暗い、狭い、おしゃれにしたい…「階段」リノベでお悩みを解決!
2022年10月14日(金)
一戸建てやメゾネット方式のマンションでは、住まいの大きな要素のひとつに「階段」があります。上下階の行き来だけでなく、空間をつなげることによって光や風を届けたり、ときには家族のコミュニケーションに役立ったり。もちろんおうち全体の動線やインテリアに大きな影響をもたらす「階段」。今回は、階段周りのリノベーションで住まいの課題を解決した事例を集めてみました。
目次
上がるのが不安になる急な階段や、無骨なはしごであることが多いロフトや小屋裏への移動手段。
架け替えることで、家族みんなが気軽にロフトスペースを使えるようになります。
リノベーション前は、ロフトにつながるのはこのようなよくある伸縮式のはしごでした。
不安定で、見た目も無骨そのものだったはしごが、リノベーションでこんなふうに生まれ変わりました!
リビングの床に床暖房が入っていてスペースがとれなかったため、左右交互に上がる入れ違いの階段を提案。
限られた空間で無理なく上り下りできるデザインで、リビングの印象的なインテリアとしても効いています。
目線の高さはけこみ板をなくし、廊下側からも視線と光が通り抜けるように工夫しています
この写真の事例詳細はこちら:No.340 こだわりの家具といっしょに楽しむ住まい
中央にある階段や、スキップフロアでゾーニングされた間取りなど、凝ったつくりが特徴でした。
ロフトにつながる階段は位置を少し変えて、もとの素材も使いながら新しく継ぎ足して造作。
今ではなかなか手に入らない貴重な材料で作られた階段の踏み板に、風合いを合わせて塗装した部材をプラス。
職人技によって、境目が分からないほど違和感なくまとまっています。
この写真の事例詳細はこちら:No.628 幼き日の原風景を切り取って…
全ての部屋を明るく、というのはなかなか難しいですが、縦横をつなぐ役割の階段で採光の工夫が可能です。
東西に長い形状で1階が暗かったため「広々とした明るい住まい」をいちばんに望んでいました。
そこで、まずは階段の位置を家の中心に移動。
次に、1階の玄関から2階の子供部屋まで光が取り込めるよう、光井戸をイメージした階段窓をデザインしました。
外壁を一部開口してつくった吹抜けの階段窓からは、自然光があふれんばかりに降り注ぎます。
自然の恵みに包まれて、子ども達もネコちゃんも嬉しそう!
この写真の事例詳細はこちら:No.14 家族皆で食事が出来るスペースを・・・
つづいては、築古ビルの1階と2階をメゾネットにしてつなげ、居住空間にリノベした例。
高層マンションに囲まれていて、日当たりがあまり良くないという課題がありました。
壁式RC造で大きな間取り変更は難しいこともあり、階段の位置はそのままに、光を取り込む工夫をしています。
スケルトン階段にして、横からの光を取り込むだけでなく、踏板も光を通すグレーチング素材を採用。
窓から遠い奥まった部屋にも、2階からの光が届いて明るくなりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.641 壁を生かし…Colorfull!
細かく仕切られて光の入らない間取りと、五角形の形状が使いづらいことが悩みだったそう。
そこで、階段の位置を変えて、鉄骨のスケルトンに。
階段を通して上のフロアからの光と、和室と一体化させたLDKからの光を家じゅうに届けます。
玄関側にも奥の窓からの光が届いていますね。
階段下はラーチ合板の木目を見せたオープンな収納スペースになっています。
この写真の事例詳細はこちら:No.246 昭和時代の喫茶店のようないえ
こちらのおうちは、階段下のスペースを利用して、洗面台をつくりました。
タオルなどがしまえるカウンターはモールテックス仕上げで、朝の身支度にもつかえるよう大きめに造作。
玄関からすぐの位置ですが、このとおり、階段下にあるため玄関から丸見えにならないのもポイントです。
プライベートな場所である脱衣室に入らずに手が洗えるのは、住む人・お客様どちらにとっても嬉しいですね。
この写真の事例詳細はこちら:No.794 光あふれる暮しに Switch
こちらは、子ども部屋からロフトにつながる階段に、絵本などが置ける飾り棚を造作した例。
一番下の棚はベンチにして腰掛けたり、小学校に入学した後はランドセル置き場にしたり。
成長に合わせていろんな使い方ができますね。
この写真の事例詳細はこちら:No.109 よく働き、よく遊ぶ家
