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リノベじゃなく「新築」を選んだ家族。5つのSTORY

2021年9月19日(日)
リノベーションの施工例が圧倒的に多いスタイル工房ですが、リノベではなく「新築(=注文住宅)」という選択肢をとったお客様もいらっしゃいます。様々な理由で選び、手に入れた新築のおうち。フルオーダーメイドでぴったりの住まいをご提案した例をご紹介します。

 

フルリノベ→新築への転向で満足度も住み心地もUP

最初は、ご親族から築40年の戸建てを譲り受けたご家族です。

リノベのネタ帳|新築 LDK
ビルトインガレージや明るく広々とした住環境を手に入れるために、フルリノベーションを希望されていたそう。
しかし、段差のある敷地や斜線規制が厳しい住宅地ということで、今後の資産価値も考えて新築に転向しました。

リノベのネタ帳|新築 リビング
2階リビングにはあえてバルコニーをつけず、視界のひらけた道路側に大きな窓を設置。
ルーバーで周囲の視線をカットし、住宅地のなかにあっても明るく開放感のあるLDKを実現しました。
おうちの各所の窓も、隣家とかち合わないように配置されています。

リノベのネタ帳|玄関土間リノベのネタ帳|新築 収納 水廻り
また、新築にあたり地盤・基礎からやり直したことで、耐震等級を確保すると同時に3階建ての建築が可能に。
1階は土間とたっぷりの収納に水まわりを配し、憧れだったという鉄骨のらせん階段をつくりました。
3階にはランドリーコーナー&個室と、敷地をめいっぱい活用してのびのび暮らせる家を手に入れました。
事例No.666 空とつながる暮らし

 

地下室を趣味の部屋にして悠々の戸建てライフ

おなじく、築40年のご実家をフルリノベしたいと相談にいらっしゃったお客様です。

リノベのネタ帳|新築 LDK
現地調査を行ったところ、建物の傷み方がかなり進んでいることが判明。
建て替えの工事費が解体費を含めてもリノベーションと変わらなかったため、新築に切り替えました。
完成したのは、リビング階段と白のグラデーションが印象的な、明るい住まい。

リノベのネタ帳|新築 リビング 高窓
高窓から降り注ぐ光が心地よく、住宅地にあっても空を眺めながら暮らすことができます。
やはり住宅密集地であったため、窓の配置も検討を重ねつつ、慎重に決めました。
また、ご夫婦共通の趣味である音響・映像を楽しめるオーディオルームを作りたいというご希望が。
建ぺい率・容積率の厳しい地域ということで、こちらは地下室※で実現しました。
難しい立地であっても、イチから可能性を探れるのは新築のメリットのひとつですね。
※地下室は建ぺい率・容積率に含まれない
事例No.705 空の青さに映える白のグラデーションの住まい

 

地盤改良も行い、末永く住み継げる家に

つづいてもご実家リノベです。
田舎に移住されるというご両親から実家を引き継ぎ、リノベーションして暮らそうと考えたお客様。
しかし、現地調査で建物の状態を確認してみると、耐震性や古い屋根材などの課題が。
若いご夫婦がこの先、子育てをしながら安心して暮らすためのリノベには、予想以上に予算がかかることが判明。
悩んだ末に、金額差がそこまで大きくなかった「建て替え」という選択肢を選ばれました。

リノベのネタ帳|新築 LDK
もとのおうちは1階の日当たりが悪かったため、2階にLDKを移動。
窓の位置を工夫することで、採光とプライバシーを両立させています。
黒い窓枠は家事室につながる室内窓。
家事室には洗濯機置場と作業スペースがあり、洗濯物は外にも室内にも干すことができます。

リノベのネタ帳|新築 LDK
家事室のほか、キッチンのパントリー、ロフトにもなる小屋裏など、収納や家事ラクの工夫もたくさん。
将来の家族構成の変化にも、フレキシブルに対応できる間取りとなっています。
また、建て替えにあたって地盤調査を行い、地盤が弱い場所には地盤改良を施しました。
「平成29年度地域型住宅グリーン化事業」の補助金も活用し、安心して永く住み継げる住まいが完成しました。
【密着レポート】「新築」という選択

 

実家を職人技が光る2世帯住宅に建て替え

奥様のご実家を、3世代がのびのび同居できる2世帯住宅に建て替えた例をご紹介します。

リノベのネタ帳|新築 外観
現役大工さんのおうちということで、木をつかった「大工らしい家」がご希望でした。
手前に駐車場スペースを設けることで、まるで木の箱が宙に浮かんでいるような印象的な外観に。
駐車場の奥は親世帯で、暮らしやすさを優先させた和室を含むワンフロアに。
お父様の希望であった、趣味の楽器演奏を楽しめるスペースも玄関横に設けました。

リノベのネタ帳|新築 LDK 吹き抜け
2階子世帯のLDKは家族みんなが集える、明るさと開放感いっぱいの空間に。
内装にも無垢材をふんだんに使い、木の香りにつつまれる心地よさも自慢です。

リノベのネタ帳|新築 リビング
また、家の随所に収納もたっぷり設けて、家具を置かないすっきりとした暮らしを実現。
親子それぞれに希望を叶え、お互いの暮らしを尊重しながら、ほどよく交流できる住まいになりました。
事例No.652 大工がつくる大工の家 ~チームワークで叶えたこだわりの二世帯住宅~

 

希望の暮らしを叶えるために、軽量鉄骨の新築を選択

最後は、中古リノベから新築へ方向転換をはかった例をご紹介します。
都内で中古物件を探し、吹き抜けと音楽室のあるおうちへのリノベーションを希望されていたお客様。

リノベのネタ帳|新築 LDKリノベのネタ帳|新築 吹き抜け
しかし、条件を満たす物件が見つからなかったため、希望エリアの土地に注文住宅を建てることにしました。
防火地域で「耐火建築物しか建てられない」という制約は、設計自由度の高い軽量鉄骨を採用することで解決。
吹抜けと高窓を備えた開放的なLDKを実現することができました。

リノベのネタ帳|新築 階段 ブリッジ
3階の東側に書斎、西側に希望していた音楽室をつくり、ブリッジでつなげました。
音楽室はもちろん防音仕様で、都心でも心おきなく演奏を楽しむことができます。
事例No.532 吹抜けからうまれた開放感と光に満ちた暮し

 

まとめ

リノベーションと新築(建て替え)、どちらを選ぶかというテーマについては、以前にも触れさせていただきました。
→リノベor新築!その分岐点はどこにある?

選択の基準のひとつに、費用があります。築年数や状態にもよりますが、新築同然の住み心地を手に入れる(=耐震や断熱性といった部分まで工事する)となると、リノベーションでも1,000万円以上の費用がかかります。2,000万円を超えてくる場合は、新築も視野に入れることになるでしょう(法規上建て直しができない場合などは除きます)。

新築の大きなメリットは、資産価値です。戸建て住宅の資産価値が20年で失われる今の日本の不動産市場では、たとえリノベーションで性能を上げても、築年数で評価されてしまいます。次の世代に資産として引き継ぐことや、転売を視野に入れているならば、新築も検討してみましょう。
新築にかかる費用についてはプランナーに聞いた!「新築に必要な費用ってなに?」をご参照ください。
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