事例No.952大切なものを、いつもそばに東京都西東京市 マンションリノベーション

●食器や雑貨を収納しながら飾れる収納を造作
●和室を洋室に変え、フルオープンにできる障子で間仕切り

木をたっぷり使ったカフェをイメージされていたので、要所に木を採り入れました。タモ集成材で造作したキッチンカウンター兼食器棚は、食器のコレクションを眺めて楽しめるようにガラス扉に。裏側も扉になっているので、キッチン側からも出し入れできます。

リビングと洗面室を隔てる壁にはパイプスペースがありましたが、内側に余分な空間があったため、できるだけ削って飾り棚を設けました。そこにもお気に入りの食器をディスプレイできます。

LDの半分を占めていた低い天井は壊して梁を現し、奥の空間と自然なつながりが感じられるようにしました。窓際にはフロアタイルを張り、気兼ねなく鉢植えを置けるインナーテラス風に仕上げています。

広かった和室はモダンな障子で仕切った小さめの洋室にしていますが、室内で太極拳を嗜みたいというご要望に合わせ、障子を外してリビングと一体にできる工夫も採り入れました。1面の障子は引き込みに、もう1面の障子は外して格納できるスペースを確保しています。

洗面室は脱衣室と分けたうえで、リビング側の扉をなくして動線をスムーズに。リビングから見える洗面台はタモ集成材で造作してナチュラル感を演出しました。カウンター横のステンドグラスは、お2人の思い出のスイスのシヨン城がモチーフ。写真を元に下絵を作成し、専門業者にオーダーしました。

イメージ通りのカフェ風のインテリアはもちろん、食器のコレクションや観葉植物、思い出の品々など、N様にとって大切なものを日々愛でられる空間になり、「リノベーションでここまでできるとは思わなかった!」と驚かれています。