R(アール)垂れ壁で、まあるく優しいインテリアに。オススメの設置場所は?
R下がり壁、アーチ壁ともいわれるR垂れ壁。通常は四角い入り口の角を丸くすることで空間にリズムがうまれ、柔らかい雰囲気になります。おうちのどこにつくるのがオススメ?というギモンにお答えするべく、今回は5つの場所に取り入れた例をピックアップしてみました。
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目次
- 大本命のパントリー。LDK空間のインテリアのポイントに
- リビング横の洗面室へ。丸く切り抜かれたクロスの色がキレイ
- 回遊できるシュークロークの廊下側の入り口をR垂れ壁に
- 子ども部屋の収納に。洋服選びのたびにときめくクローゼット
- ヌックの入り口を曲線にして、くつろぎムードを盛り上げる
- まとめ
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大本命のパントリー。LDK空間のインテリアのポイントに
【戸建て|築37年|リノベ面積 約105㎡】
R垂れ壁を取り入れる場所として人気の高いのが、キッチン収納であるパントリーの入り口。
建具を付けるほどではないけど、内部を丸見えにはしたくない場所を、ゆるやかに隠してくれます。
リビング側からもよく見えるので、かたちの面白さをインテリアのポイントとして楽しむことができます。
こちらのおうちは、廊下のウォークインクローゼットにもR垂れ壁を採用しました。
曲線を取り入れることで、玄関空間に優しいニュアンスを加えています。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.934 ひだまりでくつろぐ
リビング横の洗面室へ。丸く切り抜かれたクロスの色がキレイ
【戸建て|築30年|リノベ面積 約128㎡】
先ほどの例と同じくリビングからよく見える場所ですが、こちらは洗面室へとつながる入り口。
木の柱を現しにしたナチュラルなインテリアに、R垂れ壁がよく似合っています。
洗面室の壁をグリーンのアクセントクロスにして、入り口で切り抜かれた色をリビングにチラ見せ。
R垂れ壁だからこそ、色とカタチをアクセントとしてより効果的に見せることができます。
R垂れ壁の奥はカラークロスの他に、柄クロスで遊んでみるのもオススメです。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.914 ナチュラルリビングにお気に入り空間をつなげて
回遊できるシュークロークの廊下側の入り口をR垂れ壁に
【マンション|築16年|リノベ面積 約66㎡】
マンションのシュークロークの廊下側にR垂れ壁をつくった例です。
玄関側は天井まで大きく開口して使いやすく、廊下側はほどよく隠してすっきりとまとめました。
回遊動線はとても便利ですが、入り口が連続することで見た目がごちゃごちゃしがち。
そこで、そのうちのひとつをR垂れ壁にするのはおすすめの方法です。
Rからのぞく部分がキレイに見えるようにモノを詰め込み過ぎず、適度に余白をつくるようにしましょう。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.943 収納のプロも納得!の家事動線 & 収納計画
子ども部屋の収納に。洋服選びのたびにときめくクローゼット
【戸建て|築12年|リノベ面積 約23㎡】
3室あった2階の部屋を2つにまとめ、姉妹それぞれの子ども部屋にリノベーションした例です。
洋服が大好きだという上のお嬢さんの部屋には、R垂れ壁のウォークインクローゼットをつくりました。
ペールトーンと白でまとめられたロマンチックなインテリアとも相性ぴったりです。
WICの中から見るとこんな感じ。
こんなかわいい空間だと、毎日の洋服選びがもっと楽しくなりそうですね。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.953 なかよく窓で2分割 それぞれに彩るプライベート空間
ヌックの入り口を曲線にして、くつろぎムードを盛り上げる
【戸建て|築23年|リノベ面積 約67㎡】
最後にご紹介するのは、最近少しずつ施工例が増えつつある“ヌック”です。
こちらのおうちはリビングの一角、日当たりのよい窓際のヌック。
垂れ壁で隠れ家のような雰囲気をつくり、入り口の角を丸くしました。
入り口の柔らかいラインがくつろぎムードを盛り上げてくれます。
カウンターも設けて、読書やコーヒータイムにもふさわしい一角になりました。
小上がりベンチの下は収納になっており、実用性も兼ね備えています。
この写真の事例詳細はこちら:事例No.932 ゆとりのある暮らし方
まとめ
曲線をプラスすることで空間に遊びが生まれ、賃貸ではなかなか叶わない個性あるおうちにすることができます。今回ご紹介したように、R垂れ壁はパントリーやクローゼットなどの収納、ゆるくゾーニングしたい場所に取り入れるのがおすすめ。扉を設けずオープンにすることが多いですが、ロールスクリーンなどで目隠ししたり、引き戸などの設置も可能です。もし気になったらぜひご相談ください。