リノベしたお家の「その後」が見たい!OB訪問 ~移住から定住へ。変わる「家族と暮らしの関係」 H様邸(前編)~
2021年7月25日(日)
リノベーション後の新生活から1年、2年と経ち「ずっとキレイなまま住めるのかな?」「長く暮らして初めて気付くことってあるの?」…そんなギモンにお応えするOB訪問!今回は2016年に妻の実家をオフィス兼ご自宅にリノベーションされたH様のおうちを訪問してきました。Q&A形式でお届けします。
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妻●私の実家だったんです。祖父母と父母、私を含む3姉妹の、7人が住んでいた2世帯住宅ですね。
両親もすでに別の場所に住んでいるため、3年ほど空家になっていて、どうしようかと思っていたのですが…。
夫●僕たちも、そのころは都内の賃貸マンションに住んでいました。仕事上、都内の方が都合がいいかなとも思ったのですが、子どもが産まれたこと、30歳で独立したあとに世界や日本中の人々の暮らしをみて「受け継ぐこと、遺すこと」に意識が向いてきたんです。
妻●自分が生まれ育った場所で子育てできる安心感や、ちょうどここが両方の両親が住んでいる場所の真ん中くらいということもありました。
―リノベーション当時は1歳だった息子さんも、もう5歳なのですね!弟もできて、お兄ちゃんになりましたね。
都内で暮らされていた頃と、意識が変わったところなどありますか?
夫●マンションだと、仕事と生活を分けるのが難しくて。ちょっとした仕事もカフェでやったりと、仕事の意識は常に「外」に向いている感じだったのが、家の中に向くようになりました。
妻●広さをいかして1階にオフィスをつくったのが本当によかったです。居心地もよくて…世界を回ったり、仕事で出張したりで、常に移住生活だったのが、「定住したんだな」と感慨深いです。
―おうち仕事といえば、コロナの影響はいかがでしたか?(H様夫婦は、さまざまな企業と日本全国のモノや人、暮らしをつなげる編集プロダクションを経営されています)
夫●やはり、打合せや取材などはオンラインが定着しました。もちろん現地に行きたい気持ちは強くあるのですが、家で仕事できる環境が整っていることのありがたみを実感しましたね。
妻●撮影に行けなかったり、スタジオが閉まっていたりで、家で撮影することも増えました。とくにお料理に関する仕事が増えたので、天板の広いアイランドキッチンが大活躍!家全体をハウススタジオとして使えるので、すごく助かります。
夫●予算を伝えて、1案、2案目と出してもらったときに「ちなみにこういう使い方もありますけど…」って出してもらったプランに「コレだ!」ってなったのを覚えています。プラン図も、走り書きみたいな手描きのラフで…。
妻●でも、子どもの頃に住んでいた身からしても、それが家を最も有効活用してくれている案だと感じました。
―そのプランが採用されて、1階にオフィスと多目的に使えるゲストルーム、2階に家族の生活スペースを集約したおうちができあがったんですよね。
夫●階段を違うところにつくり、そこにキッチンを持ってくるなんて、思いもよらなかったです。なにもなかったところに、空間が生まれた!って。
妻●そうそう。でも、キッチンがここにあることで家じゅうを見渡せるんです。人をお呼びしたときも、お料理しながら会話に参加できますし。また、2階南側の一番いい場所…もともと私たち姉妹の子ども部屋だったのですが、ここがリビングとして広々使えることも嬉しいですね。
妻のRさんの「つくってよかった」ポイントは、キッチンの向かいの窓の上につくった飾り棚。
夫●リビング横の、もとは屋根だった部分をルーフバルコニーにするのも「そんなことできるんだ?!」って感じでしたね。夏はここにビニールプールを出して、子どもたちと水遊びをしています。
妻●子ども部屋のバルコニーです。洗濯物がすぐ乾くし、外からは庭をはさんで奥まった場所なので、目立ちにくいのも嬉しいです。
夫●リビングの梁もそうですが、細かいところでは子ども部屋の屋根裏収納ですね。アルバムなど、頻繁には出さないけど残しておきたい想い出の品をしまうのに重宝しています。
妻●あとは、既存の建具などを再利用した場所は、懐かしい実家を思い出させてくれて、気に入っていますね。
玄関ドアや木枠がレトロな室内窓などは、元のおうちにあったものを塗装して再利用しました。
―移住から定住へと、ライフスタイルそのものを変えるきっかけになったH邸のリノベーション。次回は、1階スペースとお庭の使い方やおうちのお手入れのこと、これからのことなどについて触れていきたいと思います。(後編へ続く)
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もとは2世帯住宅。広いおうちをどう使う?
