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【お気に入りの逸品】S様邸(事例No.653)アンティーク編 -ダイニングテーブルとチェア-

2019年7月14日(日)
お母様の影響で好きになったアンティーク

もともと新築で購入したマンションを、築15年目にしてリノベしたSさん家族。
まだまだキレイでしたが、家族みんなが集まることのできるキッチンにするために、、LDKを広げて住みやすい住まいに刷新されました。

ダイニングセット アンティーク|リノベの先輩のお気に入りの逸品
ダイニングセットとして使っているアンティークのテーブルとチェアも、マンション入居時からのお付き合い。
15年前に購入したものを、今回のリノベをきっかけにメンテナンスを施すことにしたそうです。
テーブルはドローリーフテーブルと呼ばれるもので、90㎝四方の天板の下に左右2枚の天板が収納されており、それらをスライドして引き出すことによって、約1.5倍の大きさに伸張します。
その名の通り、leaf(葉っぱという意味が一般的ですが、ここでは板)をdraw(ひっぱる)でDraw leaf、というわけです。

もとは16世紀後期に初めてイギリスで登場し、Sさんのお家に来たものも1880~1940年代につくられたものだそう。
正方形のものを2つ並べてダイニングテーブルとして使っていますが、よく見ると天板や脚のデザインが違っています。
「もともと母がアンティーク好きで。この並べ方も実家のマネをしました」と奥様。
完全に揃わないこと、その違いを楽しむアンティークのよさが「ある程度の年齢になって分かってきた」と話されます。

「揃わない」といえば、テーブルと一緒に塗装し直して座面の張替えをしたチェア4脚。
こちらも座面はすべて、あえて違う素材・色を選びました。
皮革風の朱赤に、ツイードのような素材の深い赤とグレー、ネイビー。
これらを決めるために、取り寄せたサンプルはざっと30~40種類にものぼったそう。
「4脚とも同じものを貼ったほうが安くなる、とは言われたものの、家族みんなの自分の椅子にしたかったんです」。
細やかにこだわられたんですね、と驚くと「でも、アンティークはズボラな人に向いているかもしれません」と笑うご主人様。
「キズをつけてしまっても、それが味になってくれるから。普通のものだとみすぼらしくなっちゃうでしょ」。
誰かがつけたキズも思い出に、大切にメンテナンスしながら引き継いでいけるのも魅力、と話されていました。

アンティーク ダイニングテーブル|お気に入りの逸品アンティーク ダイニングテーブル グリーン|お気に入りの逸品
 
【逸品Data】
購入:Lloyd's Antiques (ロイズ・アンティークス)
修理:Oku-Antiques(オクアンティークス)
テーブルは34,400円/台 チェアは5,400円/脚

今回お話を伺ったSさま邸はコチラ
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