リノベ空間を趣深く、カッコよく。 古材には、新品にはない「物語」がある
2017年3月21日(火)
新築ではなくあえてリノベーションを選ぶ人は、新品にはない、古いのがもつ味わいやよさを知っている人が多い気がします。そんなリノベ例のなかでも格別に味わい深い「古材」を使ったものを集めてみました。
間取りを変えずに足場材でイメージを一新
築31年のマンションですが、RC造だったため間取りが大幅に変えられなかったケースです。
その分、天井を上げてコンクリートの躯体を見せたり、素材で変化をつけました。
壁の一面のみ、なんと足場用に使っていた古材を使用。
無骨な味わいがかっこいい空間になりました。
個性が強い分、キッチンのタイルやキッチンカウンターの壁面は白ですっきりと仕上げています。
床材は床暖房に対応した三層オーク無垢材。
建具はすべてデザインが異なるものを無塗装のままに造作し、これからオーナーさんが好きな色に塗る予定だそう。
(No.279 間取りを変えず、自然素材でイメージ一新)
杉の古材と色で遊ぶリビング
こちらも築25年のマンション。とくに不満のなかった間取りは変えずに、内装を好みにリノベしました。
リビングの壁の一面に杉の古材を貼り、寝室につながるドアは既存のものを赤に塗装。
オーナーさんが憧れていた雑誌のイメージを参考にデザインした壁。
当初、白く塗装する予定でしたが、古材の風合いをいかすためにあえてそのままの木の色にしました。
パイン無垢材の床との風合いの違いも楽しめます。
(No.147 帰ってくるのが楽しみになる自分らしいおうち)
アメリカの海風にさらされた木の風合い
使い込まれて古びた感を醸し出す、シャビーな雰囲気がご希望だったそう。
そこで、床はあえて傷をつけたダメージオーク材を使用しました。
壁とカウンターには、昔、アメリカの海岸沿いの納屋に使われていたバーンウッド材を使いました。
こちらはオーナーさんとプランナーが材木市場まで行って一緒に選んだこだわりの木材。
厳しい海風にさらされ続けてくすんだ色合いと木質感が、年月を経たものだけがもつ深みをインテリアに与えてくれます。
(No.515 遊び心のある大人のシャビーな空間)
古材のカウンターで「家飲みが増えました」
リノベの希望は「質感のあるラフなイメージ」。
フローリングは古材風にノコ目加工が施された無垢材。
キッチンカウンターは、荒々しい木肌のバーンウッドで造作しました。
築100年以上の納屋や倉庫から採取されるバーンウッドには、既製品にはない深い味わいが。
ニッチに並んだお酒のボトルも取り出しやすく、一見ラフに見えますが、手の込んだつくりです。
カフェバーのような雰囲気のある佇まいに「すっかり家飲みが増えました。友人もよく飲みにくるんですよ」とのことです。
(No.418 好きなものに囲まれて暮らせる家)
煉瓦やブロックとも馴染む懐の深さ
4面に窓のある広々とした築30年のマンションを購入、リノベーションした例です。
「いろんな素材を使いたい」という希望により、レンガ、無垢材、コンクリート、ブロックなどを採用。
キッチンカウンターを古材で造作しています。
異なる素材も、バラバラした印象にならず質感の違いが楽しめるのは、古材のもつ馴染みやすさによるもの。
真新しい素材では出せない懐の深さがあります。
(No.333 光あふれるビンテージな住まい)
セレクトショップのような洗練された空間に
オーナーはアパレル業界にお勤めというご夫婦。洗練されたセレクトショップのイメージがご希望だったそう。
生活感を感じさせないよう、躯体や配管はそのまま見せるデザインにしました。
ドアや収納扉なども設けずにオープンにするなど、開放感のあるスタイリッシュな空間をつくりました。
床は建設現場で足場として使っていた杉の古材をグレーに塗装したものを使用しています。
ところどころに見られるビスの跡も、デザインとしていかしています。
(No.80 脱マンションに挑戦)
まとめ
