リノベで造作!機能もデザインも秀逸な「リビングドア」
2019年12月29日(日)
「造作」といえば収納や家具がすぐ思い浮かぶかもしれませんが、リノベーションではインテリアに合わせて、使い勝手のよい建具を造作するのが人気です。というのも、建具は光を導いたり、視線をさえぎったりと役割も多く、造作ならその案配を自由に操れるだけでなく、インテリアに合わせて好みの色やかたちにすることもできるから。とくに、過ごす時間の長いリビングのドアを造作する人はとても多いんです。以前もご紹介しましたが、新たに事例を集めてみました。
ガラスの面を大きく、光をたっぷり導く三枚引き戸
最初は「光を採り込む」という役割をめいっぱいもたせたドアをご紹介します。
築27年の戸建てを相続し、リノベされたご夫婦。
課題であった暗さを解消するため、家の真ん中にあった階段を南側に移動しました。
階段室の吹抜けを通して、窓からの光を家じゅうに届ける間取りを再構成しています。
階段からリビングに入るドアは光を採り込むために、ガラス面の大きな引き戸を造作しました。
三面分を引き戸として、向かって左は階段へ、右側はバルコニーへとつながっています。
バルコニーへの床はグレーチングを採用し、窓からの光が1階まで届くように配慮。
閉めた時の収まりもぴたりと美しく、インテリアに調和するのは造作ならではですね。
上記事例詳細はこちらから
No.607 光を感じて暮らす
光は通してプライバシーは守る模様ガラスを取り入れて
つづいてはマンションです。
もとはマンションの中部屋で一般的な、リビングが日当たりのいいバルコニー側、廊下を挟んで反対側に玄関、という間取り。
こちらのお家も玄関スペースを広げ、土間収納を拡張したものの、なかなか光が入りづらい場所でした。
そこで、玄関右手の広げた開口に引き違い戸を造作。
ガラス面を大きくしたので光は通すものの、採用したのは模様のはいった半透明ガラス。
そのため、来訪者の視線がリビングに届くことはありません。
開け放つと、マンションとは思えないほど伸びやかな玄関空間に。
家全体の「大人シック」というテーマに合わせて塗装したダークな色合いも素敵ですね。
上記事例詳細はこちらから
No.615 ~吹き抜ける風まで「機能美」に~
親子ドアで光と視線を細やかに調節
こちらはワイドスパンのマンション。
角部屋に多いワイドスパンでは、玄関から廊下が短くすぐリビング、という間取りになりがちです。
こちらのお家もそうで、玄関からの視線がまっすぐリビングに届いてしまいます。
隠したいけど、リビング側の明るい光は玄関に入れたい、ということでリビングドアの出番。
親子ドアにすることで、3段階に空間のつながりを調節できます。
ガラスは人気のチェッカーガラス。
どこかレトロな味わいもあり、自然素材ともナチュラルに馴染んでくれます。
上記事例詳細はこちらから
No.689 風の吹き抜ける場所
北欧インテリアの定番色で落ち着いた空間に
塗装といえば、ブラウン系の色以外で一番人気の色は何色なのでしょうか?
