キッチンとダイニングをつなぐLDKの主役。 食事もできる「キッチンカウンター」
2022年1月11日(火)
少し前までは独立型が多かったキッチンも、リビングダイニングと同じオープンな空間に置くのが主流になりつつあります。お料理は、いまやひとりで孤独に取り組むものではなく、食べる人やくつろぐ人とコミュニケーションをとりながら楽しんだり、他の家事と同時並行で進める時代になってきているのです。
そのような間取りのなかでは、キッチンとダイニングをつなぐ「キッチンカウンター」が大きな役割を果たします。
実は造作もできるキッチンカウンター。リノベでデザインも使い勝手もこだわったカウンターをつくる人が増えています。使い方もライフスタイルに合わせてさまざまなキッチンカウンター、集めてみました。
リビング、キッチン、和室の間仕切りをなくしたLDK。
壁付けだったキッチンは、向きを変えてオープンな対面式のカウンターキッチンに。
対面キッチンには、食事ができるカウンターテーブルを造作しました。
高めのしっかりした椅子を置いて、ダイニングテーブルとして使っています。
素材はアッシュフリー板。
キッチン背面のパソコンデスクと上棚も同じ素材で造作しています。
上記事例の詳細はこちらから:→No.312 光と風を思い切り楽しむ住まい
ご 結婚を機に、今まで一人でお住まいだったマンションを夫婦で暮らしやすくリノベした例です。
「キッチンを中心にしたLDK」という希望に合わせて、オープンなペニンシュラキッチンに。
食事をするカウンターはキッチンの高さと合わせ、通常のダイニングテーブルより高め。
ハイチェアーを合わせ、バーカウンターの雰囲気を演出しています。
木製のカウンターの側面やキッチンの壁には、アンティークな素材感のあるレンガを使いました。
上記事例の詳細はこちらから:→No.508 珪藻土と木のぬくもりに包まれた、バーカウンターのあるリビング
キッチンにタイルで仕切りを立ち上げ、低めのカウンターを造作しました。
椅子も小さめで、気軽に腰かけられるものを置いています。
家族で囲めるダイニングテーブルは別にありますが、簡単な朝食などはここでとっているそう。
リビングの一角には、パソコンスペースのカウンターも作りました。
家族が思い思いにくつろぐことができるLDK空間です。
この写真の事例詳細はこちら: →No.208 光と風の路をつくって快適に!
お料理中でも、すぐ横に座ったお子さんと「タッチ」!
「はい、お茶どうぞ」なんて食事前の様子が目に浮かんできますね。
カウンターにはデスクを造作したので、子どもの宿題やお仕事などもここで。
端を揃えてテーブルを置いているので、納まりもすっきりとキレイです。
カウンターからは、ダイニングテーブルをデスクの延長として使うことも。
手持ちのテーブルに高さを合わせて造作することもできます。
上記事例の詳細はこちらから:→No.686 スープも冷めない距離で暮らす
続いては都心でのおひとり暮らしリノベ。
LDKと寝室に分けられていた間取の、仕切りの壁をなくして広々としたワンルームにしました。
ダイニングテーブルとしても使えるカウンターを造作し、キッチン側は家電収納棚に。
こちらは収納するものに合わせて設計したオリジナル。
対面式キッチンでなくても、キッチンカウンターを造作することですっきり、統一感のある空間が生まれます。
上記事例の詳細はこちらから:→No.468 イメージは海外のホテル
キッチンが独立した2DKという間取りの、洋室2室とキッチンの間仕切りをなくして1LDKにリノベしたお家です。
もともとは対面式のオープンキッチンに…という希望でしたが、移動するとコストがかかるため、ダイニングとの間に調理台も兼ねたカウンター収納を造作しました。
キッチンも既存のものを再利用し、扉のみ表面にこげ茶色のフィルムを貼ってイメージを一新。
床は冷蔵庫置き場の部分からカウンターまでアールを描くような形状にすることで、リビングの開放感を損なわないよう工夫しています。
カウンターがあることで空間がゆるやかにゾーニングされ、使いやすく。
収納も兼ねたキッチンカウンターはダイニングテーブルより収まりよく、空間を広く使えますね。
上記事例の詳細はこちらから:→No.256 二人で仕上げる彩り豊かな家
こちらは、キッチンカウンターにPCデスクを造作しました。
ダイニング側を見せる収納と隠す収納を組み合わせたデザインにしました。
「リビングでパソコンを使いたい」という希望により、一部をPCカウンターとしても使えるように。
