強く優しく、エコで長持ち。優秀素材「コルク」の使い方
2019年10月27日(日)
古代ギリシャ時代より、ワインの栓に使われてきた「コルク」。実は床材としてもとても優秀なのをご存じでしょうか?
樹齢20年以上の「コルク樫」の幹をベリリとはがして加工するコルク、ワインの栓を抜いた残りを何とか再利用できないか?と開発されたのがコルクタイルだそうです。
柔らかく弾力があるため足に優しく、抗菌性・耐久性の高さは保存食品であるワインに使われることからも分かる通り。その特性を生かしてリノベーションで取り入れた例をご紹介します。
【リビングに】くつろぎムードたっぷりのスペースに
昭和の香り漂うレトロな雰囲気に惹かれ、築36年の中古戸建を購入したご夫婦。
リビングとなった1階部分は、なんと元お米屋さんの店舗でした。
このたたずまいを生かして、将来カフェを開くことも想定してリノベーションされました。
床には濃い目のコルクタイルを選び、壁ももとからあった板張りを濃いブラウンに塗装。
テーマである「昭和の喫茶店」に合わせて照明や家具も選びました。
窓際の床のみテラコッタ風のタイルで、テラスのようなイメージに。
どこかリゾートムードも漂い、カフェらしい非日常感を感じる空間になっています。
上記事例詳細はこちらから
No.108 昭和レトロ喫茶風
【キッチンに】セラミック加工されているものなら、水まわりにも
築35年の自宅を住居兼仕事場としてリノベーションしたお家です。
キッチンなど水まわりの床には、一見コルクは向いていないように思えますが、セラミック加工されているので大丈夫です。
LDKと寝室といったプライベートスペース、作業や打合せを行う仕事スペースも全面コルクに。
コルクの万能さが分かる使用例ですね。
赤をアクセントに使った、シンプルに少しだけスパイスの効いたインテリアにも合っています。
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No.358 自宅をハードな雰囲気にコンバージョン!
【子ども部屋】おもちゃを落としても、めいっぱい遊んでもOK!
つづいては、コルクの王道ともいえる、子ども部屋への使用例です。
お子さまの小学校入学を機に、ご両親が暮らすお家を二世帯住宅にリフォームすることにしたご家族。
3階の洋室を、収納のスペースを取り込んで子どもたち2人で一緒に使える子ども部屋に。
壁は一面のみグレーのアクセントクロス、床は足触りの柔らかなコルクタイル。
キズが付きにくく遮音性の高いコルクは、子ども部屋にぴったり。
たとえ少々元気よく遊んだとしても、柔らかく振動も伝わりにくいため、安心です。
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No.489 実家を完全分離の二世帯住宅に。デザインにもこだわった理想のすまい。
【寝室に】ベッドから降ろした足が冬もヒヤッとしない
子ども部屋と同様に、コルク床は寝室への導入例も多くあります。
ご紹介するのは、築31年の中古マンションを購入してリノベしたご家族。
リノベーション前はカーペット敷きだった床は、無垢材やコルクタイルに変えました。
寝室はインディゴブルーに塗装した壁が落ち着いた空間。
床のコルクタイルも、インテリアに合わせてシャンパーニュ色を選びました。
LDKと続きになった子ども部屋にもコルクを敷いています。
こちらは、オイル塗装したオーク無垢材のリビング床と、違和感なくつながるナチュラル色で。
同じコルクでも、かなりイメージが変わりますね。
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No.323 子供も大人も楽しく安心に暮らす家
【ロフトに】高いところは、軽くて衝撃を吸収するコルクにおまかせ
築20年の中古住宅を購入したご家族です。
延床20坪という限られた空間を有効活用するため、天井を上げてロフトをつくりました。
2階リビングから階段でアクセスできるロフトは、家族の図書室や子どもの遊び場に。
床は軽くて柔らかいコルクにすることで、座って本を読むのも快適。
同じお家の洗面室にも白いコルクタイルを使いました。
お風呂からあがってきた裸足の足に優しく、ひんやりしません。
色は、シンプルで清潔なイメージのホワイトを選んでいます。
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No.351 家族のくらしをより楽しく豊かにするとっておきの家
【階段に】駆け上がっても足に優しく、ワンちゃんも嬉しい
プロヴァンスの邸宅をイメージして、フレンチシックでまとめたリノベーション。
リビング階段からロフトに至るまでの階段の踏板を白いコルクタイルにしました。
こちらのお家はワンちゃんがいるので、滑らないように、との配慮。
コルクはペットの足にも優しい素材なんです。
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No.206 南欧の田舎屋にあこがれてゆったり暮らす
【収納に】重い荷物をドスンと置いても大丈夫!
