仕切って、光を導いて。ガラス入り建具をつかったリノベーション事例集

リノベーションにおいて、機能面でも、デザイン面でも影響の大きいアイテムのひとつに「建具」があります。リビングの入り口など、みんなの目に触れやすい場所の建具は造作する人も多く、さまざまなバリエーションがあります。今回は、一部もしくは全面にガラスをとり入れて、採光の役割も持たせた建具を集めてみました。

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目次

• スマートなスリット入りはどんなインテリアにも◎
• 木のドアに縦ガラスで大人のアウトドアスタイル
• 格子のデザインでレトロモダンのニュアンスをプラス
• 西海岸インテリアの仕上げはガラス入りのカラードア
• 全面ガラスならまるでギャラリーのような空間に
• 既存ドアを賢く取り入れて理想のイメージを実現
• まとめ

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スマートなスリット入りはどんなインテリアにも◎

北欧モダンなリビングにホワイトドアを合わせて

深みのあるチーク無垢フローリングや造作家具で、すっきりとシックにまとめたリビング。
リビングドアもホワイトの縦スリットを選び、シンプルで洗練された空間に仕上げました。


廊下には、リビングからの光が1本のラインとなって差し込みます。
ハイドアならではの、天井まで伸びるスリットがうまく生かされています。

この写真の事例詳細はこちら：No.905 受け継ぎ、慈しむ ～ギャラリーのようなすまい～
 

最近の人気色・グレーなら落ち着いたイメージに

濃淡のグレーをアクセントカラーにしたスタイリッシュなリビング。
一面の壁に大判エコカラットを貼り、それに合わせてリビングドアにもグレーを選びました。


目立たせたくはないけど、白一色も味気ない…そんな時には、無彩色のグレーが大活躍。
最近、クロスなどでも選ぶ人が増えた人気色です。
縦スリットが入ることで間延びせず、軽やかなイメージになります。

この写真の事例詳細はこちら：No.886 都会的な洗練空間で子育てを
 

木のドアに縦ガラスで大人のアウトドアスタイル

ガラスが入るとカジュアルすぎずかっこよく

壁一面を板張りにして、グラフテクトのキッチンを合わせたLDK。
ドアは縦長のガラス入りで、壁やまわりの建具に合わせて木で造作しました。


アウトドア用の家具やマリンランプでカジュアルにまとめていますが、ガラスが入ることで上質感がプラス。
マンションは内廊下が暗くなりがちですが、ガラス入り建具や室内窓で光をうまくシェアしています。

この写真の事例詳細はこちら：No.912 遊ぶ！くつろぐ！わが家のキャンプサイト
 

格子のデザインでレトロモダンのニュアンスをプラス

昭和のおうちのような模様ガラスも味わいたっぷり

玄関と廊下をつなぐ引き戸で、互い違いにデザインされた格子に模様ガラスを組み合わせた例です。


どこか懐かしいイメージが、深みのあるフローリングや手持ちの家具ともよく似合っています。
吊り引き戸にすることで、床にレールが走らず空間がフラットにつながるところもポイントです。

この写真の事例詳細はこちら：No.850 これからを暮らしやすく、ノスタルジーを織り込んで
 

西海岸インテリアの仕上げはガラス入りのカラードア

足場板を貼った壁を、ネイビーのドアが引き締めて

中古購入した戸建ての1階は、天井を撤去して構造材を現しに。
根太は白く塗装し、シーリングファンも取り付けて開放感たっぷりのLDKをつくりました。


壁の一面に貼られた足場板の中で存在感を放つのが、ネイビーのカラードア。
上半分に入ったチェッカーガラスも、ご希望だった「西海岸のサーファーズハウス」のイメージにぴったりです。

この写真の事例詳細はこちら：No.897 気分はすっかり西海岸！
 

全面ガラスならまるでギャラリーのような空間に

奥まで視線が届くことで、広く伸びやかに見える

続いては、ほぼ全面をガラスにした建具です。

リビングドアにブラックフレームのガラス建具を採用しました。


ガラスの面積が大きいだけあって、届ける光も多くなって明るい！
奥まで視線が届くため、広がりのある空間をつくってくれます。

この写真の事例詳細はこちら：No.916 柔らかく変化する空間
 

フレームが細くなると、より洗練されたイメージに

同じく黒枠の全面透明ガラスですが、より細く、上下と右側にフレームラインを入れました。


リビング側から見たアングルです。
まるで絵のように奥の景色を切り取り、印象的な一角となりました。


寝室につながるドアはフレームに木を、ガラスは模様ガラスを採用。
同じ全面ガラスでもほどよく視線をさえぎり、リラックスムードにふさわしい建具になりました。

この写真の事例詳細はこちら：No.718 非日常と日常を楽しむ　～DualLife Part.1～
 

既存ドアを賢く取り入れて理想のイメージを実現

使えるものは再利用すれば、コストダウンにつながる

ここまで造作建具を中心にご紹介しましたが、既存のドアを使ってリノベーションすることもできます。

「たくさんの木に包まれるような家に住みたい」という希望をお持ちだったお客様。
木をふんだんに使った中古物件を見つけ、使えるものはそのまま使いながらリノベーションしました。
正方形のガラスが6つ並んだドアもそのひとつ。
実現したいインテリアに役立ちそうなら、元々あるものを再利用するのも賢いやり方です。

この写真の事例詳細はこちら：No.901 木の温もりに包まれて

まとめ

気になる費用ですが、建具は一概に金額が出しにくいもののひとつでもあります。既製品を使うなら本体価格＋工賃ですが、造作は使う素材や大きさによって大きな幅が。既存利用やアンティークのドアは、ゆがみが生じている場合もあるため調整が必要なケースもあります。実現したいデザインのイメージや、使いたいドアがある場合は早めにご相談ください。