圧迫感のあった木製のリビング階段の場所はそのままに、デザインを軽やかなスケルトンに変更した例。
階段下は、パソコンデスクと収納棚を造作したワークスペース。
リビング内のオープンな場所にありながらも、階段の効果でほどよい籠り感もあって集中できそうです。
この写真の事例詳細はこちら:No.202 自宅ですごす時間を、快適に、楽しく。手入れも楽に
ロフト付きの中古戸建てを購入、ロフト部分をなくして吹抜けにし、家の中心にあった階段を移動したおうち。
ホワイトを基調にした室内に、梁とリビング階段がインテリアの優雅なアクセントになっています。
アイアンの手すりは、オーナーさんが旅行で訪れたことがあるパリやプロヴァンス地方の住宅をイメージ。
階段の踏面は、愛犬がすべらないようコルクタイルにしています。
この写真の事例詳細はこちら:No.206 南欧の田舎屋にあこがれてゆったり暮らす
玄関側にあった階段をLDKの奥に移動し、広くなった玄関に希望だった土間スペースを作りました。
1階は和室を取り込んで広々としたワンルームのLDKにし、キッチンの横にリビング階段を設置。
印象的なのが、階段部分の大胆な幾何学模様のクロス。
お仕事で店舗デザインも手掛けるという、お客様のセンスが発揮されています。
天井や足場板を貼った土間など、木の質感が多めの空間がぐんと洗練されたイメージに。
個性的な柄も、階段スペースで使うことで目立ちすぎず、ほどよくスタイリッシュにまとまっています。
この写真の事例詳細はこちら:No.598 家族の好きな色と想いをカタチに
目次
- 【ロフトを有効活用したい】梯子や急な階段を架け替えて使いやすく
- 【階下に光を届けたい】階段の素材やカタチを工夫して明るく
- 【階段下スペースを使いたい】収納はもちろん、他の活用法も
- 【インテリアに合わせたい】見た目もこだわった自慢の階段
- まとめ
【ロフトを有効活用したい】はしごや急な階段を架け替えて使いやすく
まずは、フルリノベーションじゃなくてもできる事例からご紹介します。上がるのが不安になる急な階段や、無骨なはしごであることが多いロフトや小屋裏への移動手段。
架け替えることで、家族みんなが気軽にロフトスペースを使えるようになります。
伸縮式のはしご→インテリアにもなる階段を造作
ロフト付きの中古マンションを購入し、リノベーションしたご家族の例です。リノベーション前は、ロフトにつながるのはこのようなよくある伸縮式のはしごでした。
不安定で、見た目も無骨そのものだったはしごが、リノベーションでこんなふうに生まれ変わりました!
リビングの床に床暖房が入っていてスペースがとれなかったため、左右交互に上がる入れ違いの階段を提案。
限られた空間で無理なく上り下りできるデザインで、リビングの印象的なインテリアとしても効いています。
目線の高さはけこみ板をなくし、廊下側からも視線と光が通り抜けるように工夫しています
この写真の事例詳細はこちら:No.340 こだわりの家具といっしょに楽しむ住まい
急な階段→踏み板と手すりを継ぎ足してゆるやかに
ご親族が設計されたというお家を引き継いで、リノベしたというご夫婦。中央にある階段や、スキップフロアでゾーニングされた間取りなど、凝ったつくりが特徴でした。
ロフトにつながる階段は位置を少し変えて、もとの素材も使いながら新しく継ぎ足して造作。
今ではなかなか手に入らない貴重な材料で作られた階段の踏み板に、風合いを合わせて塗装した部材をプラス。
職人技によって、境目が分からないほど違和感なくまとまっています。
この写真の事例詳細はこちら:No.628 幼き日の原風景を切り取って…
【階下に光を届けたい】階段の素材やカタチを工夫して明るく
住宅地に建つおうちでは、2階は明るいのに1階には光が届かず暗い…というお悩みもよくあります。全ての部屋を明るく、というのはなかなか難しいですが、縦横をつなぐ役割の階段で採光の工夫が可能です。
階段を家の中心に移して吹抜けのような役割を
3人のお子様がいるご家族のリノベーションです。東西に長い形状で1階が暗かったため「広々とした明るい住まい」をいちばんに望んでいました。
そこで、まずは階段の位置を家の中心に移動。
次に、1階の玄関から2階の子供部屋まで光が取り込めるよう、光井戸をイメージした階段窓をデザインしました。
外壁を一部開口してつくった吹抜けの階段窓からは、自然光があふれんばかりに降り注ぎます。
自然の恵みに包まれて、子ども達もネコちゃんも嬉しそう!
