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中古を買ってリノベしよう!Vol.3 「構造」によってどう違うの? 前編

2018年5月1日(火)
新築もいいけど、好きな街で、オリジナルの暮らしがしたいなら中古を買ってリノベーションするのがおすすめ!でも、中古物件ってどうやって探せばいいの?というギモンにお答えします。第3回目は「構造」編!
 

「ラーメン構造」と「壁式(かべしき)構造」

マンションの構造というと、まずは構造材の材料で大別されるのが一般的です。「RC(鉄筋コンクリート)造」「S(鉄骨)造」など、聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
その中でも中古マンションは、鉄筋コンクリート造の物件が圧倒的に多く、構造材の組み立て方によってさらに2つに分けられます。「ラーメン構造」と「壁式(かべしき)構造」です。

ラーメン構造…ラーメン構造のラーメンとはドイツ語で「枠」という意味です。
枠部分、つまり柱と梁(はり)で建物を支える構造のことを指します。
柱で建物を支えているため、柱と柱の間にある壁のほとんどを撤去することができます。
たとえば、リビングとキッチンの間の壁を撤去して広々としたLDKをつくる、などといった自由度の高いリノベーションが可能です。

ただし、ラーメン構造の場合は室内に柱や梁の出っ張りがあることが多いので、家具の配置がしづらいといったデメリットが。また、ラーメン構造のマンションであっても、建物によっては室内に一部、撤去することのできないコンクリートの壁が存在することもあります。

リフォーム・リノベーションの事例|ラーメン構造のマンションリフォーム・リノベーションの事例|ラーメン構造のマンション間取り
リビング隣の和室をキッズスペースとしてLDKと一体化させた
(No.168 大人も子どもも元気にワクワク遊ぶ家)


壁式構造…その名の通り、壁で建物を支える構造の事です。コンクリートの壁で建物を支えているため、その壁自体は撤去することができません。
リノベーションをする際には、壁を撤去するなどの間取り変更がしづらいというデメリットがあります。
もちろん、構造上必要な壁以外の壁(内装壁)であれば、撤去したり位置を変えたりすることができます。撤去できる壁かそうでないかの簡単な見分け方は後に触れます。

また、壁式構造はがっしりと面で支えて揺れに耐えるので、比較的築年数が古いマンションでも「耐震強度が高い」との調査結果もあります。
室内に柱や梁の出っ張りがないため、空間がすっきり見えて家具の配置がしやすいというメリットもあります。

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壁式構造のマンション。一部抜けない壁はテレビ台を造作してうまく活用した
(No.569 ライトコートからの光が明るい広々リビング)

「構造」によってどう違うの? 中編に続く

*写真はイメージです
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