増えてます!親と同居リノベ。二世帯が楽しく快適に暮らすコツを事例から学ぶ
2023年12月24日(日)
毎年好評の「二世帯リノベ」、ますます増えています。子世帯の共働きや夫婦の家事分担が当たり前になったいま、三世代同居も程よい距離を保ちつつも、仲良くお付き合いしているご家族がたくさん!そんな「プライバシー」と「安心」の両立を実現した事例をタイプ別にご紹介します。
お互いにプライバシーを守りつつ、共有部分は明るく開放的な間取りや効率的な家事動線がご希望でした。
こちらが1階のLDK。
和室・洋室と分かれていた南側に、家族みんなが集えるゆったりとしたリビングをつくりました。
戸建ての1階リビングはやや暗くなりがちですが、天井の一部を半透明のグレーチング素材にすることで解消。
こちらは2階のファミリールームで、床のグレーチングから1階まで光と届けます。
おうち全体にふんだんに収納をつくり、いつもスッキリと片付く住まいができあがりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.891 光に包まれて心地よく暮らす
当初は完全分離型を希望されていたそうですが、スペースを有効に使うため玄関は共有することに。
玄関から、階段を上がって2階が子世帯で、もともとは洋室3室+和室を再構成し、広いLDKをつくりました。
リビングの室内窓は玄関ホールに光と風を通すとともに、インテリアのアクセントに。
リビングの引き戸2つは寝室につながっており、将来的には区切って個室にすることもできます。
幹線道路の近くということもあり、気になっていた騒音を抑えるために1・2階全ての窓にインナーサッシを設置。
断熱性能も上がり、親子ともぐんと過ごしやすい環境になりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.838 親・子・孫3世代で伸び伸び暮らす
以前は祖父母が住んでいた1階に子世帯、2階に親世帯が暮らしていましたが、このたび入れ替わることに。
こちらが今回、子世帯が住むことになった2階LDKです。
まだまだ小さいお子さま達がのびのび遊べて、その様子に目が届く大空間をつくりました。
天井の一部を吹き抜けにして、小屋裏を活用したキッズコーナーに。
階段で昇り降りできて安全なうえ、散らかりがちなおもちゃの収納にも重宝します。
現しにした天井の根太には濃い目のオイル塗装で、希望していた沖縄の古民家のような雰囲気を演出。
インナーテラス風の一角にワークカウンターを造作し、子どもたちが並んで勉強などもできる場所に。
床は古びたような風合いのあるフロアタイルで、趣きたっぷりの空間に仕上げました。
この写真の事例詳細はこちら:No.844 家族みんなの「うむさん」な時間
もともと2階を使われていたお母様が今後のことを考え1階へ、子世帯が2階に住むことにしました。
こちらが2階子世帯のリビングで、洋室と納戸のスペースを取り込んで広々と、壁向きキッチンを対面式に変更。
リビングには、天井を上げて階段でつながるロフトを新設。
ワンフロアでも、普通の戸建てのように伸びやかなリビングです。
ロフトへ上がる階段脇には小さな書斎もつくりました。
程よく集中できつつ、室内窓からLDKを見渡すことができます。
この写真の事例詳細はこちら:No.817 世代を超えて暮らしを楽しむ家
同居リノベの成功のコツは、家族全員がきちんと話し合って納得した上で、共有部分・分離部分を決めること。ほどよい距離感は家族の数だけあります。様々な事例を見て、共有して、おうちを一緒につくりあげる共同作業ができたご家族は、いざ新生活が始まっても、うまくいくことが多いのです。
――――――――――――――――
目次
- 【同居型】1階にLDK+お母様の部屋、2階を子世帯に
- 【玄関共有】個室4室をまとめて、回遊できる子世帯へ
- 【分離型】1階と2階を親子世帯で取り替えっこリノベ
- 【分離型】2階子世帯にロフトを新設し、広々と暮らす
- まとめ
【同居型】1階にLDK+お母様の部屋、2階を子世帯に
2階床を一部半透明にして1階リビングを明るく
