事例No.828お茶香る 和モダン空間神奈川県横浜市 マンションリノベーション

お子さんたちが成長、独立していく中、これからの夫婦2人の暮らしをより快適にするための改修をご希望だったMさんご夫妻。奥様のお茶のお稽古や、ご自身が着物を着るためのスペースと収納を確保できる畳敷きの小上がり、憧れのグラフテクトのキッチンなど、当初からこんなふうにしたい、といったご要望は明確でした。
全体のインテリアはそれに合わせてご提案と打ち合わせを重ねて決めていくことになりました。

テーマ

• 夫婦2人の暮らしに重きをおいた改修
• 和のイメージが強い小上がりスペースとシンプルモダンなお好みの融合

ポイント
リビング横6畳の和室はスペースを半分に縮小し、残した和室スペースは小上がりにして床下に収納を設けました。畳の上ではお茶のお稽古やご友人とお茶の時間を楽しんだり、（ご自身が着物に着替えたり、）床下にはスーツケースや季節モノを収納できるとても便利な空間です。
着物で上り下りするときのために可動式の踏み台も用意しました。
さらに、独立したお子さんたちが遊びにいらっしゃったときには客間に早変わり。就寝時には天井スリットに格納したロールスクリーンをさっと下ろせば、落ち着いて眠れます。

キッチンは当初からご希望だったグラフテクトのキッチンを入れ、吊り収納や壁の一部を撤去してリビング・ダイニングと一体感のあるオープンな空間に。奥の壁はキッチン本体の色味に合わせたグレーのアクセントクロスとブルーグレーのタイルで仕上げました。
ダイニングテーブルはキッチンと同じグラフテクトの家具を採用。
リビングの壁一面にはタイルをヘリンボーン貼りして、アクセントウォールに。
ルイスポールセンの照明やアルフレックスのチェアなどお気に入りもたっぷり取り入れて。
全体に落ち着いたモダンな雰囲気のLDKと小上がりの和室が違和感なく融合する空間になりました。

プラスアルファでずっと気になっていたリビングドアに関するお悩みも解決。
ドアを開けたときにドアノブの分だけ壁から浮いてしまうので、壁にスリット状のニッチをつくりノブが壁内に収まるようにし、日常の小さなストレスが軽減されました。