ひともペットも楽しく幸せに♪ペットリノベアイデア集【ねこ編】
2022年10月9日(日)
リノベーションやリフォームをする最大の理由は、自分と家族の幸せなくらしを実現すること。「家族には、もちろんウチのコ(ペット)も含まれてます!」という人のための事例集、今回は「猫と暮らす家」編です。ずっとおうちの中で過ごす猫にとって、ストレスのない室内環境はとっても大事。既製品ではなかなかおしゃれなものがないペットドアやキャットタワーも、リノベーションなら、インテリアにぴったりで「ウチのコ仕様」のものが叶います!猫も人も、どちらも楽しく幸せ。そんなペットリノベのアイデアを、猫様のコメント(予想)とともに集めてみました。
目次
市販のペットドアもありますが、インテリアに合わせて造作することもできます!
こんなおしゃれなペットドアをつくったのは、築40年のマンションリノベーション。
モダンアートのような個性的なデザインは、お客様が家具屋さんにオーダーしたものだそう。
長毛猫さんとも似合っていますね。
リビングではカウンター前のキャットステップからキャットウォークを渡って、窓の上までぐるり。
高いところが大好きな猫にうれしい仕様になっています。
キャットステップの近くの柱には麻縄を巻き、ガリガリ爪とぎもできるようにしました。
この写真の事例詳細はこちら:No.406 2匹の猫が元気にのびのび遊べる家
そんなときは、構造上可能であれば壁に穴を空けることもできます。
リビングに、アンティークドアを塗装してつかった一戸建てリノベです。
柱に隠れて小さいですが、ドアの左側に猫用入り口が開けてあるのが見えます。
「自分たちでキャットウォークをつくってあげたい」と、リノベの際に壁に下地も入れました。
廊下から寝室につながるドア横にも、専用入り口が。
こちらのおうちの猫ちゃんも、自由に行き来ができて満足げですね。
造作ドアの仕様にもよりますが、費用的には「壁に穴 > 造作ペットドア > 既製品ペットドア」という感じ。
予算や叶えたいインテリアに合わせて、場所によってつくり分けてもいいですね。
この写真の事例詳細はこちら:No.519 古い建物に、自分たち流のスパイスをMIX!!
リビングのお隣り、ガラスブロックとガラス建具の向こうが寝室。
天井部分を空けて、空間をつなげました。
壁にキャットステップをつくり、リビングと寝室の行き来が可能に。
ちょうど三毛ちゃんがキャットステップを使っているところを見ることができました。
「おふとんはあったかい…入るニャか?」
昼間も飼い主さんの匂いに包まれて眠れるのは、猫ちゃんにとって安心な環境。
もちろん夜はお互いの体温で、ぬくぬくと至福の時間が過ごせますね。
この写真の事例詳細はこちら:No.126 自分流に・・・ネコと一緒に楽しく暮らす。
猫が落ち着けて、かつ人にとっても目が届きやすい(けど目立たない)、お掃除しやすい場所が理想です。
3匹の猫ちゃんが暮らすこちらのおうちでは、廊下の収納の下部を開けてご飯とトイレコーナーにしました。
食事場所とトイレがあまり近いと落ち着かないので、廊下の対面でも、位置をずらしています。
リビング内、小上がりの畳スペースと書斎コーナーを仕切る壁の上部はキャットウォークにしました。
この写真の事例詳細はこちら:No.533 小上がりの畳スペースを有効活用
リノベーションを機に、長年の夢だった保護猫の里親になったというお客様。
洗面室のカウンター下に、2個の猫トイレを置くことにしました。
向かいの壁には入り口もふたつ。
「これならいつでもキレイなトイレがつかえるニャ」
ツヤツヤの黒猫さんも納得の表情です。
この写真の事例詳細はこちら:No.817 世代を超えて暮らしを楽しむ家
肉食動物でもあることから、大小ともに、トイレのニオイはなかなかパンチが効いています。
そこで、思い切って、ヒト用のトイレとまとめてニオイ対策をしてしまう、という手段もあります。
それがこちら。
もとはリビングにあってニオイが気になっていた猫用トイレを、ヒト用トイレを拡張して同じ空間にまとめました。
トイレに流せる猫砂を使えば、後始末もラクラクです。
ちなみに、こちらのおうちの猫ちゃんのお気に入りの場所はここ。
輸入クロスが素敵なお部屋のベッドに埋まる姿がカワイイ!
