収納と生活動線の美しきコラボ「ウォークスルークロゼット」
2022年5月20日(金)
マンション、戸建に関わらず、リノベーションではほとんどのおうちで「WIC(ウォークインクロゼット)」の設置を希望されます。家族の収納を広めの収納にまとめることで、リビングなどの生活の場所にはモノが出ず、すっきりとした暮らしが叶います。さらに使い勝手を進化させて、使う&しまうといった生活動線と合わせて考えられたのが、通り抜けできる「ウォークスルークロゼット」。入り口が2カ所あることで「片付けて移動」がよりスムーズなウォークスルークロゼット、どこに、どんな風につくるのがいいのでしょうか?施工例を集めてみました。
子ども1人、3人家族のマンションリノベ。
玄関からそのまま入れる場所にシュークロークを兼ねたウォークインクロゼットを作りました。
玄関の土間を広げ、たたきとホールの両方から出入りができます。
収納部分の床は、大きい荷物をしまうことも考え、クッション性の高いコルクタイルに。
木製の引戸を閉めれば家族の靴だけをこちらに脱いで、来客から収納を隠すこともできます。
この写真の事例詳細はこちら: No.384 皆が集う 明るくキラキラLDK
ご夫婦ふたりのマンションリノベです。
間取り図の右側は4年前にスタイル工房でリノベ済みで、その時は、和室とリビングを一体化し大きなLDKにしました。
今回は残り半分のリノベをすることに。
廊下をはさんだ2部屋の個室を、書斎と収納スペースにしたいというのがご要望。
そこで、廊下と個室の壁をなくし、一つの空間に。
収納はフィットネスルームとしても使えるオープンな空間に。
室の壁面を有効活用したウォークスルークロゼット。
必要な収納量や収納するものの大きさに合わせ、奥行きやサイズなど細かな部分を設計。
無駄のない収納スペースを実現しました。
建具はあえて作らず、お気に入りのカーテンで目隠し。
ドゥロワールームのような、雰囲気たっぷりの空間に仕上げています。
この写真の事例詳細はこちら: No.556 ・・・と、造作家具でゾーニングした4年越しの理想の住まい
築12年のマンションに4人でお住まいのご家族。
共働きでお忙しい毎日のなか、使いやすい間取りや収納スペースの必要性を感じ、リノベすることに。
玄関はもともと洋室だったスペースを使い、家族みんなの靴がしまえるシュークローク(左写真)に。
壁を斜めに立てることで、収納量を確保しています。
シュークロークを通り抜けて廊下を曲がったら、室内窓で仕切った子ども部屋の向かいが寝室(右写真)。
寝室側からのアングルです。
朝起きてすぐリビングに向えるように、キッチンとつながる動線としました。
同じアングルで、引き戸を閉めたところ。
ハンガーレールに服を収納すれば、寝室からも廊下からも服が出し入れできます。
この写真の事例詳細はこちら: No.526 忙しくても家族の時間を大切に!―課題は家事時短と子ども達との距離―
築19年の2階建て中古住宅を購入したご家族。
2階はLDKと寝室でしたが、寝室を取り込んで一つの空間に。
キッチンの後ろには大容量のウォークインクロゼットを設けました。
右側の書斎スペースからウォークスルークロゼットを通って、左奥の洗濯機置き場へ。
キッチンを中心にお洗濯、片付けとムダのない回遊動線がひかれています。
この写真の事例詳細はこちら: No.539 暮らしの中心は2階リビング
先ほどの例と同じキッチンからの動線ですが、もっと大胆に、冷蔵庫の隣に洗濯機をレイアウトしたおうち。
洗濯ものを干すバルコニーにもアクセスしやすく、お料理しながらのお洗濯にも便利な位置。
洗濯機の奥がウォークスルークロゼットで、その奥が子ども部屋となっています。
子ども部屋からはカーテンで仕切って目隠し。
このままキッチンを通ってリビングに出ることも、ドアから廊下側に出ることもできます。
ちなみにこちらのおうちは、寝室もリビング~廊下の回遊動線となっており、全体がマルチアクセスの間取り。
ペースをムダなく活用しつつ、ゆったり便利に暮らす工夫が随所にこらされています。
No.796 ワンちゃんも快適!マルチアクセス
家族4人のマンションリノベ。
暮らすうちにどんどんモノが増えていったため、収納を充実させたいというご希望がありました。
リビング隣の和室を子ども部屋に。
元気な男の子たちが遊べるように、床は音や振動を吸収するコルクタイル。
ウォークスルーのクロゼットの上は、天井をさらに上げて遊び場用のロフトを造作しています。
