「ルーバー」って優秀!視線をカットしつつほどよく風や光を通す
2022年7月29日(金)
新国立競技場や根津美術館など、日本を代表する建築家・隈研吾氏のデザインでよく使われている「ルーバー」。街でも和モダンの住宅で見かけますが、この「ルーバー」、デザインだけでなく機能面でもとても優れています。羽板(はいた)と呼ばれる細長い板の角度や間隔によって、視線や光・風の通り具合を調節することができるため、リノベーションでも大活躍中!そんなルーバーの取り入れ方をご紹介します。
老朽化が気になってきたこと、LD.をもっと開放的にしたい!とリノベすることに。
キッチンは位置を変えずにカウンターの開口部を一部広げました。
さらに壁の一部とドアをなくすことで、ダイニングとよりオープンにつながるように。
ドアをなくしたことで、リビングからキッチンがまる見えに。
開放感をそこなわずに視線をさえぎるために、ルーバーを設けています。
木の縦格子はLDのアクセントにも。
もしドアがあったらわずらわしいけど、ほどよく隠したい、という時に役立つアイデアです。
この写真の事例詳細はこちら:No.250 既存を利用しつつデザインにこだわってエコリフォーム!!
お店と賃貸住宅が併設されていたご実家を、お母さまと子世帯4人家族のための二世帯住宅にリノベしました。
1階を駐車場とお母様のためのLDKに、2階を子供世帯のスペースに。
玄関から直接階段をあがって2階リビングに向うのですが、階段部分にルーバーを設置しました。
このような玄関からすぐ階段、という間取りでは、階段部分がどうしても暗く、閉塞感がでてしまいがち。
壁ではなくルーバーにすることで、2階の光が届き、開放的になります。
また、つかみやすい木の縦格子は、子どもたちやお母さまのための手すりの役割も果たしてくれます。
この写真の事例詳細はこちら:No.15 家族みんなが、豊かに楽しく過ごせる空間
41平米のワンルームで、LDKと寝室が一体になったお部屋をリノベしました。
大容量の収納ですっきり暮らせるものの、やはりベッドまわりはほどよく隠したい、ということでルーバーを設置。
窓のあるベッドスペースから、光と風はリビング側まで通します。
ルーバーの隣にはもともとの収納の厚みを活かした本棚も造作。
ツーバイ材で造作したこちらのルーバーは、一枚一枚角度を変えることができます。
昼夜で光の通り具合を調節できるのは便利ですね。
この写真の事例詳細はこちら:No.308 ふたりにぴったりの木の温もりと光に溢れた住まい
お料理をすることが大好きだとのことで、キッチンの使い勝手をよくしたいというご希望がありました。
そこで、キッチンは壁をなくしてオープンに。
立つとリビングが一望できる位置です。
左奥はふすまを隔てて和室だったのですが、こちらもオープンにして、和室側の窓からの光もとりこめるように。
開放感を保ちつつ、緩やかに仕切るルーバーには飾り棚を取りつけました。
畳のまわりをアカシア無垢材でコの字型に囲み、リビングとフラットにつなげました。
ルーバーと床の木の素材感で、洋室であるリビングと和室のテイストの違いが気になりません。
窓の障子ともうまくなじんでいますね。
この写真の事例詳細はこちら:No.238 こだわりのキッチンで快適に料理!!
