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Vol.21<中編>借地権(しゃくちけん)付き物件ってなに?

2020年9月22日(火)
新築もいいけど、好きな街で、オリジナルの暮らしがしたいなら中古を買ってリノベーションするのがおすすめ!
でも、中古物件ってどうやって探せばいいの?というギモンにお答えします。
今回は、土地の権利についてです。

中古物件の条件欄にたまに見る「借地権」という文字。
「お買い得かも!」と思った物件に見ることも多いので、名前はご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
でも、「借地権」っていったいなんなのでしょうか?

前回のブログ:Vol.21<前編>借地権(しゃくちけん)付き物件ってなに?

不動産ブログ|借地権


【借地権のメリット1】物件価格が安い

最初のメリットは、借地権付きの物件は所有権のマンションに比べて2〜3割程度、価格が安いという点です。

通常のマンションでは土地の所有権と建物の区分所有権を購入することになりますが、
借地権付きのマンションの場合は、土地は地主から借りるといったかたちになるため、土地の取得費用がかかりません。
土地の取得費用がかからない分、所有権のマンションに比べて価格が安くなるのです。


【借地権のメリット2】土地取得税、固定資産税、都市計画税がかからない

借地権のマンションの場合、土地の所有権は地主のままなので、マンション購入者には土地の取得税がかかりません。
また、土地の登記にかかる費用や、毎年支払う固定資産税や都市計画税が土地の分についてはかからないといったメリットもあります。


借地権のマンション特有の費用

一方で、地主に対して毎月支払う「地代(土地の使用料)」がかかったり、借地権終了後、建物を解体するためにかかる費用の積立金である「解体積立金」といった費用が別途かかってくる場合があります。

マンションによって設定されている金額が異なるので、借地権付きの物件の購入を検討する際には確認しましょう。


借地権のマンションは買わない方がよい?

このとおり、借地権のマンションは価格をはじめ、さまざまなメリットがあります。

しかし、多額の費用をかけてリノベーションをすれば、そこに永く住み続けたいと思うのではないでしょうか。
リノベーションをしたマンションには、普通のマンション以上に「愛着」が生まれます。
契約の残存期間にもよりますが、リノベーションを検討されている方は、所有権のマンションを購入した方がよいかもしれませんね。

旧法借地権のマンションであれば契約更新ができるので、通常の所有権のマンションと大きな差異はありません。

*写真はイメージです
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