ダイニングテーブルは独立して使いたいという人にはおすすめの方法です。
上記事例の詳細はこちらから:→No.230 陽あたりと色を楽しむおうち
2階の和室と洋室の仕切りをなくし、LDKをワンフロアにとりました。
L型のキッチンはウォールナット材とステンレスで造作したオリジナル。
限られた空間にコンパクトに収まるようにデザインされています。
ダイニングテーブルを置かなくてもいいように、ダイニング側には跳ね上げ式のテーブルを設けています。
使わないときはすっきりと収まり、ダイニングを広く使えますね。
上記事例の詳細はこちらから:→No.262 和を消して、simple&classyな住まいに変身
築53年のお父様のご実家を受け継いだご夫妻のお家。
和の趣が魅力ある住まいです。
1階の間仕切りをなくして、アイランド型のキッチンを中心に広々としたLDKにリノベしました。
カウンターもキッチンに合わせてデザインし、造作しています。
こちらのカウンターは、移動することでダイニングテーブルの形にもなります。
普段はカウンターとしてすっきり、来客時などはテーブルを囲んで…と使い分けることができます。
上記事例の詳細はこちらから:No.195 若い世代の為の和の住まい
L字型の対面キッチンに沿ったかたちのキッチンカウンターは、側面をシャープな印象の黒にしました。
カウンターテーブルの2辺を合わせれば正方形のダイニングテーブルに。
造作ならではの工夫ですね。
上記事例の詳細はこちらから:→No.499 密集地に負けない!光差し込む快適リビング
造作するときは、ほぼ完全オリジナルとなるので、イメージの正確な共有が必要です。打合せの時には、参考にしたい施工例などを見せながら、しっかり希望を伝えるようにしましょう。また、キッチンやまわりに置く家具との統一感がとれるよう、あらかじめ決まっている場合には、サイズも含めてプランナーに共有をお願いします。
>>キッチンカウンターのある事例をもっと見る
更新:2022年1月11日
公開:2017年6月11日
そのような間取りのなかでは、キッチンとダイニングをつなぐ「キッチンカウンター」が大きな役割を果たします。
実は造作もできるキッチンカウンター。リノベでデザインも使い勝手もこだわったカウンターをつくる人が増えています。使い方もライフスタイルに合わせてさまざまなキッチンカウンター、集めてみました。
高めの椅子を合わせて、ダイニングテーブルとして
夫婦ふたり&猫の生活に合わせて、自然素材たっぷりの広々とした空間にリノベしました。リビング、キッチン、和室の間仕切りをなくしたLDK。
壁付けだったキッチンは、向きを変えてオープンな対面式のカウンターキッチンに。
対面キッチンには、食事ができるカウンターテーブルを造作しました。
高めのしっかりした椅子を置いて、ダイニングテーブルとして使っています。
素材はアッシュフリー板。
キッチン背面のパソコンデスクと上棚も同じ素材で造作しています。
上記事例の詳細はこちらから:→No.312 光と風を思い切り楽しむ住まい
大人のバーカウンターの雰囲気を演出
ご 結婚を機に、今まで一人でお住まいだったマンションを夫婦で暮らしやすくリノベした例です。
「キッチンを中心にしたLDK」という希望に合わせて、オープンなペニンシュラキッチンに。
食事をするカウンターはキッチンの高さと合わせ、通常のダイニングテーブルより高め。
ハイチェアーを合わせ、バーカウンターの雰囲気を演出しています。
木製のカウンターの側面やキッチンの壁には、アンティークな素材感のあるレンガを使いました。
上記事例の詳細はこちらから:→No.508 珪藻土と木のぬくもりに包まれた、バーカウンターのあるリビング
軽食やひと休みのためのカウンターテーブルとして
こちらは、子どもたちの成長に合わせた間取りにしよう!とリノベを決めたお家。キッチンにタイルで仕切りを立ち上げ、低めのカウンターを造作しました。
椅子も小さめで、気軽に腰かけられるものを置いています。
家族で囲めるダイニングテーブルは別にありますが、簡単な朝食などはここでとっているそう。
リビングの一角には、パソコンスペースのカウンターも作りました。
家族が思い思いにくつろぐことができるLDK空間です。
この写真の事例詳細はこちら: →No.208 光と風の路をつくって快適に!
ダイニングテーブルを並べれば、配膳もラクラク
カウンターとダイニングテーブルを横並びにすれば、さっと配膳できて片付けもスムーズです。お料理中でも、すぐ横に座ったお子さんと「タッチ」!
