事例No.750「らしく」暮らす。母と娘のslow life東京都新宿区　マンションリノベーション

Nさんがリノベーションすることになった物件は、親族から受け継がれたマンション。高校生のお嬢さんとお住まいになるためご相談に来られました。終の棲家になってもいいように先を見据えたプランをご希望されました。
お嬢さんがいずれ独立することを考えて個室を増やさず、くつろぎの場を広くしたり、家事スペースをコンパクトにまとめたり。またお2人とも趣味の蔵書をたくさんお持ちで、そのための収納もリクエストされました。

テーマ

• 将来を見据えたプラン
• ご要望を叶えつつ、住宅性能も向上

ポイント
40年近い築年数を踏まえ、まずは住まい全体の性能をアップすることに。ほぼスケルトンにして配管類を全て交換し、窓にはインナーサッシを設置しました。

お嬢さんが独立されるまでは、ご自身はリビングで休まれる前提で、個室は子ども部屋のみに。キッチンを他の水廻り設備に近い位置に配置し、家事動線がシンプルになるようプランしています。同時にバルコニー側から光と風がたっぷり入る、ゆったりとしたリビング・ダイニングの空間を確保しました。
LDの壁一面にはご希望だった本棚を造作。大切な蔵書を日光や湿気から守るため、風通しのいいルーバー建具を設置しました。本棚の他、衣類や大きな荷物、布団などをしまえるファミリークローゼットも設けています。

素材感のあるインダストリアルな空間がお好きで、天井は躯体あらわしを選択。壁や床は白とナチュラルな木の色でまとめ、ハードすぎないようバランスを取っています。
住宅性能の向上と好みのインテリアを両立するためにコストプランにも工夫しました。
住み心地と「好き」、両方をかなえたお住まいの完成です。