最後に、収納スペースにコルクを使った例をご紹介します。
たっぷりとスペースをとったウォークインクロゼット。
トランクなどの重い荷物を置いても傷つきにくく、うっかりドスンと降ろしてしまったときも、階下に音が響きにくいのが嬉しいですね。
上記事例詳細はこちらから
No.244 お料理もフラワーアレンジもみんなで楽しむお家
まとめ
いったん樹皮をはがしても、9年経ったらまた収穫ができるコルク。200年ともいわれるコルク樫の樹齢の間に、15~20回近く採取ができる「難枯渇性資源」です。
さらに、採取された樹皮再生のために、通常の3~5倍ものCO2を吸収するというのですから、いかに地球環境に優しい、エコな素材であるか分かります。
コストの面でもコルクは優秀で、無垢フローリングより予算を抑えることができます。「そこまでコストをかけたくないけど、床は自然素材がいい!」という場所にもオススメできる床材なのです。
樹齢20年以上の「コルク樫」の幹をベリリとはがして加工するコルク、ワインの栓を抜いた残りを何とか再利用できないか?と開発されたのがコルクタイルだそうです。
柔らかく弾力があるため足に優しく、抗菌性・耐久性の高さは保存食品であるワインに使われることからも分かる通り。その特性を生かしてリノベーションで取り入れた例をご紹介します。
【リビングに】くつろぎムードたっぷりのスペースに
昭和の香り漂うレトロな雰囲気に惹かれ、築36年の中古戸建を購入したご夫婦。
リビングとなった1階部分は、なんと元お米屋さんの店舗でした。
このたたずまいを生かして、将来カフェを開くことも想定してリノベーションされました。
床には濃い目のコルクタイルを選び、壁ももとからあった板張りを濃いブラウンに塗装。
テーマである「昭和の喫茶店」に合わせて照明や家具も選びました。
窓際の床のみテラコッタ風のタイルで、テラスのようなイメージに。
どこかリゾートムードも漂い、カフェらしい非日常感を感じる空間になっています。
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No.108 昭和レトロ喫茶風
【キッチンに】セラミック加工されているものなら、水まわりにも
築35年の自宅を住居兼仕事場としてリノベーションしたお家です。
キッチンなど水まわりの床には、一見コルクは向いていないように思えますが、セラミック加工されているので大丈夫です。
LDKと寝室といったプライベートスペース、作業や打合せを行う仕事スペースも全面コルクに。
コルクの万能さが分かる使用例ですね。
赤をアクセントに使った、シンプルに少しだけスパイスの効いたインテリアにも合っています。
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No.358 自宅をハードな雰囲気にコンバージョン!
【子ども部屋】おもちゃを落としても、めいっぱい遊んでもOK!
つづいては、コルクの王道ともいえる、子ども部屋への使用例です。
お子さまの小学校入学を機に、ご両親が暮らすお家を二世帯住宅にリフォームすることにしたご家族。
3階の洋室を、収納のスペースを取り込んで子どもたち2人で一緒に使える子ども部屋に。
壁は一面のみグレーのアクセントクロス、床は足触りの柔らかなコルクタイル。
キズが付きにくく遮音性の高いコルクは、子ども部屋にぴったり。
たとえ少々元気よく遊んだとしても、柔らかく振動も伝わりにくいため、安心です。
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No.489 実家を完全分離の二世帯住宅に。デザインにもこだわった理想のすまい。
【寝室に】ベッドから降ろした足が冬もヒヤッとしない
子ども部屋と同様に、コルク床は寝室への導入例も多くあります。
ご紹介するのは、築31年の中古マンションを購入してリノベしたご家族。
リノベーション前はカーペット敷きだった床は、無垢材やコルクタイルに変えました。
寝室はインディゴブルーに塗装した壁が落ち着いた空間。
床のコルクタイルも、インテリアに合わせてシャンパーニュ色を選びました。
LDKと続きになった子ども部屋にもコルクを敷いています。
こちらは、オイル塗装したオーク無垢材のリビング床と、違和感なくつながるナチュラル色で。
同じコルクでも、かなりイメージが変わりますね。
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No.323 子供も大人も楽しく安心に暮らす家
【ロフトに】高いところは、軽くて衝撃を吸収するコルクにおまかせ
築20年の中古住宅を購入したご家族です。
延床20坪という限られた空間を有効活用するため、天井を上げてロフトをつくりました。
2階リビングから階段でアクセスできるロフトは、家族の図書室や子どもの遊び場に。
床は軽くて柔らかいコルクにすることで、座って本を読むのも快適。
同じお家の洗面室にも白いコルクタイルを使いました。
お風呂からあがってきた裸足の足に優しく、ひんやりしません。
色は、シンプルで清潔なイメージのホワイトを選んでいます。
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No.351 家族のくらしをより楽しく豊かにするとっておきの家
【階段に】駆け上がっても足に優しく、ワンちゃんも嬉しい
プロヴァンスの邸宅をイメージして、フレンチシックでまとめたリノベーション。
リビング階段からロフトに至るまでの階段の踏板を白いコルクタイルにしました。
こちらのお家はワンちゃんがいるので、滑らないように、との配慮。
コルクはペットの足にも優しい素材なんです。
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No.206 南欧の田舎屋にあこがれてゆったり暮らす
【収納に】重い荷物をドスンと置いても大丈夫!
最後に、収納スペースにコルクを使った例をご紹介します。
たっぷりとスペースをとったウォークインクロゼット。
トランクなどの重い荷物を置いても傷つきにくく、うっかりドスンと降ろしてしまったときも、階下に音が響きにくいのが嬉しいですね。
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No.244 お料理もフラワーアレンジもみんなで楽しむお家
まとめ
いったん樹皮をはがしても、9年経ったらまた収穫ができるコルク。200年ともいわれるコルク樫の樹齢の間に、15~20回近く採取ができる「難枯渇性資源」です。
さらに、採取された樹皮再生のために、通常の3~5倍ものCO2を吸収するというのですから、いかに地球環境に優しい、エコな素材であるか分かります。
コストの面でもコルクは優秀で、無垢フローリングより予算を抑えることができます。「そこまでコストをかけたくないけど、床は自然素材がいい!」という場所にもオススメできる床材なのです。