―リノベーション面積が200㎡!これは、一戸建てにしても広いほうですね。妻●私の実家だったんです。祖父母と父母、私を含む3姉妹の、7人が住んでいた2世帯住宅ですね。
両親もすでに別の場所に住んでいるため、3年ほど空家になっていて、どうしようかと思っていたのですが…。
夫●僕たちも、そのころは都内の賃貸マンションに住んでいました。仕事上、都内の方が都合がいいかなとも思ったのですが、子どもが産まれたこと、30歳で独立したあとに世界や日本中の人々の暮らしをみて「受け継ぐこと、遺すこと」に意識が向いてきたんです。
妻●自分が生まれ育った場所で子育てできる安心感や、ちょうどここが両方の両親が住んでいる場所の真ん中くらいということもありました。
―リノベーション当時は1歳だった息子さんも、もう5歳なのですね!弟もできて、お兄ちゃんになりましたね。
都内で暮らされていた頃と、意識が変わったところなどありますか?
夫●マンションだと、仕事と生活を分けるのが難しくて。ちょっとした仕事もカフェでやったりと、仕事の意識は常に「外」に向いている感じだったのが、家の中に向くようになりました。
妻●広さをいかして1階にオフィスをつくったのが本当によかったです。居心地もよくて…世界を回ったり、仕事で出張したりで、常に移住生活だったのが、「定住したんだな」と感慨深いです。
―おうち仕事といえば、コロナの影響はいかがでしたか?(H様夫婦は、さまざまな企業と日本全国のモノや人、暮らしをつなげる編集プロダクションを経営されています)
夫●やはり、打合せや取材などはオンラインが定着しました。もちろん現地に行きたい気持ちは強くあるのですが、家で仕事できる環境が整っていることのありがたみを実感しましたね。
妻●撮影に行けなかったり、スタジオが閉まっていたりで、家で撮影することも増えました。とくにお料理に関する仕事が増えたので、天板の広いアイランドキッチンが大活躍!家全体をハウススタジオとして使えるので、すごく助かります。
「無」を「有」に変えるリノベの世界
―リノベーションプランで、今でも印象に残っていることはありますか。夫●予算を伝えて、1案、2案目と出してもらったときに「ちなみにこういう使い方もありますけど…」って出してもらったプランに「コレだ!」ってなったのを覚えています。プラン図も、走り書きみたいな手描きのラフで…。
妻●でも、子どもの頃に住んでいた身からしても、それが家を最も有効活用してくれている案だと感じました。
―そのプランが採用されて、1階にオフィスと多目的に使えるゲストルーム、2階に家族の生活スペースを集約したおうちができあがったんですよね。
夫●階段を違うところにつくり、そこにキッチンを持ってくるなんて、思いもよらなかったです。なにもなかったところに、空間が生まれた!って。
妻●そうそう。でも、キッチンがここにあることで家じゅうを見渡せるんです。人をお呼びしたときも、お料理しながら会話に参加できますし。また、2階南側の一番いい場所…もともと私たち姉妹の子ども部屋だったのですが、ここがリビングとして広々使えることも嬉しいですね。
妻のRさんの「つくってよかった」ポイントは、キッチンの向かいの窓の上につくった飾り棚。
夫●リビング横の、もとは屋根だった部分をルーフバルコニーにするのも「そんなことできるんだ?!」って感じでしたね。夏はここにビニールプールを出して、子どもたちと水遊びをしています。
実用的な部分や想い出はしっかり残して
―逆に、もともとあったもので「残しておいてよかった」と実感されている場所はありますか?妻●子ども部屋のバルコニーです。洗濯物がすぐ乾くし、外からは庭をはさんで奥まった場所なので、目立ちにくいのも嬉しいです。
夫●リビングの梁もそうですが、細かいところでは子ども部屋の屋根裏収納ですね。アルバムなど、頻繁には出さないけど残しておきたい想い出の品をしまうのに重宝しています。
妻●あとは、既存の建具などを再利用した場所は、懐かしい実家を思い出させてくれて、気に入っていますね。
玄関ドアや木枠がレトロな室内窓などは、元のおうちにあったものを塗装して再利用しました。
―移住から定住へと、ライフスタイルそのものを変えるきっかけになったH邸のリノベーション。次回は、1階スペースとお庭の使い方やおうちのお手入れのこと、これからのことなどについて触れていきたいと思います。(後編へ続く)
→このお家の施工事例はこちらから
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