生きている無垢フローリング 大掃除や日々のお手入れQ&A
2017年12月24日(日)
大掃除の季節!普段できないお手入れをするチャンスです。床のワックスもこの機会に…という方も多いのではないでしょうか?「そういえば、リノベで無垢フローリングを貼ったお家は、お手入れはどうしてるのかな?」最初のご相談で多い、こんな質問。今回は無垢床のお手入れについてQ&Aでお話します!
もとは一本の木だった無垢材の板。
木目の模様や色も、全く同じものは一枚としてありません。
そのため一枚ずつ、色合いや形を選別しながら貼り付けていきます。
美しく見えるように貼るのは、職人さんの目と技術のたまものです。
床材の間には名刺の厚さ程度のプラスチックを差し込みながら貼っていきます。
生きものである無垢の木は、夏は湿気を吸ってふくらみ、冬は乾燥して縮みます。
ぴったり隙間なく貼ってしまうと、木が押し合ってつなぎ目が変形してしまうんです。
また、実際に貼る作業の前日に床材を開封。
その場の湿度と空気になじませておくのも大切な工程です。
…と、とっても手間がかかる無垢フローリング工事。
詳しくはこちらもご覧ください。(工事部ブログ)
もしくは、柔らかい布でから拭きしてください。
冬場は乾燥して隙間にゴミが入りやすいので、掃除機で吸いましょう。
木が水分を吸って毛羽立ちや反り・曲がりなどの原因になります。
ひどい場合は膨張して突き上げが起こることも。
また、化学モップは表面が白くなるなどの変化が生じる場合があります。
モップメーカーに聞いたり、 クローゼットの中など目立たない場所で試してからお使いください 。
床は、アカシアの無垢フローリング
(No.199ハンモックのゆれる、光と風のリビング)
それでもシミや汚れが取れない場合は、細かい目のサンドペーパーで軽く削ります。(#180程度)
オイル塗装の床の場合は、その上から再度塗装をします。
無塗装の場合は、さらに細かい目のサンドペーパー(#320程度)で仕上げをすると、きれいに仕上がります。
床はチークの無垢フローリング
(No.185自然素材に包まれた気持ちのいい住まい)
フローリングの表面を保護し、より長持ちさせることができます。
おすすめのワックスの種類はもともとの塗装によって異なるので、ご相談ください。
シミになることがあります。
チリ・ホコリを充分に取り除いたうえで、薄く均一にワックスをかけます。
足触りの気持ちよさが無垢フローリングの魅力!
しかし、樹種による特徴は理解しておくとよいでしょう。
たとえば、ナラなどの広葉樹は硬くて傷がつきにくいのに対して、 パインなどの針葉樹はやわらかく傷はつきやすいがあたたかみがある…など、木材にはそれぞれ特徴があります。
そのため、傷や汚れのつき方、経年変化の様子も異なります。
インテリアはもちろん、生活スタイルに合った樹種を選びましょう。
左)パイン材 (No.351家族のくらしをより楽しく豊かにするとっておきの家)
右)ウォールナット材 (No.227アーチに浮ぶ星空)
Q.貼り方は普通のフローリングと違うの?
A.違います!もとは一本の木だった無垢材の板。
木目の模様や色も、全く同じものは一枚としてありません。
そのため一枚ずつ、色合いや形を選別しながら貼り付けていきます。
美しく見えるように貼るのは、職人さんの目と技術のたまものです。
床材の間には名刺の厚さ程度のプラスチックを差し込みながら貼っていきます。
生きものである無垢の木は、夏は湿気を吸ってふくらみ、冬は乾燥して縮みます。
ぴったり隙間なく貼ってしまうと、木が押し合ってつなぎ目が変形してしまうんです。
また、実際に貼る作業の前日に床材を開封。
その場の湿度と空気になじませておくのも大切な工程です。
…と、とっても手間がかかる無垢フローリング工事。
詳しくはこちらもご覧ください。(工事部ブログ)
Q.毎日のお手入れはどうすればいいの?
A.普通の掃き掃除でOKです!もしくは、柔らかい布でから拭きしてください。
冬場は乾燥して隙間にゴミが入りやすいので、掃除機で吸いましょう。
Q.気をつけたほうがよいことは?
A.無垢の木は水が大のニガテです。水拭きはNG!です。木が水分を吸って毛羽立ちや反り・曲がりなどの原因になります。
ひどい場合は膨張して突き上げが起こることも。
また、化学モップは表面が白くなるなどの変化が生じる場合があります。
モップメーカーに聞いたり、 クローゼットの中など目立たない場所で試してからお使いください 。
床は、アカシアの無垢フローリング
(No.199ハンモックのゆれる、光と風のリビング)
Q.床に水をこぼしてしまいました…!
A.すぐに乾いた布で拭きとりましょう!それでもシミや汚れが取れない場合は、細かい目のサンドペーパーで軽く削ります。(#180程度)
オイル塗装の床の場合は、その上から再度塗装をします。
無塗装の場合は、さらに細かい目のサンドペーパー(#320程度)で仕上げをすると、きれいに仕上がります。
床はチークの無垢フローリング
(No.185自然素材に包まれた気持ちのいい住まい)
Q.年末にやっておくといいメンテナンスは?
A.1年ごとのワックスがけがおすすめです。フローリングの表面を保護し、より長持ちさせることができます。
おすすめのワックスの種類はもともとの塗装によって異なるので、ご相談ください。
Q.ワックスがけの注意点は?
A.最初に多量にまき散らしてのワックスがけはしないでください。シミになることがあります。
チリ・ホコリを充分に取り除いたうえで、薄く均一にワックスをかけます。
足触りの気持ちよさが無垢フローリングの魅力!
Q.樹種によるメンテナンスの違いはある?
A.メンテナンス自体の違いはありません。しかし、樹種による特徴は理解しておくとよいでしょう。
たとえば、ナラなどの広葉樹は硬くて傷がつきにくいのに対して、 パインなどの針葉樹はやわらかく傷はつきやすいがあたたかみがある…など、木材にはそれぞれ特徴があります。
そのため、傷や汚れのつき方、経年変化の様子も異なります。
インテリアはもちろん、生活スタイルに合った樹種を選びましょう。
左)パイン材 (No.351家族のくらしをより楽しく豊かにするとっておきの家)
右)ウォールナット材 (No.227アーチに浮ぶ星空)