この写真の事例詳細はこちら:No.14 家族皆で食事が出来るスペースを・・・
グレーチング素材なら踏み板も光を通す!
つづいては、築古ビルの1階と2階をメゾネットにしてつなげ、居住空間にリノベした例。
高層マンションに囲まれていて、日当たりがあまり良くないという課題がありました。
壁式RC造で大きな間取り変更は難しいこともあり、階段の位置はそのままに、光を取り込む工夫をしています。
スケルトン階段にして、横からの光を取り込むだけでなく、踏板も光を通すグレーチング素材を採用。
窓から遠い奥まった部屋にも、2階からの光が届いて明るくなりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.641 壁を生かし…Colorfull!
スチールの回り階段で明るく省スペース
上下階があるメゾネットタイプのご実家。細かく仕切られて光の入らない間取りと、五角形の形状が使いづらいことが悩みだったそう。
そこで、階段の位置を変えて、鉄骨のスケルトンに。
階段を通して上のフロアからの光と、和室と一体化させたLDKからの光を家じゅうに届けます。
玄関側にも奥の窓からの光が届いていますね。
階段下はラーチ合板の木目を見せたオープンな収納スペースになっています。
この写真の事例詳細はこちら:No.246 昭和時代の喫茶店のようないえ
【階段下スペースを使いたい】収納はもちろん、他の活用法も
階段下収納が出てきたので、階段下スペースの使い方アイデアをいくつかご紹介します。階段がほどよく隠してくれる洗面コーナー
こちらのおうちは、階段下のスペースを利用して、洗面台をつくりました。
タオルなどがしまえるカウンターはモールテックス仕上げで、朝の身支度にもつかえるよう大きめに造作。
玄関からすぐの位置ですが、このとおり、階段下にあるため玄関から丸見えにならないのもポイントです。
プライベートな場所である脱衣室に入らずに手が洗えるのは、住む人・お客様どちらにとっても嬉しいですね。
この写真の事例詳細はこちら:No.794 光あふれる暮しに Switch
子どもが使える本棚とベンチに
こちらは、子ども部屋からロフトにつながる階段に、絵本などが置ける飾り棚を造作した例。
一番下の棚はベンチにして腰掛けたり、小学校に入学した後はランドセル置き場にしたり。
成長に合わせていろんな使い方ができますね。
この写真の事例詳細はこちら:No.109 よく働き、よく遊ぶ家
ほどよい籠り感のあるワークスペースに
圧迫感のあった木製のリビング階段の場所はそのままに、デザインを軽やかなスケルトンに変更した例。
階段下は、パソコンデスクと収納棚を造作したワークスペース。
リビング内のオープンな場所にありながらも、階段の効果でほどよい籠り感もあって集中できそうです。
この写真の事例詳細はこちら:No.202 自宅ですごす時間を、快適に、楽しく。手入れも楽に
【インテリアに合わせたい】見た目もこだわった自慢の階段
最後に、せっかくリノベーションするのだからと、好みのデザインにこだわった階段をご紹介します。アイアンの手すりに、南プロヴァンスの邸宅をイメージ
ロフト付きの中古戸建てを購入、ロフト部分をなくして吹抜けにし、家の中心にあった階段を移動したおうち。
ホワイトを基調にした室内に、梁とリビング階段がインテリアの優雅なアクセントになっています。
アイアンの手すりは、オーナーさんが旅行で訪れたことがあるパリやプロヴァンス地方の住宅をイメージ。
階段の踏面は、愛犬がすべらないようコルクタイルにしています。
この写真の事例詳細はこちら:No.206 南欧の田舎屋にあこがれてゆったり暮らす
階段部分のクロスで空間に遊び心をプラス
最後は、緑豊かな環境に中古戸建てを購入し、リノベーションされたご家族の例です。玄関側にあった階段をLDKの奥に移動し、広くなった玄関に希望だった土間スペースを作りました。
1階は和室を取り込んで広々としたワンルームのLDKにし、キッチンの横にリビング階段を設置。
印象的なのが、階段部分の大胆な幾何学模様のクロス。
お仕事で店舗デザインも手掛けるという、お客様のセンスが発揮されています。
天井や足場板を貼った土間など、木の質感が多めの空間がぐんと洗練されたイメージに。
個性的な柄も、階段スペースで使うことで目立ちすぎず、ほどよくスタイリッシュにまとまっています。
この写真の事例詳細はこちら:No.598 家族の好きな色と想いをカタチに