「はい、お茶どうぞ」なんて食事前の様子が目に浮かんできますね。
カウンターにはデスクを造作したので、子どもの宿題やお仕事などもここで。
端を揃えてテーブルを置いているので、納まりもすっきりとキレイです。
カウンターからは、ダイニングテーブルをデスクの延長として使うことも。
手持ちのテーブルに高さを合わせて造作することもできます。
上記事例の詳細はこちらから:→No.686 スープも冷めない距離で暮らす
壁付けキッチンもカウンターで使いやすく①
続いては都心でのおひとり暮らしリノベ。
LDKと寝室に分けられていた間取の、仕切りの壁をなくして広々としたワンルームにしました。
ダイニングテーブルとしても使えるカウンターを造作し、キッチン側は家電収納棚に。
こちらは収納するものに合わせて設計したオリジナル。
対面式キッチンでなくても、キッチンカウンターを造作することですっきり、統一感のある空間が生まれます。
上記事例の詳細はこちらから:→No.468 イメージは海外のホテル
壁付けキッチンもカウンターで使いやすく②
キッチンが独立した2DKという間取りの、洋室2室とキッチンの間仕切りをなくして1LDKにリノベしたお家です。
もともとは対面式のオープンキッチンに…という希望でしたが、移動するとコストがかかるため、ダイニングとの間に調理台も兼ねたカウンター収納を造作しました。
キッチンも既存のものを再利用し、扉のみ表面にこげ茶色のフィルムを貼ってイメージを一新。
床は冷蔵庫置き場の部分からカウンターまでアールを描くような形状にすることで、リビングの開放感を損なわないよう工夫しています。
カウンターがあることで空間がゆるやかにゾーニングされ、使いやすく。
収納も兼ねたキッチンカウンターはダイニングテーブルより収まりよく、空間を広く使えますね。
上記事例の詳細はこちらから:→No.256 二人で仕上げる彩り豊かな家
食事だけでなく、PCコーナーにすることも
こちらは、キッチンカウンターにPCデスクを造作しました。
ダイニング側を見せる収納と隠す収納を組み合わせたデザインにしました。
「リビングでパソコンを使いたい」という希望により、一部をPCカウンターとしても使えるように。
ダイニングテーブルは独立して使いたいという人にはおすすめの方法です。
上記事例の詳細はこちらから:→No.230 陽あたりと色を楽しむおうち
使わないときはすっきり…しまえるカウンター
築35年の中古戸建てリノベです。2階の和室と洋室の仕切りをなくし、LDKをワンフロアにとりました。
L型のキッチンはウォールナット材とステンレスで造作したオリジナル。
限られた空間にコンパクトに収まるようにデザインされています。
ダイニングテーブルを置かなくてもいいように、ダイニング側には跳ね上げ式のテーブルを設けています。
使わないときはすっきりと収まり、ダイニングを広く使えますね。
上記事例の詳細はこちらから:→No.262 和を消して、simple&classyな住まいに変身
テーブルとしても使える!変形するカウンター①
築53年のお父様のご実家を受け継いだご夫妻のお家。
和の趣が魅力ある住まいです。
1階の間仕切りをなくして、アイランド型のキッチンを中心に広々としたLDKにリノベしました。
カウンターもキッチンに合わせてデザインし、造作しています。
こちらのカウンターは、移動することでダイニングテーブルの形にもなります。
普段はカウンターとしてすっきり、来客時などはテーブルを囲んで…と使い分けることができます。
上記事例の詳細はこちらから:No.195 若い世代の為の和の住まい
テーブルとしても使える!変形するカウンター②
こちらのお家も変形するカウンターです。L字型の対面キッチンに沿ったかたちのキッチンカウンターは、側面をシャープな印象の黒にしました。
カウンターテーブルの2辺を合わせれば正方形のダイニングテーブルに。
造作ならではの工夫ですね。
上記事例の詳細はこちらから:→No.499 密集地に負けない!光差し込む快適リビング
まとめ
造作カウンターは、うまく使えば空間が有効活用できるだけでなく、壁付けキッチンのまま対面のような雰囲気にできます。お仕事や勉強を家族一緒にしたり、対面だからこそのコミュニケーションが生まれることも。また、インテリアもカフェ風やインダストリアル風、ニッチや絵本棚を組み合わせたりと楽しめるのが嬉しいですね。造作するときは、ほぼ完全オリジナルとなるので、イメージの正確な共有が必要です。打合せの時には、参考にしたい施工例などを見せながら、しっかり希望を伝えるようにしましょう。また、キッチンやまわりに置く家具との統一感がとれるよう、あらかじめ決まっている場合には、サイズも含めてプランナーに共有をお願いします。
>>キッチンカウンターのある事例をもっと見る
更新:2022年1月11日
公開:2017年6月11日