事例No.489実家を完全分離の二世帯住宅に。デザインにもこだわった理想のすまい。戸建てリノベーション
戸建てリノベーション

いざ2世帯住宅へ!自分たちにとってベストの距離って…?
結婚して賃貸マンションにお住まいだったYさん。
最初にご両親から、「実家をリフォームして一緒に住まないか?」というお話が持ち上がったのは2007年のことだったそうです。
出産、子育てとなかなか家づくりに集中できなかった当時からじつに7年後。長男の小学校入学に間に合うように2014年、リノベーションのパートナー探しが始まりました。
もともとのお家も、Yさんのご両親とお祖母様がお住まいだった2世帯住宅。
1階をご両親が、2階の一部と3階をお祖母様がお使いだったそうです。
さらに、2階にはワンルームの賃貸住宅もありました。
「以前は玄関もお風呂も共有の2世帯住宅。でも、共働きの僕たちとでは、生活のペースも暮らし方も全く違う」とYさん。だから、玄関も水回りも独立させ、マンションの上下階のように暮らせるようにしました。
お仕事などで遅くなったときに気を遣うこともなく、スープの冷めない距離でご両親も安心できる。
これがYさん家族にとっての正解でした。
〇〇風じゃなく、家族の「好き」をあつめたデザインに
もうひとつ、Yさんがこだわったのがお家のデザイン。
一目ぼれしたアンティークの家具や、デザイナーものの照明に合うインテリアを実現したい、と3社ほどに絞って検討を進めました。
「私たちの好みを分かってくれた上で、いろいろ提案してくれそう」と、最終的にスタイル工房に依頼。
ただオシャレなデザインというのではなく、Yさんのこだわりを理解した上で、カタチにしてくれたところがポイントだったようです。
ところどころに飾られたアートに、塗装された壁や建具。シャビーシックなキャビネットに、足場板を白く塗装したキッチンカウンター。小鳥をモチーフにした照明に、木の壁と深いグリーンの壁の組み合わせ。
できたお家を拝見すると、Yさん夫婦の選んだ品々に呼応するように、リノベーションのディティールが空間を作っているのが分かります。
○○風、といったテイストでひとくくりにできない、Yさんファミリーならではの、愛着とデザインが結びついたお家が完成しました。
間取りや収納にもひと工夫。住みやすさってこんなこと
お家の構造は2×4工法。
「細かく区切られていた空間をできるだけつなげて、子どもたちがのびのび遊べるようにしたい」。
そんな希望はあったものの、撤去できない壁があるなど、制約も多かったそうです。
構造をしっかり検討して、リビングは洋室を取り込んで広々と、子ども部屋と寝室はより使いやすくリニューアルしました。
プライベートスペースに向かうリビング階段は、もとは廊下の方に向いていたのをダイニング側に。
「子どもたちに、キッチンの前を通って子ども部屋に行き来してほしくて」と奥さま。
安全に上り下りできるよう、傾斜もゆるやかにしたそうです。
階段の周囲はぐるりと回遊できるようにし、階段下には洗濯機を置くスペースを設けました。
洗面脱衣所からもキッチンからも近く、使いやすい配置です。
ところどころに分散していた収納も、賃貸部分にあったロフトの下を利用したり、各部屋にウォークインクロゼットを設けて集中化。取り出す→しまうの動きが格段に短縮されました。
住みはじめてもうすぐ1年。お気に入りに囲まれた、安心・快適な暮らしを家族で楽しんでいます。
お客様のご要望
1階を親世帯、2階と3階を子世帯とそれぞれの居住空間をきちんと分けること、自分たちの理想のイメージのデザインにしたいというご要望がありました。
プランニングのポイント
工事内容



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