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排水管が詰まる前に

2024年9月9日(月)
こんにちは。メンテナンスチームです。
私たちのチームでは、当社で行ったリノベーション箇所のアフターフォローから、それ以外のお住まいのお悩みまで、「『安心で素敵に暮らす』を守りたい」をモットーに、日々ご相談を承っています。



本日の話題は、排水管のメンテナンスについて。
排水漏れがあった場合、そのまま放っておくとカビが生えたり、建物の劣化などにも影響がでてきてしまいますので、早めの対応が肝心です。

以前、「リノベーションで給排水管を新しくしたのに、なんだか水のスムーズに流れていかない気がする」「水を流すと、ポコン・ポコンという音がする」そんなお問い合わせがあり、お住まいにお伺いしたことがありましたが、排水管の汚れが詰まりの原因でした。汚れを落とし解消されましたが、新しくした排水管であっても、日ごろのメンテナンスを怠ると汚れは蓄積されていきます。「あれ?」と異変を感じたら、すでに詰まりはひどくなってきている証拠。そうなる前に「日ごろの細かなメンテナンス」こそが重要なのです。

例えば、キッチンの場合。
詰まりの原因の多くは「油」です。



フライパンや食器に残った油、お肉料理ででてきた脂が排水管内で冷えて固まってしまい、水の流れを悪くしてしまうのです。食器を洗う際のお湯で溶けて流れる場合もありますが、最近は食洗器を使用するご家庭も増え、食洗器の配管につながるまでのシンク下の配管で詰まってしまう、そんな事も。
そうなる前に、日常でできる予防方法として、市販のパイプクリーナーを定期的に使用したり、50°のお湯をシンクに溜めていっきに押し流すなどがおすすめ。ただし、熱湯を流すと排水管を傷めることになりますのでご注意ください。

お湯を溜めるとき、開口に合う食器があればそちらで。ない場合は、「ラップ+タオル+重石(水の入った水筒使いました)」で代用も。浮力で浮いてしまうので、その際ラップが配管に流れないように気をつけましょう。

お風呂の詰まり原因は主に「髪の毛」。そして「石鹸カス」や「皮脂」等です。



髪の毛を放置しておくと悪臭にもつながるので定期的に蓋を開けて取り除き、パイプクリーナーでスッキリさせましょう。

下は髪の毛が詰まってしまった現場の写真。


左:流水試験 右:詰まりを解消したあと

日常的なメンテナンスのほかに、ぜひ高圧洗浄もぜひご検討ください。
高圧洗浄は、強力な水圧の噴射で溜まったつまりの原因や汚れをいっきに押し流します。マンションの場合は管理組合から年に一度、全戸で実施する事もあるかと思います。それぞれの住まいの排水口にノズルを入れて水圧をかけて汚れを流していきます。

戸建ての場合は室内の排水口からと、室外の排水桝にノズルを差し込み洗浄。排水桝は汚れが蓄積されていくので、定期的な清掃は必須です。「詰まってから対処する」のでは余計な手間がかかってきます。所要時間はだいたい3時間程度。面倒くさがらずプロに依頼しましょう。



リノベーションで、給排水管を新しくしても日ごろのメンテナンスこそが重要。困ってからではなく困ることのないよう、メンテナンスを続け永く安心して暮らせるお住まいを目指しましょう。


 
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