この写真の事例詳細はこちら:No.242 愛猫も家族も心地よく暮らせる家
とくに、木に登ったり下りたりのような上下運動が重要だといわれています。
こちらは壁にキャットステップと、天井に2本、梁のようなかたちでキャットウォークを渡したマンション。
テレビの上も、飾り棚を利用したキャットステップになっています。
リビング隣りの寝室にもキャットステップと、猫用入り口が上下に2カ所。
床は柔らかいコルクタイルでペットの脚に優しく、振動が伝わりにくいため、階下への影響も軽減してくれます。
「たくさんうんどうできるおうちニャ」
レッドタビーのアメショーさんでしょうか。
活発で遊び好きな子が多いといわれるアメリカンショートヘアにぴったりのリノベーションですね。
この写真の事例詳細はこちら:No.291 ネコたちと楽しく暮らすマンションライフ
猫2匹と暮らす本好きご夫婦のマンションリノベーションです。
大量の蔵書を収めるリビング壁いっぱいの本棚の、最上階をキャットウォークにしました。
テレビまわりには、棚のようなステップ状のキャットウォークがあり、ちょうど猫ちゃんが移動中。
テレビ下の壁には、よく見ると猫用入り口が空いています。
アール型の小さなかたちが、絵本で見た小人のおうちのよう。
高さがあるため、猫たちも出入りしやすそうです。
この写真の事例詳細はこちら:No.586 回遊できるおうちで気ままなニャンライフ
たとえばこちらのマンションリノベーション。
窓の横にキャットステップがあるため、外の音を聞いたりひなたぼっこを楽しむことができますね。
テレビ上の飾り棚の最上段はキャットウォークとして、猫ちゃん用のクッションが置いてあります。
「に、にげおくれたニャ…!」
キャットウォークに上がるのが間に合わず、少しびっくりさせてしまいました。
この写真の事例詳細はこちら:No.561 家族の好きな色と想いをカタチに
ワンちゃんの散歩で出入りが多くなりますが、そんなときに便利なのが玄関のペットガード。
「早くおさんぽ行きましょう!」とはやるワンちゃんに気をとられて猫が脱走…などという事態を防いでくれます。
猫ちゃんたちはキャットステップで室内運動。
「つかいかた、見たいニャか?」
アメショーさんが実践してくれるようです。
「こうやって…すばやくとびのるニャよ!」
一番下は壁に猫用入り口もあり、その向こうには猫トイレがありますね。
キャットステップの上部はキャットウォークで、柱には麻縄を巻いて爪とぎに。
もともと築6年とまだ新しいマンションでしたが、床や壁は傷だらけで、ニオイも気になっていたそう。
壁には消臭効果に優れた珪藻土、床はお手入れしやすいリノリウムを採用してそれらの課題を解消。
好みのインテリアも実現しつつ、人もペットも幸せな暮らしが叶いました。
この写真の事例詳細はこちら:No.138 人もペットも快適なお家
リノベーションに伴う引っ越しや仮住まいで、ペットは人間以上にストレスを受けています。新しいお家に移って数日は家具の隙間や物陰から出てこないことも。人間の暮らしが落ち着けば自分から出てきますので、それまではそっとしておいてあげましょう。トイレは以前から使っていたトイレに使用済みの猫砂を少し混ぜてあげ、ごはんの食器も、まずはこれまで通りのもので慣らすようにしましょう。新居で愛猫がイキイキと遊んだり、ゆったりと眠る姿をみて「リノベーションしてよかった…!」と実感する日々がきっと来るはず。
目次
- 【移動手段】ペットドアや猫用入口で自由自在に行ったり来たり
- 【食事と排泄】お掃除しやすいごはんとトイレの置き場所は?
- 【運動場所】造作キャットウォークならインテリアも◎
- 【脱走・ニオイ対策】ワンちゃんもいる場合、必要なものは?
- まとめ
【移動手段】ペットドアや猫用入口で自由自在に行ったり来たり
「すきなときに、すきなところに行きたいんだニャ」
まずは多くの人がリノベーションでつくるであろう、猫用入り口。市販のペットドアもありますが、インテリアに合わせて造作することもできます!