メゾネットタイプの中古マンション。
飛騨の家具が大好きなオーナーさんご夫婦。
それらにしっくりと馴染む、和の温もりを感じられる素朴な住まいがご希望だったそう。
玄関を入って正面の個室は、フローリングの中央に畳を埋め込んだデザインに。
玄関と個室を仕切っていた壁とドアは3枚引戸に変更しました。
ルーバーの建具はフローリングにも畳にも合う万能選手。
明るめの樹種を選ぶことで、どこか北欧のテイストも感じさせる住まいになりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.113 木のぬくもりを感じる家
リビング、和室、キッチンの仕切りをなくして開放的なLDKにしました。
リビングの一角は、ご希望の和のテイストを取り入れた書庫コーナーに。
壁面には天井までの高さの大容量の本棚を造作。
ごろんと横になって本が読めるよう、床は畳敷きにしました。
入口には本棚の幅に合わせて縦格子を入れ、開放感たっぷりのリビングのなかで、こぢんまりと籠れるコーナーに。
このように、ルーバーによって空間の開放感⇔落ち着き感を調節することができます。
この写真の事例詳細はこちら:No.180 休日はおうちカフェで・・・
広すぎて寒々しかったLDKの一部に、横になってくつろぐ事のできる上り畳和室コーナーをつくりました。
畳下は収納にもなっています。
圧巻なのは、建具全面を格子戸で造作したこと。
閉めると贅沢な大人の和モダン空間のできあがり。
開け放ってひとつの空間としても使うことができます。
面積が小さくても存在感がありますね。
閉めたときは空間の主役に、開けるとアクセントとして効かせるルーバーです。
この写真の事例詳細はこちら:No.171 あたたかく、人を迎える家
譲り受けたおうちを住みやすくしたいと相談にいらっしゃったお客様です。
最終的にリノベーションではなく建て替えを選んでできたのが、外観のルーバーがとても印象的なおうち。
住宅地ということもあり両隣にお家が建っていますが、正面に大きな窓をつくりました。
ルーバーが目隠ししているため、外からは家の中の様子は分かりません。
中には光をしっかり取り込んで、明るく開放感のあるリビングを実現。
都市の住宅密集地に住む人や、プライバシーが気になる人にはぜひマネしたいアイデアです。
この写真の事例詳細はこちら:No.666 空とつながる暮らし
【リビングに】キッチンを隠しつつリビングのアクセントに
築20年のメゾネットマンションに親子3人でお住まいのご一家。老朽化が気になってきたこと、LD.をもっと開放的にしたい!とリノベすることに。
キッチンは位置を変えずにカウンターの開口部を一部広げました。
さらに壁の一部とドアをなくすことで、ダイニングとよりオープンにつながるように。
ドアをなくしたことで、リビングからキッチンがまる見えに。
開放感をそこなわずに視線をさえぎるために、ルーバーを設けています。
木の縦格子はLDのアクセントにも。
もしドアがあったらわずらわしいけど、ほどよく隠したい、という時に役立つアイデアです。
この写真の事例詳細はこちら:No.250 既存を利用しつつデザインにこだわってエコリフォーム!!
【階段に】光を玄関まで届け、落下防止の手すりとしても
続いては、築30数年の一戸建て。お店と賃貸住宅が併設されていたご実家を、お母さまと子世帯4人家族のための二世帯住宅にリノベしました。
1階を駐車場とお母様のためのLDKに、2階を子供世帯のスペースに。
玄関から直接階段をあがって2階リビングに向うのですが、階段部分にルーバーを設置しました。
このような玄関からすぐ階段、という間取りでは、階段部分がどうしても暗く、閉塞感がでてしまいがち。
壁ではなくルーバーにすることで、2階の光が届き、開放的になります。
また、つかみやすい木の縦格子は、子どもたちやお母さまのための手すりの役割も果たしてくれます。
この写真の事例詳細はこちら:No.15 家族みんなが、豊かに楽しく過ごせる空間
【寝室に】ワンルームのプライベート空間を仕切る
結婚して数年間、築30年の中古マンションにお住まいだったご夫妻。41平米のワンルームで、LDKと寝室が一体になったお部屋をリノベしました。
大容量の収納ですっきり暮らせるものの、やはりベッドまわりはほどよく隠したい、ということでルーバーを設置。
窓のあるベッドスペースから、光と風はリビング側まで通します。
ルーバーの隣にはもともとの収納の厚みを活かした本棚も造作。
ツーバイ材で造作したこちらのルーバーは、一枚一枚角度を変えることができます。
昼夜で光の通り具合を調節できるのは便利ですね。
この写真の事例詳細はこちら:No.308 ふたりにぴったりの木の温もりと光に溢れた住まい
【和室に】木の質感が和洋のテイストをつなぐ
マンションのお住まいのご夫婦。お料理をすることが大好きだとのことで、キッチンの使い勝手をよくしたいというご希望がありました。
そこで、キッチンは壁をなくしてオープンに。
立つとリビングが一望できる位置です。
左奥はふすまを隔てて和室だったのですが、こちらもオープンにして、和室側の窓からの光もとりこめるように。
開放感を保ちつつ、緩やかに仕切るルーバーには飾り棚を取りつけました。
畳のまわりをアカシア無垢材でコの字型に囲み、リビングとフラットにつなげました。
ルーバーと床の木の素材感で、洋室であるリビングと和室のテイストの違いが気になりません。
窓の障子ともうまくなじんでいますね。
この写真の事例詳細はこちら:No.238 こだわりのキッチンで快適に料理!!
