手洗いが一層大切な今だからこそ、手に入れたい造作洗面
家族だけでなく、お客様にも手を洗っていただくのが習慣として定着した昨今。生活感が出がちな洗面室も、リビングやトイレと同じくらい、人に見られる場所になりました。「あなたらしくてステキ」とほめてもらえそうな、使い勝手にもデザインにもこだわった施工例を集めてみました。
大人気!カゴで収納するシンプル洗面台
まずは、マネする人がとっても多いナチュラルテイストの洗面化粧台です。
シンプルな洗面ボウルに、木のカウンターとオープン棚収納を設けたタイプ。
収納扉をあえて設けずカゴを使って収納することで、デザイン性とコストダウン、通気性を実現しています。
鏡は自ら探したお気に入りを設置することも多く、こちらは古材風の枠のものをセレクト。
ほか、水栓やタオル掛けなども好みのものを選べば、さらに自分らしい洗面空間がつくれます。
事例No.752 三角屋根の下で、家族と一緒に過ごす“おうち時間”~心地よい光と息づく自然素材~
収納扉あり&ナシを使い分けるのも便利
洗面室は隠したいものも多いし、すべてオープンにするのはちょっと…という方には、扉を設けることもできます。
こちらのおうちは、シンク下をオープンに、カウンター下に扉を設けたWスタイル。
鏡はふたつを並べて、忙しい朝も家族が並んで使えるようにしました。
オープンの部分も、下を広めに開けることで見た目がスッキリし、お掃除もしやすくなります。
事例No.703 10点満点!
シンク下には何も置かない。ホテルライクな洗面室
シンク下収納は便利ですが、ここにあえて何も置かないことで生活感が排除され、ぐんと洗練された雰囲気に。
キッチンによく使われるサブウェイタイルですが、シンプルで清潔感があるので洗面にもぴったり。
生活感を排除…とはいえ、何も置けないと使い勝手が悪いため、壁にニッチの収納棚を設けました。
インテリアをこわさないよう、ケースを使ってすっきりと収納しています。
鏡裏にも、歯ブラシなどこまごまとしたものを収納できるタイプを選びました。
事例No.756 moderno
インテリアのこだわりも、造作洗面なら自由自在
既製品では対応できない、細かいインテリアのこだわりにも応えられるのが造作の醍醐味です。
こちらは、「角をあまり設けたくない」というデザインのご希望に沿って完成したリノベーション。
天井や壁に曲線が用いられ、柔らかく優美な空間となっています。
リビング入り口に設けた洗面化粧台も、角を曲線にして造作しました。
モールテックス(モルタル風の塗料)の無機質な素材感も、曲線によって優雅なイメージに。
こちらのおうちは、玄関ホールから入って左右にトイレとバスルーム、奥がリビングという間取り。
その中心にこちらの洗面台を配置することで、帰宅後やトイレの後の手洗い、身支度がすべてここで叶います。
お客様にも手を洗ってもらいやすく、見た目も自慢できる洗面台です。
事例No.739 シンプルで開放的な空間は ディテールまでこだわって
実験用シンクでレトロキュートな洗面台
最後に、究極にシンプルなのに、個性的でどこか懐かしい雰囲気の洗面台をご紹介します。
実験用シンク、有孔ボードとレトロな機能美を全面的に見せた洗面室。
タイル風のクッションフロアもかわいい!
入り口はこんな感じで、クロスやアンティーク建具で、古民家さながらの雰囲気づくりに成功しています。
これがマンションの一室だなんて、写真からでは想像もつきませんね。
事例No.735 マンションで憧れの古民家に住む
まとめ
個性豊かな洗面室は、手洗いの時間も楽しくしてくれます。気になる費用ですが、ちょこっとリノベについてのコラムで以前にも触れたとおり、トイレのクロス交換と合わせて3、40万円くらい~が目安です。
→プランナーに聞いた!⑧「リビングに収納に洗面…100万円以内でどこまでリノベできる?」
ただ、洗面まわりは鏡や水栓、ときには洗面ボウルも施主支給するお客様が多いため、一概には言えません。収納をオープンにするなど、コストダウンの方法もありますので、お気軽にご相談ください。