こんなおしゃれなペットドアをつくったのは、築40年のマンションリノベーション。
モダンアートのような個性的なデザインは、お客様が家具屋さんにオーダーしたものだそう。
長毛猫さんとも似合っていますね。
リビングではカウンター前のキャットステップからキャットウォークを渡って、窓の上までぐるり。
高いところが大好きな猫にうれしい仕様になっています。
キャットステップの近くの柱には麻縄を巻き、ガリガリ爪とぎもできるようにしました。
この写真の事例詳細はこちら:No.406 2匹の猫が元気にのびのび遊べる家
「ひとりになりたいときも、あまえたいときもあるニャ」
ドアで特別に使いたいものがあったり、ペットドアはちょっとな…という場合もあると思います。そんなときは、構造上可能であれば壁に穴を空けることもできます。
リビングに、アンティークドアを塗装してつかった一戸建てリノベです。
柱に隠れて小さいですが、ドアの左側に猫用入り口が開けてあるのが見えます。
「自分たちでキャットウォークをつくってあげたい」と、リノベの際に壁に下地も入れました。
廊下から寝室につながるドア横にも、専用入り口が。
こちらのおうちの猫ちゃんも、自由に行き来ができて満足げですね。
造作ドアの仕様にもよりますが、費用的には「壁に穴 > 造作ペットドア > 既製品ペットドア」という感じ。
予算や叶えたいインテリアに合わせて、場所によってつくり分けてもいいですね。
この写真の事例詳細はこちら:No.519 古い建物に、自分たち流のスパイスをMIX!!
「いつでもおふとんに行けるなんて、最高ニャね」
ドアや壁に穴を空けなくても、猫の運動能力をいかして、上からの動線をつくることもできます。リビングのお隣り、ガラスブロックとガラス建具の向こうが寝室。
天井部分を空けて、空間をつなげました。
壁にキャットステップをつくり、リビングと寝室の行き来が可能に。
ちょうど三毛ちゃんがキャットステップを使っているところを見ることができました。
「おふとんはあったかい…入るニャか?」
昼間も飼い主さんの匂いに包まれて眠れるのは、猫ちゃんにとって安心な環境。
もちろん夜はお互いの体温で、ぬくぬくと至福の時間が過ごせますね。
この写真の事例詳細はこちら:No.126 自分流に・・・ネコと一緒に楽しく暮らす。
【食事と排泄】お掃除しやすいごはんとトイレの置き場所は?
「トイレとごはんは、ゆっくりおちついてしたいんだニャ」
続いては、猫に限らず、すべての生き物にとって必須である「食事と排泄場所」。猫が落ち着けて、かつ人にとっても目が届きやすい(けど目立たない)、お掃除しやすい場所が理想です。
3匹の猫ちゃんが暮らすこちらのおうちでは、廊下の収納の下部を開けてご飯とトイレコーナーにしました。
食事場所とトイレがあまり近いと落ち着かないので、廊下の対面でも、位置をずらしています。
リビング内、小上がりの畳スペースと書斎コーナーを仕切る壁の上部はキャットウォークにしました。
この写真の事例詳細はこちら:No.533 小上がりの畳スペースを有効活用
「トイレはいつもキレイにしててほしいニャよ」
おそうじしやすい場所、という点では、床がフロアタイルの水まわりもオススメです。リノベーションを機に、長年の夢だった保護猫の里親になったというお客様。
洗面室のカウンター下に、2個の猫トイレを置くことにしました。
向かいの壁には入り口もふたつ。
「これならいつでもキレイなトイレがつかえるニャ」
ツヤツヤの黒猫さんも納得の表情です。
この写真の事例詳細はこちら:No.817 世代を超えて暮らしを楽しむ家
「たまに飼い主さんとご一緒することもあるニャ」
砂漠暮らしの祖先をもつため、水分をあまりとらなくてもすむよう凝縮されたおしっこをする猫さんたち。肉食動物でもあることから、大小ともに、トイレのニオイはなかなかパンチが効いています。
そこで、思い切って、ヒト用のトイレとまとめてニオイ対策をしてしまう、という手段もあります。
それがこちら。
もとはリビングにあってニオイが気になっていた猫用トイレを、ヒト用トイレを拡張して同じ空間にまとめました。
トイレに流せる猫砂を使えば、後始末もラクラクです。
ちなみに、こちらのおうちの猫ちゃんのお気に入りの場所はここ。
輸入クロスが素敵なお部屋のベッドに埋まる姿がカワイイ!