【和室に】畳にもフローリングにもなじむ和の手仕事
同じように、和洋のテイストをうまくつないだ例です。メゾネットタイプの中古マンション。
飛騨の家具が大好きなオーナーさんご夫婦。
それらにしっくりと馴染む、和の温もりを感じられる素朴な住まいがご希望だったそう。
玄関を入って正面の個室は、フローリングの中央に畳を埋め込んだデザインに。
玄関と個室を仕切っていた壁とドアは3枚引戸に変更しました。
ルーバーの建具はフローリングにも畳にも合う万能選手。
明るめの樹種を選ぶことで、どこか北欧のテイストも感じさせる住まいになりました。
この写真の事例詳細はこちら:No.113 木のぬくもりを感じる家
【畳コーナーに】リビングの一角を落ち着く蔵書コーナーに
続いてもマンションリノベです。リビング、和室、キッチンの仕切りをなくして開放的なLDKにしました。
リビングの一角は、ご希望の和のテイストを取り入れた書庫コーナーに。
壁面には天井までの高さの大容量の本棚を造作。
ごろんと横になって本が読めるよう、床は畳敷きにしました。
入口には本棚の幅に合わせて縦格子を入れ、開放感たっぷりのリビングのなかで、こぢんまりと籠れるコーナーに。
このように、ルーバーによって空間の開放感⇔落ち着き感を調節することができます。
この写真の事例詳細はこちら:No.180 休日はおうちカフェで・・・
【和室に】全面づかいでワンランク上の高級感
一戸建ての2階リビングです。広すぎて寒々しかったLDKの一部に、横になってくつろぐ事のできる上り畳和室コーナーをつくりました。
畳下は収納にもなっています。
圧巻なのは、建具全面を格子戸で造作したこと。
閉めると贅沢な大人の和モダン空間のできあがり。
開け放ってひとつの空間としても使うことができます。
面積が小さくても存在感がありますね。
閉めたときは空間の主役に、開けるとアクセントとして効かせるルーバーです。
この写真の事例詳細はこちら:No.171 あたたかく、人を迎える家
【窓の外に】外観のアクセントと、プライバシーを守る役割
最後に、一戸建てでシンボリックにルーバーを使った例をご紹介します。譲り受けたおうちを住みやすくしたいと相談にいらっしゃったお客様です。
最終的にリノベーションではなく建て替えを選んでできたのが、外観のルーバーがとても印象的なおうち。
住宅地ということもあり両隣にお家が建っていますが、正面に大きな窓をつくりました。
ルーバーが目隠ししているため、外からは家の中の様子は分かりません。
中には光をしっかり取り込んで、明るく開放感のあるリビングを実現。
都市の住宅密集地に住む人や、プライバシーが気になる人にはぜひマネしたいアイデアです。
この写真の事例詳細はこちら:No.666 空とつながる暮らし