ご実家でお母様と同居することになったご家族。お互いにプライバシーを守りつつ、共有部分は明るく開放的な間取りや効率的な家事動線がご希望でした。
こちらが1階のLDK。
和室・洋室と分かれていた南側に、家族みんなが集えるゆったりとしたリビングをつくりました。
戸建ての1階リビングはやや暗くなりがちですが、天井の一部を半透明のグレーチング素材にすることで解消。
こちらは2階のファミリールームで、床のグレーチングから1階まで光と届けます。
おうち全体にふんだんに収納をつくり、いつもスッキリと片付く住まいができあがりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.891 光に包まれて心地よく暮らす
【玄関共有】個室で別れていた2階を回遊できる子世帯へ
幹線道路からの騒音を解消し断熱性もアップ
ご実家を二世帯仕様に変えて同居した例です。当初は完全分離型を希望されていたそうですが、スペースを有効に使うため玄関は共有することに。
玄関から、階段を上がって2階が子世帯で、もともとは洋室3室+和室を再構成し、広いLDKをつくりました。
リビングの室内窓は玄関ホールに光と風を通すとともに、インテリアのアクセントに。
リビングの引き戸2つは寝室につながっており、将来的には区切って個室にすることもできます。
幹線道路の近くということもあり、気になっていた騒音を抑えるために1・2階全ての窓にインナーサッシを設置。
断熱性能も上がり、親子ともぐんと過ごしやすい環境になりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.838 親・子・孫3世代で伸び伸び暮らす
【分離型】1階と2階を親子世帯で取り替えっこリノベ
子世帯は沖縄の古民家をイメージした空間づくりを実現
もともと二世帯仕様のご実家にお住まいだったご家族。以前は祖父母が住んでいた1階に子世帯、2階に親世帯が暮らしていましたが、このたび入れ替わることに。
こちらが今回、子世帯が住むことになった2階LDKです。
まだまだ小さいお子さま達がのびのび遊べて、その様子に目が届く大空間をつくりました。
天井の一部を吹き抜けにして、小屋裏を活用したキッズコーナーに。
階段で昇り降りできて安全なうえ、散らかりがちなおもちゃの収納にも重宝します。
現しにした天井の根太には濃い目のオイル塗装で、希望していた沖縄の古民家のような雰囲気を演出。
インナーテラス風の一角にワークカウンターを造作し、子どもたちが並んで勉強などもできる場所に。
床は古びたような風合いのあるフロアタイルで、趣きたっぷりの空間に仕上げました。
この写真の事例詳細はこちら:No.844 家族みんなの「うむさん」な時間
【分離型】2階子世帯にロフトを新設し、広々と暮らす
吹き抜けで縦方向にも伸びやかに
こちらも分離型二世帯住宅の取り替えっこリノベです。もともと2階を使われていたお母様が今後のことを考え1階へ、子世帯が2階に住むことにしました。
こちらが2階子世帯のリビングで、洋室と納戸のスペースを取り込んで広々と、壁向きキッチンを対面式に変更。
リビングには、天井を上げて階段でつながるロフトを新設。
ワンフロアでも、普通の戸建てのように伸びやかなリビングです。
ロフトへ上がる階段脇には小さな書斎もつくりました。
程よく集中できつつ、室内窓からLDKを見渡すことができます。
この写真の事例詳細はこちら:No.817 世代を超えて暮らしを楽しむ家
まとめ
都市部を中心に住宅の価格が高騰していることもあって、親とも暮らせて安心な実家への同居リノベーションを選択するご家族が増えています。二世帯リノベーションは、節税や補助金などのメリットもあり、親世帯・子世帯ともに合理的な選択肢といえるでしょう。同居リノベの成功のコツは、家族全員がきちんと話し合って納得した上で、共有部分・分離部分を決めること。ほどよい距離感は家族の数だけあります。様々な事例を見て、共有して、おうちを一緒につくりあげる共同作業ができたご家族は、いざ新生活が始まっても、うまくいくことが多いのです。