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養生

2017年12月23日(土)
工事部の大石です。
 
今月は、リノベーション現場で重要な『養生』についてレポートします。
養生には、解体養生と塗装養生、大工養生などがあります。

解体養生は、既存の壁やドアを残す際、解体する前にそれらにキズがつかないよう、工事前に設置するもの。
塗装養生は塗装する範囲の周りをガードするもの。
大工養生は、新しく設置した床や壁の汚損を防ぐために、工事中に貼っていくものです。
 
床には床用の、コーナーにはコーナー用のそれぞれ専用の養生を使用します。
 

床の養生


現場ブログ|床の養生
床の養生は、まず掃除から。
チリやちょっとしたゴミが残っていると、これから作業をしていくなかで、ゴミを踏んでしまい新しく設置した無垢フローリングにキズがついてしまいます。
また床の養生をする時には、これから巾木のとりつけもあるので、その分の工夫も必要です。

現場ブログ|床の養生 隅アップ
ワクをつくったり、巾木をつける時のことも予め考え設置することであとあとの作業をスムーズに進める事ができます。
 
養生の良しあしは、ピシッと隙間なく貼られた美しさで決まります。ゆるんだり、まくれたり、曲がっていたりしては、工事中転ぶ危険が生じるからです。
ですので、スタイル工房では、養生の再利用はせず、どの現場も新しい養生シートを使用しています。
 

壁の養生


現場ブログ|壁のコーナー養生
壁のカドには、ウレタンクッション材などの養生を巻き付け、荷物を運び入れや衝撃から守ります。
 

共用部の養生


現場ブログ|エレベーターの養生現場ブログ|エレベーター内の養生
養生は工事現場だけではありません。
マンションリノベーションの場合は、室外の養生も。
マンション規定に沿って、必要に応じた養生を設置します。
写真はエレベーターに設置した養生。
エレベーターある鏡には防犯上、養生はしません。
ただしこちらの物件のように依頼があった場合は薄べニアを貼り汚損を防ぎます。
ただ貼ればいいというものではなく、他の住人の方々がご覧になった時「キレイだなぁ」と思われるよう、端を揃え真っすぐに貼ることも重要です。

他にも、設備類、玄関ドアや階段、ベランダもそれぞれの箇所に合わせた養生をしていきます。
 

養生の撤去


現場ブログ|壁の養生現場ブログ|養生の撤去作業養生撤去前の掃除
養生の撤去は、工事の最後。
あとはクリーニングを残すのみ…というタイミング。
どの現場でも養生を剥がすときは、緊張します。
 
養生は「ただ貼ればいい」というものではありません。
最後に、仕上がりが守られていることではじめて役目は果たされたことになります。
 
大石
 
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