壁の一面やキッチンカウンターなど、部分使いでも十分個性的な空間を演出できる古材。材質などによっては内装に向かないものや、古材でなくても、加工や塗装で古材風に仕上げた素材もあります。使い勝手とデザインと予算のバランスをとるため、まずはイメージ共有をしっかり行いましょう。
間取りを変えずに足場材でイメージを一新
築31年のマンションですが、RC造だったため間取りが大幅に変えられなかったケースです。
その分、天井を上げてコンクリートの躯体を見せたり、素材で変化をつけました。
壁の一面のみ、なんと足場用に使っていた古材を使用。
無骨な味わいがかっこいい空間になりました。
個性が強い分、キッチンのタイルやキッチンカウンターの壁面は白ですっきりと仕上げています。
床材は床暖房に対応した三層オーク無垢材。
建具はすべてデザインが異なるものを無塗装のままに造作し、これからオーナーさんが好きな色に塗る予定だそう。
(No.279 間取りを変えず、自然素材でイメージ一新)
杉の古材と色で遊ぶリビング
こちらも築25年のマンション。とくに不満のなかった間取りは変えずに、内装を好みにリノベしました。
リビングの壁の一面に杉の古材を貼り、寝室につながるドアは既存のものを赤に塗装。
オーナーさんが憧れていた雑誌のイメージを参考にデザインした壁。
当初、白く塗装する予定でしたが、古材の風合いをいかすためにあえてそのままの木の色にしました。
パイン無垢材の床との風合いの違いも楽しめます。
(No.147 帰ってくるのが楽しみになる自分らしいおうち)
アメリカの海風にさらされた木の風合い
使い込まれて古びた感を醸し出す、シャビーな雰囲気がご希望だったそう。
そこで、床はあえて傷をつけたダメージオーク材を使用しました。
壁とカウンターには、昔、アメリカの海岸沿いの納屋に使われていたバーンウッド材を使いました。
こちらはオーナーさんとプランナーが材木市場まで行って一緒に選んだこだわりの木材。
厳しい海風にさらされ続けてくすんだ色合いと木質感が、年月を経たものだけがもつ深みをインテリアに与えてくれます。
(No.515 遊び心のある大人のシャビーな空間)
古材のカウンターで「家飲みが増えました」
リノベの希望は「質感のあるラフなイメージ」。
フローリングは古材風にノコ目加工が施された無垢材。
キッチンカウンターは、荒々しい木肌のバーンウッドで造作しました。
築100年以上の納屋や倉庫から採取されるバーンウッドには、既製品にはない深い味わいが。
ニッチに並んだお酒のボトルも取り出しやすく、一見ラフに見えますが、手の込んだつくりです。
カフェバーのような雰囲気のある佇まいに「すっかり家飲みが増えました。友人もよく飲みにくるんですよ」とのことです。
(No.418 好きなものに囲まれて暮らせる家)
煉瓦やブロックとも馴染む懐の深さ
4面に窓のある広々とした築30年のマンションを購入、リノベーションした例です。
「いろんな素材を使いたい」という希望により、レンガ、無垢材、コンクリート、ブロックなどを採用。
キッチンカウンターを古材で造作しています。
異なる素材も、バラバラした印象にならず質感の違いが楽しめるのは、古材のもつ馴染みやすさによるもの。
真新しい素材では出せない懐の深さがあります。
(No.333 光あふれるビンテージな住まい)
セレクトショップのような洗練された空間に
オーナーはアパレル業界にお勤めというご夫婦。洗練されたセレクトショップのイメージがご希望だったそう。
生活感を感じさせないよう、躯体や配管はそのまま見せるデザインにしました。
ドアや収納扉なども設けずにオープンにするなど、開放感のあるスタイリッシュな空間をつくりました。
床は建設現場で足場として使っていた杉の古材をグレーに塗装したものを使用しています。
ところどころに見られるビスの跡も、デザインとしていかしています。
(No.80 脱マンションに挑戦)
まとめ
壁の一面やキッチンカウンターなど、部分使いでも十分個性的な空間を演出できる古材。材質などによっては内装に向かないものや、古材でなくても、加工や塗装で古材風に仕上げた素材もあります。使い勝手とデザインと予算のバランスをとるため、まずはイメージ共有をしっかり行いましょう。