答えはこちら、ブルーグレーです。
グレーよりも少し優しげ、だけど甘すぎない、という絶妙の色味で、無垢の木や漆喰の壁ともよく馴染みます。
階段室からはこんな感じ。
半透明のガラスで、リビングの光を階段室に届けるという役割もしっかり果たしています。
ほどよくマットな質感もいいですね。
上記事例詳細はこちらから
No.690 住み継ぐ 下町のくらし
「青が好きなんだ」と気付かせたリビングドア
造作は高い!と思われるかもしれませんが、天然木を使った、デザイン・樹種・サイズがかなり幅広く選べるセミオーダー品の建具もあります。好きな色に塗装して、インテリアのアクセントとして楽しむことも可能です。
築35年のRC造のマンションですが、アンティークな雰囲気がお好きなお客様のイメージを実現。
無垢フローリングや化粧梁、造作家具など、使い込んだような味わいを感じる色味に仕上げています。
リビングドアは、目の覚めるようなブルーに塗装しました。
リノベーションを機に、奥様は「自分は青が好きなんだ!」と気付いたそうです。
青といえば、国民的アニメのネコ型ロボット。
子どもの頃に憧れたひみつ道具として、ドアも登場しますね。
どこにでも連れて行ってくれそうな、そんな夢のあるドアができあがりました。
上記事例詳細はこちらから
No.627 子どもと一緒に夢見る家
デザイン違いで並べることで生まれるリズム
最後は建売の新築戸建てを、自分たち好みにリノベーションしたお家です。
新築ということで間取り変更はほとんどせず、構造や設備・配管は現状維持。
建売の雰囲気を一掃するためフローリングやキッチンカウンターに無垢材を採用しました。
階段の手すりやキッチン収納のハンドルなど、各所にアイアンをアクセントとして効かせたインテリア。
こちらの建具もセミオーダーのリビングドア。黒に塗装してシックにまとめています。
左が玄関に、右が洗面につながるリビングドアで、それぞれデザインを変えたものを選びました。
玄関側は、光を多めに通すように、上半分をチェッカーガラスのデザインに。
洗面は上部に最低限の灯り採りでガラスを入れたものに。
場所に応じて機能を変えつつ、見た目の美しさや統一感も保っています。
上記事例詳細はこちらから
No.681 新築建売→リノベ
まとめ
リノベーションするなら、よく使うリビングドアだけでもぜひ取り入れてほしい造作建具。
場合によっては、既存のドアを使いながら塗装などで雰囲気を変える…という裏技もあるので、番外編としてご紹介させてください。
こちらのお家は、和室との間のドアを、もとのお家のダイニングキッチンとリビングの間にあったルーバー戸を塗装したものに入れ替えました。
ドアから引き戸のルーバーになることで雰囲気も軽やかに、通気性も使い勝手もアップ。
お客様のご両親が大切にされていたお家の雰囲気も残すことができました。
上記事例詳細はこちらから
No.640 面影を残し、お気に入りを詰め込んで…。
リノベーションでは、このようにあらゆる方向から住みよく、ムダなく進める方法を探っていきます。そのため、希望や試してみたいことは、何でも臆さずご相談ください。住みやすさもデザインもコストも妥協せず、納得のいくお家を一緒につくり上げましょう。
ガラスの面を大きく、光をたっぷり導く三枚引き戸
最初は「光を採り込む」という役割をめいっぱいもたせたドアをご紹介します。
築27年の戸建てを相続し、リノベされたご夫婦。
課題であった暗さを解消するため、家の真ん中にあった階段を南側に移動しました。
階段室の吹抜けを通して、窓からの光を家じゅうに届ける間取りを再構成しています。
階段からリビングに入るドアは光を採り込むために、ガラス面の大きな引き戸を造作しました。
三面分を引き戸として、向かって左は階段へ、右側はバルコニーへとつながっています。
バルコニーへの床はグレーチングを採用し、窓からの光が1階まで届くように配慮。
閉めた時の収まりもぴたりと美しく、インテリアに調和するのは造作ならではですね。
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No.607 光を感じて暮らす
光は通してプライバシーは守る模様ガラスを取り入れて
つづいてはマンションです。
もとはマンションの中部屋で一般的な、リビングが日当たりのいいバルコニー側、廊下を挟んで反対側に玄関、という間取り。
こちらのお家も玄関スペースを広げ、土間収納を拡張したものの、なかなか光が入りづらい場所でした。
そこで、玄関右手の広げた開口に引き違い戸を造作。
ガラス面を大きくしたので光は通すものの、採用したのは模様のはいった半透明ガラス。
そのため、来訪者の視線がリビングに届くことはありません。
開け放つと、マンションとは思えないほど伸びやかな玄関空間に。
家全体の「大人シック」というテーマに合わせて塗装したダークな色合いも素敵ですね。
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No.615 ~吹き抜ける風まで「機能美」に~
親子ドアで光と視線を細やかに調節
こちらはワイドスパンのマンション。
角部屋に多いワイドスパンでは、玄関から廊下が短くすぐリビング、という間取りになりがちです。
こちらのお家もそうで、玄関からの視線がまっすぐリビングに届いてしまいます。
隠したいけど、リビング側の明るい光は玄関に入れたい、ということでリビングドアの出番。
親子ドアにすることで、3段階に空間のつながりを調節できます。
ガラスは人気のチェッカーガラス。
どこかレトロな味わいもあり、自然素材ともナチュラルに馴染んでくれます。
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No.689 風の吹き抜ける場所
北欧インテリアの定番色で落ち着いた空間に
塗装といえば、ブラウン系の色以外で一番人気の色は何色なのでしょうか?
