既存利用
2019年1月22日(火)
工事部、施工管理の保壽です。
リノベーションにおいて、スタイル工房でよくあるのが、既存のお住まいのリユースです。
建具や設備をそのまま使うことや、いったん外して、別の場所に設置しなおすことを指します。
塗装してキレイにしたり、より使いやすく工夫を加えることもあります。
そのため、既存利用というより「再生」の方が近いかもしれません。
こちらの現場は築38年のマンション。
一部の壁や床の土台、窓などを既存利用しています。
天井の廻縁(まわりぶち)も再利用しているのですが、クロスや天井などの内装は新しくするため、いったん取り外します。
ブラウンの廻縁を途中まで取り外したところです。
既存はどのようになっていたかを後で確認できるよう、必ず撮影をしておきます。
角の部分の専用のパーツもとっておきます。
糊や汚れ、釘などはそれをしっかりと落としてキレイに。
一か所に集めておきますが、中にはたわみがひどく使えないものも。
再利用するかどうかは、施工管理と大工さんで相談して決めていきます。
下に給排水の配管を通す部分だけを壊して、床の貼り替えも一部しました。
配管を通した後に新たに土台を作って12mm厚の板を敷き、高さを合わせたら新しいフローリングを上から貼ります。
既存の床は場所によっては老朽化でフカフカと浮いてしまっている為、くさびを増し打ちし床鳴りを防ぎます。
境目の白い点が増し打ちした部分です。
築年数の古いマンションは躯体がたわみ、どうしても自重で中心部分が下がってきてしまいます。
その為、床を貼るときにはこちらの水平器が欠かせません。
レーザーが正確に水平・垂直を示してくれます。
完成した床の、天井の梁より右側が既存床を残した部分です。
当然ながら、見た目にはまったく分かりませんね。
↑はリノベ前の廊下、そして玄関です。
こちら↑は、完成した廊下~玄関です。
廻縁と両脇の板張りの壁は既存のまま、床や下足収納は新たに作っています。
以前のお住まいで使っていたカウンターを再利用したベンチを、お客様が大変喜んでくださいました。
このように、古い思い出と新しい住みやすさを違和感なく共存させるのも、リノベーションの良さですね。
加えて、既存利用のメリットには、廃棄処分のコストが削減できるということがあります。
しかし、残す・残さないの判断や、新しく作るのと遜色ない仕上がりには、細かい工程や技術が必要です。
リノベーションにおいて、スタイル工房でよくあるのが、既存のお住まいのリユースです。
建具や設備をそのまま使うことや、いったん外して、別の場所に設置しなおすことを指します。
塗装してキレイにしたり、より使いやすく工夫を加えることもあります。
そのため、既存利用というより「再生」の方が近いかもしれません。
こちらの現場は築38年のマンション。
一部の壁や床の土台、窓などを既存利用しています。
天井の廻縁(まわりぶち)も再利用しているのですが、クロスや天井などの内装は新しくするため、いったん取り外します。
ブラウンの廻縁を途中まで取り外したところです。
既存はどのようになっていたかを後で確認できるよう、必ず撮影をしておきます。
角の部分の専用のパーツもとっておきます。
糊や汚れ、釘などはそれをしっかりと落としてキレイに。
一か所に集めておきますが、中にはたわみがひどく使えないものも。
再利用するかどうかは、施工管理と大工さんで相談して決めていきます。
下に給排水の配管を通す部分だけを壊して、床の貼り替えも一部しました。
配管を通した後に新たに土台を作って12mm厚の板を敷き、高さを合わせたら新しいフローリングを上から貼ります。
既存の床は場所によっては老朽化でフカフカと浮いてしまっている為、くさびを増し打ちし床鳴りを防ぎます。
境目の白い点が増し打ちした部分です。
築年数の古いマンションは躯体がたわみ、どうしても自重で中心部分が下がってきてしまいます。
その為、床を貼るときにはこちらの水平器が欠かせません。
レーザーが正確に水平・垂直を示してくれます。
完成した床の、天井の梁より右側が既存床を残した部分です。
当然ながら、見た目にはまったく分かりませんね。
↑はリノベ前の廊下、そして玄関です。
こちら↑は、完成した廊下~玄関です。
廻縁と両脇の板張りの壁は既存のまま、床や下足収納は新たに作っています。
以前のお住まいで使っていたカウンターを再利用したベンチを、お客様が大変喜んでくださいました。
このように、古い思い出と新しい住みやすさを違和感なく共存させるのも、リノベーションの良さですね。
加えて、既存利用のメリットには、廃棄処分のコストが削減できるということがあります。
しかし、残す・残さないの判断や、新しく作るのと遜色ない仕上がりには、細かい工程や技術が必要です。