工事や断熱改修など住宅性能を上げる工事はとても大切。適切な補助金の交付を受けることで、こうした工事にかかる負担を減らすことが出来るので、こういった制度はどんどん活用していきたいですね。

補助金制度は毎年条件や申請・交付時期、交付額等が変わっていくので、お客様の工事時期や内容に合わせて都度ご提案しています。気になる方はお気軽にご相談ください。
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