事例No.685ナチュラルに自分らしく東京都板橋区　マンションリノベーション

新築で購入したマンションに16年暮らしているK様は、以前から動線や収納の使い勝手の悪さを感じていらしたそうです。
水廻り設備や建具など使えるものは残しながら、暮らしやすいお住まいにしたいとご相談いただきました。
着物の着付けがしやすい和室がほしいというご希望もありました。

テーマ

• 使い勝手の悪かったWICを再構成。ウォークスルーで動きやすく
• 既存との調和を考えたインテリア提案

ポイント
寝室としてお使いのリビング・ダイニングに隣接するベッドスペースは、窓側の袖壁を取り払ってリビングと一体感のある空間に。3枚から4枚に変えた引戸は普段は開け放ち、一部を閉じればパーテーションとして活用でき、全部閉めても光を通すので圧迫感がありません。
床には木目が美しいブラックチェリーの無垢を使い、クリアオイル塗装でナチュラルな雰囲気に仕上げました。引戸のグレージュカラーや寝室のブルーグレーカラーとも優しく調和しています。

もともと大きさは充分だったものの使い勝手が良くなかったウォーク・イン・クロゼットはさらに広げてベッドスペースから和室につながるウォークスルーに。
家の中をぐるっと回れる回遊動線として、また両方の扉を開ければ光と風の通り道にもなります。

既存を活かしたキッチンはレイアウトもそのままですが、ダイニングとの間に収納家具にもなるカウンターを造作。
床と同じチェリー材を使い、天板には人工大理石を採用しました。両側から使える棚やマガジンラックなど、使い勝手に合わせて細かく設計しています。

水廻り設備はトイレのみを交換。
洗面台はミラーを取り替え、モザイクタイルをあしらって雰囲気を一新。
玄関の土間タイルや建具の一部も既存を利用。既存設備を上手に残し、動線の工夫でより暮らしに合ったお住まいに生まれ変わりました。