事例No.664心とからだに効く“風通しのいい暮らし”東京都西東京市 マンションリノベーション
東京都西東京市 マンションリノベーション
名前 | M様邸 |
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場所 | 東京都西東京市 |
建物種別 | マンション |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造 |
築年数 | 築 21 年 |
対象面積 | 約 72 ㎡ |
費用 | 約 1240 万円(税込み) |
工期 | 約 3ヶ月 |
環境と採光が気に入って購入した新築マンション。それから20年…
周辺環境も良好で暮らしやすく、これからもずっと住み続けるつもりでした。
しかし、築20年をむかえ、そろそろ水まわり設備も老朽化し、交換時期を迎えつつあった頃。
これからも末永く住んでいくからこそ「せっかくだから、もっと理想の住まいに近づけたい!」と、一念発起。
設備交換にとどまらず、気になっていたところに、思い切って手を入れることにしました。
リノベーションにあたり、まず改善したい点のひとつは、間取りの使い勝手。
もともとの間取りは、マンションの購入時に3LDKの間取りを2LDKにしてリビングを広げたプランでした。
そのせいか、キッチンからダイニングをはさんでL字型にリビングが配置され、奥まったような長いかたちに。
Mさんは「広くはあるけれど、なんだか細長くて落ち着かないな」と感じていたといいます。
水まわりと収納を再構築して住みやすく!動線も大幅に改善
これにより、入浴と身支度の生活動線、洗濯と片付けの家事動線がコンパクトにまとまりました。
洗面室の入り口はあえてオープンにし、浴室には室内窓を設置することで、光と風の通る水まわりに。
キッチンは壁側へ移動し、念願のアイランド型作業台を真ん中に設置。
ここでお子様と一緒にケーキの飾り付けをしたり、「家族で楽しむキッチン」の出来上がりです。
冷蔵庫や調理家電などは、壁を立ち上げた内側のオープン棚に収納。
ダイニングからの視線が届くことのない、すっきりとした見た目も実現しました。
また、北側の2つの個室は、仕切り壁を取り払ってひとつの大きな部屋に。
2LDKから1LDKになった訳ですが、お子様が成長して個室が必要になれば、ふたたび2部屋に仕切れるようにも配慮。
普段は引き戸を開け放って、ひとつながりのワンルームのような開放感を楽しんでいるそうです。
自然素材で「窓を開けない方が、心地よいくらい」の室内環境に
壁のビニールクロスは、調湿効果のある珪藻土、おがくずを原料にした紙クロス、竹パルプを使った壁紙などに変更。
それぞれの機能やメンテナンス性、予算を考えて、場所によって貼り分けています。
LDKの床は、明るめの色味が気に入って決めたナラの無垢フローリングに。
それまでの合板フローリングより足触りが心地いいのはもちろん、幅広のものを選ぶことで、空間をゆったりと見せています。
子どもの遊び場としても活用している寝室の床は、無垢材よりさらに柔らかいコルクにしました。
樹皮が原料のコルクは、衝撃や音を吸収してくれるので、子ども部屋やくつろぎの寝室にぴったり。
北側にあって結露や寒さにもお悩みだったため、窓も二重サッシに変更。
奥様は「リノベしてからは、窓を開けない方が心地よいくらいです」と快適さを実感中だそう。
ご主人も「帰るのが楽しみな家になりました。リノベをやってよかった!」と力強くお話しされていました。
お客様のご要望
約20年前、新築で購入したマンションにお住まいのMさんご家族。角部屋で採光が良く、周囲の環境も気に入っていたため、これからも住み続けたいとお考えでした。
築年数を重ねてそろそろ水廻り設備の交換時期となり、リノベーションを決意。
せっかくなら自然素材を使いたい、北側にある居室の寒さや風通しの悪さ、細長いリビングを改善したいとご希望でした。
プランニングのポイント
新築時に3LDKの間取りを2LDKにしてリビングを広げたプランでご購入されていました。そのためかリビングダイニングは細長く奥が深い形に。それが「何か落ち着かない感じ」の要因と考え、水廻りや収納のレイアウトを再構成。リビングダイニングの間口と奥行きのバランスがとれ、ゆったりと開放的な空間に改善されています。
まず、洗面と浴室を南側へ移動。入り口にはあえて仕切り戸をつけず、浴室には室内窓を取り付けて明るく風通しの良い水廻りになりました。その横にリビングとつながるファミリークロゼットを設置。扉を斜めにすることでリビングとの一体感を持たせています。
キッチンも壁側へ移動し大きな作業台を真ん中に設置。“みんなで楽しむキッチン”を実現しています。また、廊下の収納を取り込んで、L字型の稼動棚など空間を有効活用しながら機能的な収納スペースができています。
北側に位置する2つの居室は、仕切り壁を取り払ってひとつの空間としました。お子様が成長して個室が必要になれば、また間仕切りすることができます。出入り口は引き戸に変更し、普段は開けっ放し。まるでワンルームのような風通しの良い住空間となりました。
玄関にはシューズインクロゼットを新設。当初は間仕切り壁で仕切る予定でしたが、現場で「必要なし」と判断。ブラインドを使うことでより広々とした開放感が得られました。
寒さや結露のお悩みには全ての窓にインナーサッシを取り付けることで解消。床には床暖房対応の無垢フローリングやコルクタイルを用い、壁は珪藻土、再生紙とおがくずが原料の紙クロス「オガファーザー」といった自然素材をたっぷり採り入れました。
快適さに加えて心地よさもアップしたお住まいに生まれ変わっています
間取り図
工事内容
マンション内装改修工事
- 床:オーク三層フローリング、コルクタイル
- 壁:珪藻土、オガファーザー、ジョイウォール
- 造作家具
担当: 渡辺 , 歌田
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