下には、もともとお持ちだった白いチェストを置けるようにドアなどの配置を考えてプランニングしました。
子ども部屋には窓がないため、リビングと室内窓でつないで採光しています。
リビングから子どもたちの様子も分かって安心ですね。
こちらのお家は洗面~お風呂~LDKも回遊できる間取りになっています。
書斎以外の部屋に入り口が複数あることで、家全体をオープンに回遊し、ムダなく使う工夫がされているのです。
この写真の事例詳細はこちら: No.529 ていねいに効率的に暮らしを楽しむ
住宅密集地の3階建て住宅リノベです。
2階をワンルームのLDKに、1階をお風呂、寝室などパーソナルスペースにしました。
洗面室、寝室、ウォークスルークロゼットが回遊できる動線となっています。
服をたくさんお持ちだというオーナーさんのため、クロゼットは大容量に。
写真には写っていませんが、手前はアウトドア用品などが置けるオープンな収納棚を設けました。
明るい2階はワンルームのリビングに。
キッチンの奥にはパントリーも作っています。
この写真の事例詳細はこちら: No.499 密集地に負けない!光差し込む快適リビング
築17年の中古マンションを購入し、リノベしたご家族です。
子さん2人はまだ小さいので、今は広いリビングで家族一緒に過ごし、将来は子ども部屋に区切れるよう計画しました。
玄関からのキッチンの目隠しに設けた壁は、色とりどりのガラスを入れた格子に。
寝室の奥はウォークインクロゼットで、明るいイエローのクロスとアーチ形の入り口で楽しい雰囲気。
北側で結露が気になっていたため、窓のある壁は調湿性のある珪藻土で仕上げています。
右側にクロゼットとつながる室内窓が。
インテリアのアクセントになるだけでなく、リビングからの光と風を取り込みます。
梁の部分を将来仕切って、子どもたちのための個室にすることができます。
この写真の事例詳細はこちら: No.281 子供達と一緒に元気に成長する住まい
>>ウォークスルークロ―ゼットのある事例をもっと見る
【玄関→廊下へ】帰宅して、モノをしまってリビングへ
子ども1人、3人家族のマンションリノベ。
玄関からそのまま入れる場所にシュークロークを兼ねたウォークインクロゼットを作りました。
玄関の土間を広げ、たたきとホールの両方から出入りができます。
収納部分の床は、大きい荷物をしまうことも考え、クッション性の高いコルクタイルに。
木製の引戸を閉めれば家族の靴だけをこちらに脱いで、来客から収納を隠すこともできます。
この写真の事例詳細はこちら: No.384 皆が集う 明るくキラキラLDK
【玄関→リビング】収納も兼ねたオープンスペースに
ご夫婦ふたりのマンションリノベです。
間取り図の右側は4年前にスタイル工房でリノベ済みで、その時は、和室とリビングを一体化し大きなLDKにしました。
今回は残り半分のリノベをすることに。
廊下をはさんだ2部屋の個室を、書斎と収納スペースにしたいというのがご要望。
そこで、廊下と個室の壁をなくし、一つの空間に。
収納はフィットネスルームとしても使えるオープンな空間に。
室の壁面を有効活用したウォークスルークロゼット。
必要な収納量や収納するものの大きさに合わせ、奥行きやサイズなど細かな部分を設計。
無駄のない収納スペースを実現しました。
建具はあえて作らず、お気に入りのカーテンで目隠し。
ドゥロワールームのような、雰囲気たっぷりの空間に仕上げています。
この写真の事例詳細はこちら: No.556 ・・・と、造作家具でゾーニングした4年越しの理想の住まい
【玄関→廊下へ】斜めにきった壁で空間を有効活用
築12年のマンションに4人でお住まいのご家族。
共働きでお忙しい毎日のなか、使いやすい間取りや収納スペースの必要性を感じ、リノベすることに。
玄関はもともと洋室だったスペースを使い、家族みんなの靴がしまえるシュークローク(左写真)に。
壁を斜めに立てることで、収納量を確保しています。
シュークロークを通り抜けて廊下を曲がったら、室内窓で仕切った子ども部屋の向かいが寝室(右写真)。
寝室側からのアングルです。
朝起きてすぐリビングに向えるように、キッチンとつながる動線としました。
同じアングルで、引き戸を閉めたところ。
ハンガーレールに服を収納すれば、寝室からも廊下からも服が出し入れできます。
この写真の事例詳細はこちら: No.526 忙しくても家族の時間を大切に!―課題は家事時短と子ども達との距離―
