事例No.870力を合わせて挑戦 ～本気の断熱・気密住宅へ～東京都北区　戸建てリノベーション

しっかりとした鉄骨ALC造のご実家にお住まいのOさま。テレワークで家にいる時間が増えたこともあり、住環境の見直しをご決断されました。
夏は2階が暑く、冬は1階が寒くてすき間風も気になり、また、お母さまとの同居のお話もあり、ヒートショック対策もしたいとのこと。
お家の気密性と断熱性能をとことん上げることが一番のご希望で、Heat20のG2クラスにしたいという具体的な目標値もお持ちでした。

テーマ

• ご実家への愛着を大切に、持続可能で暮らしやすい家に
• 気密検査を実施し、築古鉄骨造の建物を新築並みの気密・断熱性に

ポイント
内部は階段などを除きほぼスケルトンにし、床・壁・天井それぞれに断熱材を設置。窓には新規サッシと、インナーサッシにはアルゴンガス入りLow-eガラスを採用。施工中・完成時の2度の気密測定も実施して、最終的にはC値0.7を記録しました。

LDKは、既存の和室2室とDKをつなげ、キッチンからは陽当たりの良いウッドデッキへと続くようにし、開放的で心地が良い大空間となりました。
キッチン横にはパントリーを設けて収納量をアップし、キッチンがいつもすっきりと片付くようになりました。ダイニングの一角はワークスペースにして、快適にテレワークができます。また、パントリー・洗面へと続く廊下にはペットのトイレスペースや収納も造り、白を基調とした明るく機能的な空間に生まれ変わりました。

ハイドアを採用し、ノイズレスな内装デザインとしながらも、元のお家の木製建具などもポイントとして活かしています。特に上部がR型の木製ドアは当時の特注でつくった立派なもので、玄関ホールのシンボリックな存在に。
床はナチュラルな色味の愛犬向けフローリングをメインにしつつ、トイレスペースがある廊下はお手入れしやすいフロアタイル、お母さまのお部屋は足触りも柔らかなコルクタイルを採用。床暖房も各居室に加え廊下やトイレにも設置し、部屋ごとの温度差を解消、ヒートショックの心配もありません。

家中どこにいても大きな窓から四季を感じて快適に暮らせ、また、ご親戚が集まったときもご実家の気配を感じられる、そんなお住まいになりました。

密着レポ：「高気密＆高断熱リノベーションで、住み継いだ家を快適に」