この写真の事例詳細はこちら:No.242 愛猫も家族も心地よく暮らせる家
【運動場所】造作キャットウォークならインテリアも◎
「なんだか今日は…野生の血がさわぐニャよ」
ここまでもキャットウォークのあるおうちが登場していますが、室内飼いの猫にとって運動場所はとても大切。とくに、木に登ったり下りたりのような上下運動が重要だといわれています。
こちらは壁にキャットステップと、天井に2本、梁のようなかたちでキャットウォークを渡したマンション。
テレビの上も、飾り棚を利用したキャットステップになっています。
リビング隣りの寝室にもキャットステップと、猫用入り口が上下に2カ所。
床は柔らかいコルクタイルでペットの脚に優しく、振動が伝わりにくいため、階下への影響も軽減してくれます。
「たくさんうんどうできるおうちニャ」
レッドタビーのアメショーさんでしょうか。
活発で遊び好きな子が多いといわれるアメリカンショートヘアにぴったりのリノベーションですね。
この写真の事例詳細はこちら:No.291 ネコたちと楽しく暮らすマンションライフ
「いちばん上は、ボクたちのとくとうせきニャ」
猫2匹と暮らす本好きご夫婦のマンションリノベーションです。
大量の蔵書を収めるリビング壁いっぱいの本棚の、最上階をキャットウォークにしました。
テレビまわりには、棚のようなステップ状のキャットウォークがあり、ちょうど猫ちゃんが移動中。
テレビ下の壁には、よく見ると猫用入り口が空いています。
アール型の小さなかたちが、絵本で見た小人のおうちのよう。
高さがあるため、猫たちも出入りしやすそうです。
この写真の事例詳細はこちら:No.586 回遊できるおうちで気ままなニャンライフ
「おそとが見えて、おひさまのあたる場所が好きニャ」
もしキャットステップの場所に迷ったら、窓やベランダの近くにつくってあげるのがオススメです。たとえばこちらのマンションリノベーション。
窓の横にキャットステップがあるため、外の音を聞いたりひなたぼっこを楽しむことができますね。
テレビ上の飾り棚の最上段はキャットウォークとして、猫ちゃん用のクッションが置いてあります。
「に、にげおくれたニャ…!」
キャットウォークに上がるのが間に合わず、少しびっくりさせてしまいました。
この写真の事例詳細はこちら:No.561 家族の好きな色と想いをカタチに
【脱走・ニオイ対策】ワンちゃんもいる場合、必要なものは?
「おさんぽニャか…ボクらはおうちでうんどうニャ」
最後に、マンションに猫5匹&犬2匹(!)というおうちをご紹介します。ワンちゃんの散歩で出入りが多くなりますが、そんなときに便利なのが玄関のペットガード。
「早くおさんぽ行きましょう!」とはやるワンちゃんに気をとられて猫が脱走…などという事態を防いでくれます。
猫ちゃんたちはキャットステップで室内運動。
「つかいかた、見たいニャか?」
アメショーさんが実践してくれるようです。
「こうやって…すばやくとびのるニャよ!」
一番下は壁に猫用入り口もあり、その向こうには猫トイレがありますね。
キャットステップの上部はキャットウォークで、柱には麻縄を巻いて爪とぎに。
もともと築6年とまだ新しいマンションでしたが、床や壁は傷だらけで、ニオイも気になっていたそう。
壁には消臭効果に優れた珪藻土、床はお手入れしやすいリノリウムを採用してそれらの課題を解消。
好みのインテリアも実現しつつ、人もペットも幸せな暮らしが叶いました。
この写真の事例詳細はこちら:No.138 人もペットも快適なお家
まとめ
おうち時間がきっかけでペットをお迎えした人も多く、ペットリノベーションの需要はどんどん上がっています。猫との暮らしで必要なのは、部屋間の移動手段と落ち着けるトイレ・ごはんの場所、遊び場をうまく確保すること、脱走対策を必ずきちんと行うことです。事例のアイデアをぜひ参考にしてみてください。リノベーションに伴う引っ越しや仮住まいで、ペットは人間以上にストレスを受けています。新しいお家に移って数日は家具の隙間や物陰から出てこないことも。人間の暮らしが落ち着けば自分から出てきますので、それまではそっとしておいてあげましょう。トイレは以前から使っていたトイレに使用済みの猫砂を少し混ぜてあげ、ごはんの食器も、まずはこれまで通りのもので慣らすようにしましょう。新居で愛猫がイキイキと遊んだり、ゆったりと眠る姿をみて「リノベーションしてよかった…!」と実感する日々がきっと来るはず。