【キッチン→洗濯機】キッチンを中心に回遊できる動線に
築19年の2階建て中古住宅を購入したご家族。
2階はLDKと寝室でしたが、寝室を取り込んで一つの空間に。
キッチンの後ろには大容量のウォークインクロゼットを設けました。
右側の書斎スペースからウォークスルークロゼットを通って、左奥の洗濯機置き場へ。
キッチンを中心にお洗濯、片付けとムダのない回遊動線がひかれています。
この写真の事例詳細はこちら: No.539 暮らしの中心は2階リビング
【キッチン→子ども部屋】お部屋すべてが双方向動線のマンションリノベ
先ほどの例と同じキッチンからの動線ですが、もっと大胆に、冷蔵庫の隣に洗濯機をレイアウトしたおうち。
洗濯ものを干すバルコニーにもアクセスしやすく、お料理しながらのお洗濯にも便利な位置。
洗濯機の奥がウォークスルークロゼットで、その奥が子ども部屋となっています。
子ども部屋からはカーテンで仕切って目隠し。
このままキッチンを通ってリビングに出ることも、ドアから廊下側に出ることもできます。
ちなみにこちらのおうちは、寝室もリビング~廊下の回遊動線となっており、全体がマルチアクセスの間取り。
ペースをムダなく活用しつつ、ゆったり便利に暮らす工夫が随所にこらされています。
No.796 ワンちゃんも快適!マルチアクセス
【寝室→子ども部屋】クロゼットを挟んで家全体をウォークスルーに
家族4人のマンションリノベ。
暮らすうちにどんどんモノが増えていったため、収納を充実させたいというご希望がありました。
リビング隣の和室を子ども部屋に。
元気な男の子たちが遊べるように、床は音や振動を吸収するコルクタイル。
ウォークスルーのクロゼットの上は、天井をさらに上げて遊び場用のロフトを造作しています。
下には、もともとお持ちだった白いチェストを置けるようにドアなどの配置を考えてプランニングしました。
子ども部屋には窓がないため、リビングと室内窓でつないで採光しています。
リビングから子どもたちの様子も分かって安心ですね。
こちらのお家は洗面~お風呂~LDKも回遊できる間取りになっています。
書斎以外の部屋に入り口が複数あることで、家全体をオープンに回遊し、ムダなく使う工夫がされているのです。
この写真の事例詳細はこちら: No.529 ていねいに効率的に暮らしを楽しむ
【洗面→寝室】身支度がすべて寝室周りで叶う
住宅密集地の3階建て住宅リノベです。
2階をワンルームのLDKに、1階をお風呂、寝室などパーソナルスペースにしました。
洗面室、寝室、ウォークスルークロゼットが回遊できる動線となっています。
服をたくさんお持ちだというオーナーさんのため、クロゼットは大容量に。
写真には写っていませんが、手前はアウトドア用品などが置けるオープンな収納棚を設けました。
明るい2階はワンルームのリビングに。
キッチンの奥にはパントリーも作っています。
この写真の事例詳細はこちら: No.499 密集地に負けない!光差し込む快適リビング
【寝室→LDK】朝起きて、クロゼットで身支度してリビングへ
築17年の中古マンションを購入し、リノベしたご家族です。
子さん2人はまだ小さいので、今は広いリビングで家族一緒に過ごし、将来は子ども部屋に区切れるよう計画しました。
玄関からのキッチンの目隠しに設けた壁は、色とりどりのガラスを入れた格子に。
寝室の奥はウォークインクロゼットで、明るいイエローのクロスとアーチ形の入り口で楽しい雰囲気。
北側で結露が気になっていたため、窓のある壁は調湿性のある珪藻土で仕上げています。
右側にクロゼットとつながる室内窓が。
インテリアのアクセントになるだけでなく、リビングからの光と風を取り込みます。
梁の部分を将来仕切って、子どもたちのための個室にすることができます。
この写真の事例詳細はこちら: No.281 子供達と一緒に元気に成長する住まい
まとめ
ウォークスルークロゼットは家全体を回遊しやすく、便利なことが分かっていただけたと思います。しかし、収納の大部分は壁に沿ってつくられるため、入り口を設けたぶん収納力が下がってしまうというデメリットが。また、動線がスムーズな反面デッドスペースが生まれやすく、しまうモノや使う頻度などをより綿密に考える必要があります。ちょっと大変ではありますが、リノベーションは収納計画と断捨離の絶好のチャンス。これを機に、必要なモノだけを所有する、ストレスのない暮らしを目指してみましょう。>>ウォークスルークロ―ゼットのある事例をもっと見る