築古・壁式構造でも広々と。現場見学会レポート(2019年6月9日(日)開催)
2019年6月10日(月)
今回の現場見学会会場は壁式構造のマンションをリノベーションされたお住まい。
壁式構造というのは、壁で建物を支えている構造の建物のこと。マンションには壁式構造とラーメン構造の2種類がありますが、壁で建物を支える壁式構造は壊せない構造壁があるため間取り変更がしづらく、リノベの際には間取り変更がしづらいというデメリットがあります。
詳しくはこちら→不動産ブログVol.3 前編
壁式のそんなデメリットを解消、ご希望をしっかり叶え、広々としたLDKや洗面を実現されたとても参考になるお住まいでした。
雨がふったりやんだり…の梅雨天気でしたが、多くの方にご来場いただき、隅々までじっくりご見学いただきました。
今回のリノベポイントをご紹介。
1.壁向き、独立のキッチンを開放的なLDKへ
元々、アール開口の向こうに独立して壁付けだったキッチンを大きく移動。囲われていた壁も取り外し、キッチンがあった場所はパントリーに。キッチンはLDにつながるⅡ型の広々キッチンに変わりました。
ちなみにキッチンはIKEAさんのもの。IKEAさんのキッチンを使いたい!とのお施主様のご希望を実現。家具のようなIKEAさんのキッチンはLDに違和感無く馴染んでいますね。
2.広々にも分けても使えるリビングスペース
リビング横の和室だったスペースは、ふすまの左右の壁も取り外し、リビングに取り込みました。ただつなげただけではなく、吊りの大きな4枚引き戸をつけたので、来客時やご家族が増えて、部屋を増やしたいときには個室としての利用も可能。普段は完全に開け放てますし、吊り戸で床に境が無いので、一続きの広々リビングとして活用できます。
3.DIYでこれからもっと使いやすく
今回は収納スペースは作ったものの、中はまっさら。ご自分で可動棚用のレールを取り付けたり、既製品の収納家具を入れ込んで、収納するものや量に応じて都度使いやすく変えていけます。自分たちでつくる楽しさと変化に合わせて対応できる自由の両方がかなえられています。
4.しっかり断熱で長く快適に暮らせるお住まいに
今回のリノベで大きなポイントがその断熱性。5階建ての5階で、しかも築古ということもあり、外に直接接する壁と天井はすべてウレタン断熱材を吹き付けました。また、一部を除いてアルミサッシ&シングルガラスだった窓にはすべてインナーサッシを設置。駅近ということで、電車の音も気になるお家でしたが、元の窓とインナーサッシを閉めれば音はほとんど気にならないほどに。
その防音性能はご来場された方も驚いていました!
次回はすでにお住まいのお家を見学させていただける見学会!
リノベ後のリアルな暮らしの様子が伺える貴重な機会です。ぜひご来場ください。
詳細・ご予約はこちら→2019年06月23日(日)開催 子どもと一緒に夢見る家