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オリジナル造作家具

2018年11月30日(金)
工事部、施工管理の松田です。
前回はタイルと造作の収まりについてでしたが、今回は造作家具をご紹介します。

造作家具というとキッチンカウンターやデスク、収納棚などがポピュラーですが、こちらではソファを造作しました。
工事部ブログ|造作ソファ
工事部ブログ|造作ソファ


壁をくり抜いた中にシートを入れ、サイドには背もたれの高さに合わせたカウンター。
ちょっとしたものが置ける飾り棚も左右につくりました。
工事部ブログ|アンティークペンダントライト
天井は板張りで、内部にはお客様が購入されたトルコのアンティークペンダントライト。
まるで隠れ家のようです。


座面下の板張りとソファ外周の壁面は白と水色の塗装、枠とソファ内部の壁面は珪藻土と、この面だけで3種類を塗り分けています。
工事部ブログ|造作ソファ 図
ソファ座面下の羽目板は、すべて同じ幅になるよう、1枚12mm+隙間の3mmから導いたサイズに。
アシスタントプランナーからも細かい申し送りがあるため、大工さんと調整して実現していきます。


もっとも試行錯誤したのが、ソファの枠のこのカーブ。
工事部ブログ|造作ソファ
外側と内側のカーブの角度が異なるため、同じように作ることができません。
どのようにすれば美しく実現できるか、あらかじめ材料を何種類か用意したうえで、現場で調整を重ねました。
この場合は外側を12mm厚の曲げベニヤで、内側は4mm厚のものを重ねて、少しずつずらしながら角度を作っています。

同じお宅でこのようなカーブの造作も行いました。
工事部ブログ|猫のトイレを置くスペース
これは猫ちゃんのトイレを置くスペース。
猫ちゃんたちが安心できること、目立たないこと、ニオイの影響が少ないことを考慮して、壁を凹ませたかたちになっています。

もちろんソファも猫トイレスペースも、枠はカーブにせず、直線のままでも機能には影響はありません。
でも、お客様がスタイル工房を選んでくださった一つのポイントは「デザインも住み心地も、自分たちだけの住まいを実現してくれる」と期待したからだと思っています。
その期待に応えてプランナーが作ったプランは、細部までお客様のためのもの。
ときには「できません」と言う大工さんと一緒に“どうしたらできるのか”代案を出しつつ一緒に作業していきます。

工事部ブログ|キャットステップ
TVボードに組み合わせて、ソファ隣にはキャットステップも設置。


指示書に図解された猫通路も、猫の体格に合わせたサイズと形になっています。
工事部ブログ|指示書
工事部ブログ|リビング
ソファ座面とTVボードの高さ、枠と棚板もぴったり同じ高さです。
この納まりの美しさは、まさに造作の醍醐味といえるでしょう。
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