答えはこちら、ブルーグレーです。
グレーよりも少し優しげ、だけど甘すぎない、という絶妙の色味で、無垢の木や漆喰の壁ともよく馴染みます。
階段室からはこんな感じ。
半透明のガラスで、リビングの光を階段室に届けるという役割もしっかり果たしています。
ほどよくマットな質感もいいですね。
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No.690 住み継ぐ 下町のくらし
「青が好きなんだ」と気付かせたリビングドア
造作は高い!と思われるかもしれませんが、天然木を使った、デザイン・樹種・サイズがかなり幅広く選べるセミオーダー品の建具もあります。好きな色に塗装して、インテリアのアクセントとして楽しむことも可能です。
築35年のRC造のマンションですが、アンティークな雰囲気がお好きなお客様のイメージを実現。
無垢フローリングや化粧梁、造作家具など、使い込んだような味わいを感じる色味に仕上げています。
リビングドアは、目の覚めるようなブルーに塗装しました。
リノベーションを機に、奥様は「自分は青が好きなんだ!」と気付いたそうです。
青といえば、国民的アニメのネコ型ロボット。
子どもの頃に憧れたひみつ道具として、ドアも登場しますね。
どこにでも連れて行ってくれそうな、そんな夢のあるドアができあがりました。
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No.627 子どもと一緒に夢見る家
デザイン違いで並べることで生まれるリズム
最後は建売の新築戸建てを、自分たち好みにリノベーションしたお家です。
新築ということで間取り変更はほとんどせず、構造や設備・配管は現状維持。
建売の雰囲気を一掃するためフローリングやキッチンカウンターに無垢材を採用しました。
階段の手すりやキッチン収納のハンドルなど、各所にアイアンをアクセントとして効かせたインテリア。
こちらの建具もセミオーダーのリビングドア。黒に塗装してシックにまとめています。
左が玄関に、右が洗面につながるリビングドアで、それぞれデザインを変えたものを選びました。
玄関側は、光を多めに通すように、上半分をチェッカーガラスのデザインに。
洗面は上部に最低限の灯り採りでガラスを入れたものに。
場所に応じて機能を変えつつ、見た目の美しさや統一感も保っています。
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No.681 新築建売→リノベ
まとめ
リノベーションするなら、よく使うリビングドアだけでもぜひ取り入れてほしい造作建具。
場合によっては、既存のドアを使いながら塗装などで雰囲気を変える…という裏技もあるので、番外編としてご紹介させてください。
こちらのお家は、和室との間のドアを、もとのお家のダイニングキッチンとリビングの間にあったルーバー戸を塗装したものに入れ替えました。
ドアから引き戸のルーバーになることで雰囲気も軽やかに、通気性も使い勝手もアップ。
お客様のご両親が大切にされていたお家の雰囲気も残すことができました。
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No.640 面影を残し、お気に入りを詰め込んで…。
リノベーションでは、このようにあらゆる方向から住みよく、ムダなく進める方法を探っていきます。そのため、希望や試してみたいことは、何でも臆さずご相談ください。住みやすさもデザインもコストも妥協せず、納得のいくお家を一緒につくり上げましょう。